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Dandelion~美容師の生活~

ヒトのために地球のために自分ができること

シンプルなのだ。

2009-08-05 08:02:01 | 美容師のわたし

これは、美容師1年生の時に思ったこと。

私が最初に通っていた美容室は小さな駅にある街の美容室。
それでもね、週末となると店長もスタイリストもテンパルほど忙しくなったものでした。
そうなると私たちアシスタントの出番!
普段、ひとりではさせてもらえない仕事を任されたり、沢山のお客さんと触れ合うことができて
私にとって忙しい週末は楽しい時間でもありました。

そのとき、ふぅ~と思ったのです。

私たちアシスタントは単なる「猫の手」じゃないんだ~。
スタイリストが全部できるものだけど、アシスタントがいることによって
沢山のお客さんをキレイにできるんだぁ。
・・・喜んでもらえるんだな。

てね。

そうやって思った日から、自分がそこにいる意味がわかった気がしました。


スタイリストが偉いんじゃない。
アシスタントはただの使いっぱでもない。

どっちでもとにかくお客様が喜んでもらえるように
務めればいいだけなのだ。


自分の役割の中で
できることを一所懸命にすればいいだけ。


日常or特別。

2009-06-30 00:26:30 | 美容師のわたし

美容室に行くこと。

美容師になる前は、『特別』なことでした。
ベターだけど、失恋したとき、気分変えたいとき、新しいことを始めるとき・・・と
何かのきっかけで行くことがほとんどでした。

今あるイチバンのお気に入りの洋服を選んで、いつもよりメイクをしっかりして、『特別』にオシャレして出掛けたものです。

そして、その帰りには、新しいヘアスタイルに合わせてアクセサリーや洋服を何かひとつだけ買って行きました。やっぱりここにも『特別』を込めてたかな。

けどね、美容師の立場に立ってからは、美容室行くことがその人にとって『日常』であってほしいなって思います。

ただ、ただの『日常』じゃなくて、なんかちょこっと嬉しい、happpyになる『日常』です。
生活の一部になりながらもホッとするようなそんな『日常』。

髪はカラダの一部。
命とは無関係な部分だけど、そこをキレイにすること、大切にすること。
それがあたりまえの女性って素敵だなと思います。

だから、『特別』より『日常』にあってほしい。

そう思える場所を作れるよう、そう思える人になれるよう、
まず自分のから大切にしていきます。


花屋にあるような豪華な花じゃなくていい。
道端にあるような誰もが知っている花でいい。
そんな存在がちょうどいい。


感謝です。

2009-05-19 06:41:31 | 美容師のわたし


母親の髪のcut。

美容師になろうと思ってから、ずっと切っています。
オーダーなんて聞きません。
聞いたってわかんないし、そう切れないし(笑)

切りながら『あ、かわいくなったよ。素敵よ☆』と、伝えながら。
時間にして・・・2時間、3時間。
ただ、ずっと座ってるのもきっと大変。

けど何も言わず、毎回切らせてくれます。
結して、オシャレな母親ではありませんが、正直な気持ちを教えてくれます。

私のイチバンのお客様です。
本当にありがたい、大切なお客様です。

今月切りに行ったとき、初めてオーダーを聞いて、1時間かからずcutすることできました。
母親も私も『素敵☆』って思えるスタイルにすることができました。


おかあさん、いつも本当ありがとう。
アタシ、もっとがんばるね。
見ててください。


2009-05-14 01:48:35 | 美容師のわたし


この短い人生の中で、さまざま仕事をしてきました。

美容師はもちろんのこと、食堂の皿洗いから、ウエイトレス。
デスクワークから牛の世話まで。

あるとき、思ったんです。

そのとき、そのときで『手』がちがうって。

私自身のモノなのに、とても面白く、不思議で、けど、すごく興味深かった。

牛の世話をしてたときは、がっしりとたくましい手
デスクワークしてたときは、スッとほっそり女性らしい手
そして、美容師のときは・・・

いびつな手


先日久し振りに1日美容師でいたら
その夜ふと見た手が懐かしいカタチしてたんです。


たしかなこと。

2009-05-12 23:32:44 | 美容師のわたし


『ひとりで美容師やっていこう』と決めて、早半年が経ちます。
正直、最初に立ててた計画通りには進みません。
気持ちに迷いが出たり、自分に甘さが出たり、不安になったり焦ったり・・・。

けどここに来て、美容師をやっていく中で、ひとつ『たしかなこと』を見つけることができたのです。
これからずっと持ち続けていく『たしかなこと』を

それは・・・

私は、女優オードリー・ヘップバーンのような女性を作りたいんだということです。

彼女のようなスタイルを作るって訳ではありませんよ。
彼女のような雰囲気をかもし出すスタイルを作っていくということです。

クールでありながらも、少女のような雰囲気があったり
女性らしさの中に強さがチラッと見えたり
エレガントなのに、どこかキュートなところがあったり

彼女は女優として演じることに、自分の容姿に、すごくコンプレックスを持ってたそうです。
しかし、彼女の演じている姿、表情には、女性が抱く気持ちをベールをかけることなく表現されてると私は思います。

すごく自然で、素直で、自由がある。

彼女はあの美貌と演技力で、多くの人に愛され、時代を超えて今もなお、変わらず愛され続けている。

けど、彼女だけが特別ではないと思います。
彼女が見せる表情・雰囲気は、すべての女性が持っているモノだと私は思っています。

それを表現できるスタイルを探し続け、作り続けていくこと。

それが、私が美容師としてやりたい『たしかなこと』

ひとつまた明確になって、ハサミの入れ方が変わってきました。


『ある一人のお客さんのためだけにずっと作り続けている。
あの人が“美味しい”と言ってくれるような蕎麦を・・・』

ある蕎麦職人さんが言った言葉です。

なんかちょっと通じるものを感じました。


奮闘中!

