梅雨にも入り、週間天気をみても先の天気が毎日変化して、先の予定が立てにくい季節になりました。
来週はお天気の日がつづくみたいだけど、このまま梅雨明けにはならないようにとも思いながら、晴れマークがつづくとうれしいです。
さて、ジメジメとムシムシとしてくると、どうしてもドライヤーをかけることがおっくうになってくると思います。
しかし、こちらの記事でもすこし触れたのですが、「毎日きちんと乾かすこと」はすごく大切なんです。
なぜかというと・・・。
この季節に入ると「食べ物の傷み具合」を気に始めませんか?
生ものは早く食べないといけない。
乳製品の賞味期限をやたら気にしたり。
洗濯物のにおいやお風呂場のカビなんかも気になって、エアコンをドライにして扇風機を回して・・・とかね。
そうなんです。
髪も頭皮も「濡れているとき」がいちばん嫌いなときで、別の言い方にするとデリケートなときとも言います。
ではまず、【髪の毛の仕組み】から。
髪の毛というモノは三層構造になっていて、いちばん外側は、誰もが知っている「キューティクル」です。
そのキューティクルは根元から毛先にかけて、瓦のように重なって、ウロコみたいに隙間なく、その二層目の組織を守ってくれています。
キューティクルもまた何層構造になっていているんですが、キューティクル同士が重なっているところは、実はスポンジみたいな仕組みをしていて、水分を含むとキューティクル1枚1枚に隙間ができるようになります。
だから、濡れているときの髪の毛はブラシが通りにくくなるのは、キューティクルがススキの穂みたいに広がるからなんです。
ちょっとイメージしにくいですかね笑。
二層目の組織は、髪の毛の栄養や水分、髪の毛の質、あとは髪の変形組織(パーマやカラーの反応をするところ)になっています。
キューティクルが濡れて隙間をつくるのは、二層目に水分を補給するためでもあります。
そのためにも、髪を洗ってすぐドライ乾燥はしないで、ドライヤーをかけて瞬時にキューティクルを整えながら乾かしてほしいんです。
ポイントは、キューティクルは根元から毛先にかけて瓦のように重なっているから、ドミノを倒していくイメージで、ドライヤーの風をあてるようにしてください。
ただ、注意しないといけないのは、根本は生まれたばかりの髪の毛、毛先は髪の長さの分、長く生きているのでドライヤーの風を当てすぎると乾燥しすぎてしまいます。
人間とおなじです笑。
なので、ピチピチしている根元を先に乾かすようにしましょう。
髪を持ち上げて、隙間を作って、ドライヤーをふりながら、ヤケドしないようにしてくださいね。
たまに、送風にしながら乾き具合を確かめて、しっかり乾かしてください。
けど、よく「ドライヤーこそが乾燥の元」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それはむかしの話。
キューティクルは熱によって、キレイに隙間を失くしていき、つやを取り戻します。
たぶんね、すこし気にしながら乾かしているとわかってくると思いますよ。
髪の毛はしっかり乾くと、すこし硬くなります。
濡れてる感覚がなくなったあと、あと少しだけドライヤーを気持ち熱を与え続けてみてください。
つやも変わるし、収まり方も変わってきます。
そうそう、タオルドライをしてそのまま放置したとき、次の朝は寝ぐせもついて、爆発してしまうのは、髪が乾ききっていなくて、キューティクルも開きっぱなしになってしまうからです。
髪の毛は死んでいる細胞なので、毎日のケアが大切です。
ちょっと長くなったので、【頭皮の仕組み】はまた今度。
お風呂上りにすぐ乾かすと、また汗かいちゃうかもなので、エアコンが効いているリビングで涼みながらでもやってみてください。
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