先日の関東遠征の初日、ここのメンバーのT島ご夫妻とはお会いしてました。で、「来週またね~」とご挨拶してたのですが、関東と関西にいるのに、今年になってもう会うの3回目やった。日本って狭くなったのね、ちゃうか・・・。
きつねのトンプソン、というラグタイムのバンドです。私は予習もほとんどしていなかったのですが、ラグタイムというと、ピアノのイメージだったから、木琴とバンジョーって?って想像がつかなくて、その意味でもわくわくしていました。一緒に行ったN子さんは、youtubeでしっかり予習してきたらしい。
始まるまでの時間に、ステージでチューニングをするtakumiくんと、そこに群がるバンジョー弾きなおっちゃんたち。


ごめんなさい、ちょっとヤラセです。でも最前列のバンジョー弾き3人はほんとにこんな感じでした。
いよいよ始まります。木琴のrieさん、靴をはいておられません。あとで聞いたのですが、木琴の台の高さが微妙に合わないので、ベストポジションにするために靴を脱いでいる、とのことでした。Gくちゃん、ナイス質問。

ちょっとノスタルジックなワンピにきれいにまとめた髪。デイジーヒル雑貨店のヘアアクセを着けていただきたいな。

takumiくんはドット柄のネクタイに渋めのジャケット

吉島さん(は、プロですよね?)を見て、相方は「若い頃のトシキさん、あんな感じやったんちゃうかな。」って言うてましたが、確認はできません。後ろにいてはるんでなかなか撮るの難しかった。ベストの色合いがすてきです。

そしてT島さん。お帽子が神戸で買ったのと違います。ジャケットは星の柄。皆さん、やっぱり衣装もちょっとセピアな感じに揃えてはるのかな。

アルバムの最初の曲、Fox Musetteから演奏ははじまりました。

1920年~30年頃に流行った音楽なのだそうです。同じころ大きな木琴も流行ったのですって。でもこれは2オクターブ半の小さめの木琴、とても可愛い音がします、が、かわいいだけじゃない。どないしたらあんなに早く動くんだろうと思う位腕が、しかも力強く動いて、音がぐいぐいこっちに飛んできます。

takumiくんも負けじとバンジョーで応酬します。なんか笑ってる?

客席は、しーんとしてました。みんな聴き入っていたのだと思います。

アルバムの中から、Mockin'g Banjo、G.H.Greenの曲や、このバンドのためにrieさんが作ったというグラグララグ、速い曲ばっかりじゃないんですよ、とゆったりした曲やバンジョーフィーチャーの曲など、どれもどこか懐かしい、でも新しいという印象の曲たちでした。最初のセットのラストはセロニアス・モンクのI Mean You。ここで私はいつも書いてますが、基本、歌ナシのライブはちょっと苦手なんです。でも今回は最初から大丈夫だと思っていました。何故なら木琴が入っているから。木琴の音は幼い頃を思い出させてくれる(誰でもそうだと思うけど)郷愁の音です。
休憩時間には、CDを買いに行き、ついでに手ぬぐいとバッジも手に入れました。ジャケットのイラストも手ぬぐいやグッズの画も皆rieさんの手によるものとか。すばらしい!!天は与える人にはいくつも与えるのね。持ち帰った後の写真ですが。

あとで、バッジをもう2つ3つ買えば良かった、と後悔。だって可愛いし、安かったんだもん。まだ残ってたら送ってもらおうかな。
そして2ndセットです。
動きが激しいので、なかなかピントが合わないところ、何とか撮れた写真。


曲が終わるたびに、掌で腕をこすっておられました。相方は「寒かったんかな」って言うてましたが、あれは掌が汗で滑りそうになるから、なのでは?違ったらゴメンナサイ。

セカンドも、スマホにメモは取ったけど、予備知識がないもんで、アルバムの曲と知ってる曲ぐらいしか書けません。Lime Rock,スコット・ジョプリンのThe Entertainer,Maple Leaf Rag,Boomerangなど。メモも、もういいや、と思って聴く方に集中してました。

途中で、物知りの(?)T島さんの解説もあったり、

rieさんが参加している木琴研究会で、今後の彼女のテーマは 長生きと木琴について、であるとかいうお話もあったり

吉島さんが、演奏中とってもいい笑顔で、見てると楽しくなるなあ、と思ったり。

木琴のばち(でいいのでしょうか?)をダブルで持って演奏された時には、一生懸命それがわかるように撮ろうとしたのですが、ことごとく失敗しました。動きが早すぎ。

最後は聖者の行進。ちょっとモノクロで撮ってみたくなり、数枚挑戦しましたが、やっぱり雰囲気が合いますね。


ばちを置いて、手を合わせてご挨拶されるところがとってもキュートだったので、それも撮りましたがやなり失敗。誰か上手に撮れた人いますか?
アンコールはChromatic Fox Trot(だと思う)で終了。終わってから木琴を見せてもらいに行きました。


裏にちゃんと共鳴管が付いているのですね。横向いてるのもありました。

本当に楽しい、気持ちのいい時間でした。同行のN子さんは、「こんなん、もっとたくさんの、音楽をあまり知らない人にも聴いてもらわな、もったいない。高槻に来てもらおう、よし、企画しよう。」ってすっごく盛り上がってはりました。私たちも、音の余韻に浸りたかったので、打ち上げずにまっすぐ帰宅し、家でグッズを眺めながらちびちびお酒をいただいたのでした。