2009-03-16 15:17:28 | 美容師のわたし
毎日、髪を切っています。

といっても、今はもっぱら「ウィッグ」の髪を切っています。
美容師さん、美容専門生の家にはきっとひとつはあるであろう、生首の人形の髪を。
(こう書くと、やはり恐ろしいものですな・・)

自分で今日は「こうゆうスタイル」という課題を作って、マニュアル引っ張ってきて、それと自分のスタイルを融合しながら切り始めます。

こうやって髪を動かしたいから、こう切って、ここはボリュームを出したいから・・・・

おうおう、カタチがなってきた

しかしね、おっと何かを感じて、その感じたままハサミを入れ始めると・・・

こっちの方が好きなカタチかも。

じゃぁ、同じように切ってみよう!
・・・しかし、考え始めると、自分がどうやってきったのかわからないのです

あはは。ダメだこりゃ。


スタイルって、家を作るように設計図があります。
けど、髪は常に動くもので、設計図どおり作っても、そのように動かないことがあります。
設計図どおりに切っても、その子がかわいくならないときがあります。
だからね、いっぱい感じていっぱい切って、いつか自分が描いたスタイルのようにどの髪も動くようになったらいいなって、日々頑張っています。

さ、今日もまた生首相手に髪を切ります(笑)

やりたいんです!

2009-03-12 17:41:59 | 美容師のわたし

私の美容は、以前勤めていた先生の影響が大変大きいです。

お店を辞めてからだいぶ経ちますが、今でも、もし、今の私だったらもっと違うカタチで先生と仕事できたのかなと思いうことがあります。

そして何より小さなお店ではありましたが、お客様を最高な環境でお迎えするものが揃っていました。

残念ながら、今の私には手に入れることができないものです。。。。

それを思うと、やっぱりお店で働くことのメリットというのは本当に大きなって。


けど、そこを選ばず、ひとりで歩む道を選んだ。

できる、できないじゃなくて、『やりたいんです!』


フリーター出身の役者がいる。
サラリーマン出身の歌手がいる。
会社員経験なしの社長もいる。

派遣社員しながらの美容師がいたって、いいじゃないか。

あは。あるものを読んで、触発されちゃいました


自分が大切にしたいもの大切にして、やりたいことやっていきます。
もちろん、それがヒトの幸せにつながりますようにと願いながら。


1の実戦経験が、100の練習に勝る

2009-03-05 00:59:57 | 美容師のわたし
これはとあるメジャーリーガーの言葉。

胸に突き刺さりました。

何をしてても自分は美容師だという感覚は、いつもあります。
考えてないときはないくらい、今の仕事してても街歩いてても、知らずそのことだけ考えている自分がいます。

しかし・・・技術的には、まったくです。

美容師もおんなじ。営業がイチバンの勉強になるし、技術アップにつながります。
特にワインディングは、1日休むと3日後退するって言われます。

それをわかってても、今の道、選びました。

技術以上のものを大切にしないと、自分は美容師でいられないと。
けど、技術もないと美容師じゃない。

自分で選んだ以上、やっていく。
ただ、それだけ。


しばしお待ちを。

2009-01-10 19:28:06 | 美容師のわたし

blogは始めて2ヶ月。
いろんなこと語ってまいりました。

がしかし、カテゴリーを見て・・・ひとつだけ【0】のモノがある。

【髪のこと、肌のこと】

忘れてたわけじゃないのですが、今ひとつしっくりするモノが書けずにいたのです。
大切なことだからこそ、納得いかないものは投稿できないなと。

しかしやっとここにきて、ひとつの方向性が見えてきました。
只今ネタ作りに励んでおります。

自分の髪と肌、なんか大切にしたくなる。
毎日、ちょこっとだけ手をかけたくなる。

・・・そんなものが書きたいなと思います。


遅いことはありません。気づいた今がスタートなのです。

始めます!

2009-01-09 07:22:00 | 美容師のわたし

hair cutしてるとき、見るのって本当に楽しいものです。
ハサミを入れるたびに、顔が変化していく。

自分で言うのも変ですが、「可愛く」変化していく。

そのプロセスを見るのはドキドキものです。

しかし、先日のhair cut。
メガネで行ったのです。・・・・そう、hair cut中、何も見えなくなります。

そしたら、不思議。
別の感覚が、冴えてきたんです

見えないはずなのに、なぜそこにハサミを入れて行ってるのか、手に取るようにわかったのです。
これもまた、オモシロイ

しかし・・・

・・・あれ?・・・・・・・あれあれ?

『なぜ?』がふたつ。

そのときはわからなかった。
けど、わかりました。

なぜ、そこに違和感を感じたのか・・・。

hair cutの練習をすること、なぜだか躊躇してたんです。

けどこの『なぜ?』がわかって、自分の作りたいスタイルのフォルムがわかって、あの先生の好きなスタイル、他と何が違くて、あんなに女性をキレイに見せているのか・・・・わかりました。

できそうです

私のhair cutが。


カタチを作る練習ではなく、スタイルを作る練習始めます