相方の通院の関係で(歯医者ですけど)少々到着が遅れました。考えてみれば、レギュラーのうち、確実にメンバーが揃うところは数少なく、その中でもラッシーさんは最初に演奏されるので、うちが早く来ることを期待されているのは間違いなかったのです。なのに、ふだんより遅くなってしまいました。世話人さん、ゴメンよ~。とっととやらないと、その後のトリビュートステージができないものね。
店について、カウンターでお金を払っていると「着いて早々で悪いけど、次やって。」といつもの無茶振り。はいはい、とチューニングを済ませて2曲目の音合わせをしようとしたら、もう出番でした。席も決めず、カバンを持ったままステージに向かい、手前で座ってるCーこにカバンとカメラを預けます。

せめて多少は関連性のあるものを、と『かみしばい』の原曲?Bury Me Under the Weeping Willowをやりました。客席に、恐らくうちを初めてご覧になる方がたくさんいらっしゃると思ったので自己紹介をしているところです。

続いて、和歌山からW林さんが飛び入り参加

いよいよご縁のある方々の登場です。まずは、ついこないだ京都ホンキーでライブをやったサザン・トレイン。

いつものブルーズに、ボブ・ディランもありました。

M上くんが、古い友達、最近は音楽シーンから遠ざかっているようですが、フィドル弾きのSまちゃんが、この後出てくるYきさんたちと一緒にやっていたバンド、はっぴっぴーで、岩井さんと一緒に活動するようになった頃から、亡くなったことを泣きながら電話で伝えてくれたことまでのエピソードを話してくれました。

彼も後に岩井さんと直接知り合い、色んな話をするようになったそうです。岩井さんのことを歌ったオリジナル、『フォークシンガー』は、私も大好きなうたです。

京都からばすことヘジャも参加です。彼らのアルバムにも、岩井さんの作品が入ってます。「レコードには入ってないから、うちのオリジナルや、って言うてもわかれへんかも。」なんて勝手なこと言うてました。

最近、関西オールドタイム界に彗星のように現れたSへいくん、端っこで静かにギター弾いてはります。この日はお母さまとおばあちゃまも応援に来られてたようです。

世代的に、岩井さんが活躍されていた頃のことをあまり知らなかったので、一緒にバンドをやるようになって、周りの人に「なんで岩井さんと一緒に?」とビックリされたことが逆に驚きだった、とYきさん。

アメリカのコンテスト出場バンドがやってた曲をラジオで聴いて、それに日本語の歌詞をつけた、という歌らしいです。

続いて勝木てつよしさん。私たちにはラグパパでお馴染みです。

岩井さんが関西に戻ってこられた頃の話や、高田渡さんとのエピソードを話しておられました。

世話人と二人でやってから、みんなで。


A東さんも参加です。

ながいようさん。ながいさんも、大阪ブルーグラスナイトには何度も来てくださってます。夫がアルバムのお手伝いをしに池田のスタジオに行ったのはついこないだのような気がしたのですが、その後もう2枚もアルバム出してはります。
一番のヒット曲、『かみしばい』を僕が歌うのは緊張します、と言われてました。音楽プロデューサーとしての仕事も素晴らしかった、ともおっしゃってました。

チューニングに真剣なYきさん

これで、トリビュートは終了なのですが、「ブルーグラスなかったやんけ、って言われても困るので、最後はCーこに ひと吠えしてもらいましょう。」ってことになりました。

吠えてます。

いつもとはちょっと違ったブルーグラスナイト。でも、突然逝ってしまわれてから、14年経つのに、みんなに愛されているのだなあ、というのがよくわかりました。私は直接お話したことはなく、何度かオールドタイムのワークショップやイベントでお目にかかった程度ですが、お近づきになれなかったことを今更ながら悔やむようなお話をたくさん聞かせていただきました。
帰る途中の廊下に貼ってあったポスター。相方の還暦祝いを隠れ蓑にして、みんなで騒ぐイベントのようです。よろしければご参加くださいね。
