特集 惑星研究最前線
冥王星も一員であるカイパーベルト天体と呼ばれる小天体群の中には偶然の一致とは考えられないほど似た特徴の軌道を持つものが存在する。それら天体の軌道は未知の『惑星X』の重力の影響を受けて調整された可能性があり、熱心な探索が続いている。去る1月、米カルフォルニア工科大学のグループは冥王星に代わる真の『第9惑星』が存在すると発表したが、これもそうした研究の1つだ。太陽以外の星を周回する『系外惑星』の研究も新たな展開を見せている。土星をはるかにしのぐ巨大リングをもつ系外惑星が見つかり、そのリングの間隙の中に火星サイズの衛星が存在するらしいこともわかった。系外惑星は天文学の最もホットなテーマのひとつ。現在の研究の隆盛は約20年前、天文学者も驚くような姿の系外惑星第1号が発見されたことに端を発する。発見までの歩みを発見者当人が語った...
太陽系もまだまだ判らない事が多いですなあ...というか、ここまで遠いと(セドナとか公転周期1万1400年て...)太陽系の一部という感覚が少ない気もしますが...
昆虫の脱皮にヒント - 遺伝子スイッチ
様々な遺伝子疾患を治すために正常に機能する遺伝子を患者に導入する遺伝子治療は期待の先端医療だが、初期の試みは問題続きだった。導入遺伝子を目的の場所で適切に活性化させる制御ができなかったのが一因だ。そこで、治療用遺伝子にスイッチを取り付け、必要に応じて活性を確実にオン・オフする研究がすすんでいる。1つは昆虫の脱皮に注目したもの。エクジソンという『脱皮ホルモン』が、脱皮に関する様々な遺伝子を起動するマスタースイッチになっており、この仕組みを人間用に手直しした。がん免疫療法と組み合わせた米国での臨床試験で有望な結果がでている。リボザイムというRNAを用いて遺伝子の発現を制御するアプローチもある...
なるほどねえ...ところで記事とは関係ないですが、人間もだっぴできたらさぞ気分がいいでしょうね。成長過程ではなく、年齢を重ねた皮膚を脱ぎ捨ててまっさらな肌になるとか...