初めてのお店で大好きな人を聴く、というミッション。せっかくなので、観光も乗せてしまおう。当初ひとりででかけるつもりだったのが、お連れができたので、二人で。
検索してみたら、案外近い犬山。まずは名古屋まで新幹線で。
名古屋までってすぐ、なのよね。名鉄に乗り換えようと駅に着くと、待機場所がいくつもあって前にその種類が書いてある。この写真をSNSに載せたら、たくさんの人が、「名鉄の名古屋駅は使いにくい」と言ってた。慣れてない私たちならなおのこと。
犬山駅到着。実は、一つ手前の犬山口という駅は、服部天神より寂れていてどんな田舎に着くんやろ、と思ってたけど3つの路線が一緒になる大きなターミナルだった。
目星をつけて降りる。たいへんいい天気でもちろん暑い。
まずは、目的地『珈琲ふう』へ。今日の予定は、そこでランチをいただき、その後荷物を置かせてもらって観光し、戻ってライブを聴く、ということ。お店の前の通りは風情のあるものだった。
ランチの看板とライブのフライヤーを確認
きょうのお昼ごはん飲み物付きをお願いした。
さて、出発だ。まずは国宝犬山城を目指して。お店の前の通りは、お城からまっすぐの本町通へ突き当たる、魚新通りの途中にあるので、まずは本町通まで。
真光かと思ったら、真先だった。後でわかるのだが、祭りの山車を収めてある場所のようだ。
ふうのある場所は魚屋町
町にふつうに本屋さんがあるって幸せなこと
シャッターが下りてるだけなのか、閉店してしまったのか。
これは歴史があるな、な建物
本町通に到着、角は五平餅屋さん
残念ながらこの日お休みだった。
通りから見上げると犬山城が見える。
こんなところで放送してるんだ。
新しい店、おしゃれな店もたくさんある。観光客用、って感じ。
駅の観光案内書で、お城に上がる道は3つあり、真ん中が楽だろう、と言われたのでその通り行ってみる。
お稲荷さんを通っていく道。
鳥居をくぐって
少し上がるとお城の表示が現れる
この石段は、幅は広いが高さがないので歩きやすい。でも右側のスロープの方が歩きやすいかもしれない。
石垣がちょっと変わってる気がしたけどどうなんだろ?
大きく見えてきた。
よし!行くで。上るで。
まさこさんはちょっと止めといたほうがいい気がする。
という訳でひとりで上がることになった。ちょっと上がったところから撮った。パンフと照らし合わせて東側だということがわかった。
これは北側、まったく同じアングルがパンフにあった。
3階に唐破風の間
ライン大橋、伊木山、パンフによると御在所岳が見えるとなってるが、全然どこかわからない。
うーん、やっぱりわからない。
南向き、左のツンとした山は尾張富士だ。
真下を撮ってみた。めがね橋の時のようにまさこさんの姿はみえなかった。
同じく西側を撮っていたようだ。でもこれは天守から。この手すりは触らないように、と書かれていたし、風が強いし、壁にひっついた状態で動いた。
私の前を歩いてた男性も、壁を触りながら歩いてはった。
いやあ、一周回れるんだけど、とにかくビビッてたので、半周しか回れず。これで終わり。
前の人も途中であきらめたようだった。
室内に入って、降りる順番を待つ。途中の階は行き会えるのだが、最後の階だけ、上下に係員がいて、交互に昇降させている。
あれこれじっくり見たいけど、下でまさこさんが待ってるので、サクッと写真撮って降りる。
とてもとても角度が急で、板の幅が狭く、さらに向こうが透けて見える(縦の板が入ってない)階段、ピントが全く合っていないがそれで個人情報も守れそうだ。
1階の壁は石垣だった。
下界に降りて来た。
これは何だろう?
下りて来た方を見る。
俳句が盛んな地域なんだろうか。
3つあると言われてたうちの一つの経路、針綱神社へ行く参道
三光稲荷なのでお狐さまが狛犬の代わり。
突然斜度がきつい坂道がある。これは場所は違うが翌日確認することになる。
本町通に入って、茶亭 椿の前に会った石灯篭
カステラは信長か
それっぽく作ってあるが、新しそう。
ふうのマスターによると この通りは元々商家ではなく、住宅街だったとのこと、なのでお店も様々だし、割と頻繁に変わるようだ。
御菓子司 由緒ありそうだが
お休みだった。
いい風情だ
ここは何屋さん?
旧磯部家住宅
奥行きがすごかった。
このあたりの家、すべてそうなのかは不明だが、京都の町家のように間口は狭くて奥行きたっぷりなところが多いようだ。ふうのお店の奥もかなり距離があった。
入ってすぐのところで案内の方がいらして、説明を少し聞き、その後すぐおくどさん、そして建物をいったん出て
これは中庭、ではなくて通路。両側に建物。
意味なく屋根
ここはかつて呉服商「柏屋」であった場所、今は市の施設で無料で見学できる。裏座敷
トイレもなんか古そう、なのか古そうに作ってあるのか?
蔵の戸、明治時代の土蔵とのこと
奥の蔵を借りることもできるようだ。
こちらの土蔵では、投扇興を体験できるイベントが行われていた。
参加するにはお金がいるが、見るだけならタダとのことだった。エアコンの前に陣取ってしばらく見せていただいた。
なかなかおもしろかった。扇と的の落ちた位置で点数が決まるのだが、点数表には源氏物語54帖のそれぞれの名前がついていた。
ちょっと涼んだのでこの場を後にして、入り口の建物に戻る。
細長い建物の横を通る。
餅花
これは、下から見た天井の様子。
これは、起り(むくり)屋根、といってかまぼこ状に膨らんだ屋根。お金持ちでないと作れない形らしく、今 犬山ではここが唯一だそうだ。
起り屋根を横から見た図
改めて向かいから撮ったら、確かに『柏』の文字が。
どんでん館というのは、山車、いや、今調べたら、車山というらしいが、それの展示施設らしい。
昭和横丁で休憩。
お店はいっぱいあったけど、お腹空いてないしひたすら喉が渇いていたので、自販機で飲み物を買って座る。
またちょっと涼んだら戻ろう。なんか新しっぽい店。あったかいドリンク、誰が頼むねん!
こうして初日の観光は終了した。汗だくの私たちは、メインイベントのライブ会場、『ふう』に向かうのだった。