前日、昼間っからアルコールをいただいて、相方の夜のライブは欠席してしまったけど、この日は昼間のライブ、しかもまたもバッティングしていたのは、京都のふるいお友だちバンドと名古屋の大好きなバンドのオールドタイムのライブでした。時間は1時間ほどずれてましたっけ。
いつもの私なら、オールドタイムの方を選んだでしょう。遠方から来るOld Tyme Cookingの皆さんにＳ藤さんのお孫さん みぃちゃんが加わった音を聴き、インド帰りのばへとＩ上夫妻の息のぴったり合った音に酔い、お喋りも楽しみにしたと思います。事実、直前まで悩んで、ハシゴも考えました。でも、ふたつのバンドのどちらかしか聴けないし、中途半端な消化不良みたいな気もちで次の会場へ行くのも嫌だったので、すっぱり諦めて門戸厄神へ直行しました。
なおこさんのライブはしばらくご無沙汰していました。それと、お互い忙しい年末年始、考えたらけっこう長いことお会いしてませんでした。無性に彼女の声が聴きたくなって、どうも今の私はなおこさんの歌を欲しているな、と気がついたので、本能に素直に従うことにしたのでした。（最近の私はこの傾向にあります。）ただ今月はソロではなく、庵主タッキーさんとのデュオだ、ということは前週の自分のソロライブの時にフライヤーを見て知っていましたが。
客席には先週と同じ方の姿も。他にも結構な数のお客さまがいらして、ちょっと羨ましい。なおこさんは、ビックリしてはったけど、「リハが途中やねん。心配やわ。」と。
この日はタッキーさん、ずっと出ずっぱりのようなので、お客さまの注文を捌くのが先で、スタートはちょっとだけ遅れました。で、涙そうそうからスタート。
マイケル・ジャクソンのMusic & Me、ってええ曲ですね。Blue Bayouはオリーブでも候補曲になってたな。
Last Thing On My Mind、プラターズのTwilight Timeの時には、4月に来日されるそうですね、とＭＣで言うと「チケット買うたで。」と客席から声が聞こえてきました。オリジナルメンバーではないのでしょうが、プラターズを名乗ってはるところを見ると、正統派なんでしょう。2001年に滋賀フェスにゲスト出演してくださった、ブルーグラス・アライアンスみたいな感じでしょうかね？なんと会場は新歌舞伎座だそうです。この後、なおこさんと別のお客さまで「じゃあ、私たちも行きましょうか」と話が盛り上がっていました。
次はタッキーさんお得意のビートルズナンバー。ポールのTill There Was You
The Rose、これもオリーブのレパです。いい曲はかぶるのですね。私も歌っています。On The Sunny Side Of The Streetあら、これも私、歌ってました。
「やっぱり飲もうかな。」と休憩の間にビールを注文したなおこさんですが、ほとんど口を付けないまま次のセットに入っちゃいました。
前の週、私は日本語だけで歌いましたが、なおこさんはリズムも変えて英語→日本語、と歌われました。Molly Darlingと冬の星座。客席のお客さまも歌われるとのこと、二人で曲説明までしちゃいました。
Moon Riverの時にはギターを抱えてるだけで弾かずに歌に専念してはりました。とっても気持ちよさそうで、ああ、弾かんでええんやったら気持ちよく歌えるやろなあ、とものすごく共感してしまいました。
パッツィ・クラインのWalking After Midnight。また被ってる、けどこれは集合のほんの一部なんですね。ユーミンの冷たい雨、そうか、こんな厳しい歌やってんね。「お客様の中にこんな経験された方ありませんか？」ってＭＣもキツイわ。
マチャアキの歌、でしたっけ？さらば恋人。途中から、タッキーさんがカリフォルニアの青い空を歌い出されて、掛け合いになってました。
同じ年にできた曲らしいです。それにしても似過ぎている、パクリか？いや、インスパイアされただけちゃうか、色々と意見は出ていましたが。
私の青空、Home、ときて、アンコールはYou Are My Sunshine、みなさんもご一緒に、でした。
日曜の午後、ゆったり心地よい時間が流れていきました。
私のライブもこんな風な時間にしたいなあ、どんな感じなんかなあ、などと最終的には自分の反省になったりしつつも、本能に従ってここに来て良かった、と思った帰り道でした。相方はアビリーンでのオールドタイムのライブに行って、終わるや否や自転車で帰ってきたそうです。テーブルが夕方届くことになってたので。
