で、きょうは久しぶりにお出かけしたのでそのことを書いてみよう。4月に、件のお姉さん(実はおかまちシスターズ姉)が観てきてとても良かった、と教えてくれた映画を観ようとしていた。その時は梅田の大きな館でやっていた。土日には出たくないので次の平日休みに、と思っていたらその日曜から緊急事態に突入してしまったのだ。その時は、あべのハルカスでもグランマ・モーゼスの展覧会をやっていて、それとハシゴも考えていたのに、そっちももちろん休館。結局見に行けなかったのだ。グランマ・モーゼス、昔は毎年彼女のカレンダーを飾っていたほど大好きだったなあ。
さて、朝一で毎月の診察にホームドクターのところへ行き、いつもはめちゃ空いててあっという間に終わるのに、なぜか40分待ち。いったん帰る予定がそのまま出発になった。ちなみにうちのドクターは、焦るな、慌てるな、そのうち回ってくるんやから急いで打たなくてもいいよ、という派。相方はようやくワクチン接種日程が決まったところだったが、私ももしかしたら仕事がらみで早めに打てるかも、と思っていたのだけど、どうしようかなあ。
まずはブローチの材料を買いに阪急へ。平日なので開いているけど早い時間だったので、上階は空いていた。イベント会場にはLace Factoryが間借りして少しだけ商品を置いていた。
地下には行ってないので様子はわからない。その後塚口に移動。駅前のサンサン劇場で、一日1回だけ上映されている。この日は私が行けそうなのはここと、心斎橋で一館のみの上映だった。塚口はムスメの通勤経路で、しかも彼女の大好きなインド映画の応援上映などをよくやっている館なので、一度体験しておくのもいいかな、と思ったのだ。あ、応援上映、もちろん今はやってないはず。
12:25からの上映だったので、まずは腹ごしらえ。かれこれ40年くらい前に、尼の御大に連れて行って貰ったパスタ屋さんが目の前にある。
窓側か壁際か、と言われたので窓側に座った。
その頃もいつも食べていた茄子ベーコンをオーダー。懐かしく美味しくいただいた。でもどう見てもベーコンじゃなくてハムな気がする。
少し時間が余ったので、本屋で時間調整。広い本屋は大好きだ。その後館に戻る。
ちょうど前の上映が終わった後だったのだが、なぜか圧倒的に年配の男女の姿ばかり。杖をついたおじいちゃんが地下から上がって来はったので、大丈夫かいな、と思ってしまった。狭い部屋だったので前から3番目の端の方でも充分見るに不自由はなかった。(その分スクリーンも小さかった。)
さて、肝心の映画だが、ほぼドキュメンタリーと言ってもいいのかも。たくさん出てくるノマドの皆さん(車で生活しながら移動して季節労働をあちこちでしている。)はエンドロールの出演者リストを見ていても、役名の通りの名前が並んでいた。
主人公、ファーンは年配の女性、着ている服とか動きによってはおっさんに見えなくもない。肉体労働が多いからそんな気がするのかもしれない。野天でのトイレのシーンから始まったのには驚いたけど、車中を心地よい生活空間にするために自ら手を加えた愛車が故障して、修理するより新しいのを買った方が絶対いいよ、と言われた時「これは私が手をかけて造ってきたものだし、何よりここに住んでいるの」と修理を依頼した時には、密かに「そやろな、そらそうやろ」と思った。
あまりにも広い、だだっぴろいアメリカの道を、ひたすら車を走らせるシーンはたくさん出てくる。草原だったり砂漠だったり、雪景色だったり。息をのむほど美しいけど厳しい自然。出てくる人たちのほとんどが自分と同じような(たぶん)人生の秋から冬を迎えているようなお年頃で、皆力強い、なんかかっこええなあ、でも私はようせんな、と思った。
アカデミー賞を取ったおかげで、今まで上映が続けられているのだろう。この日も一つ置きの座席がほとんど埋まっていたようだ。(一日一回しか上映されないせいもあるかも)長いこと映画を観に行けてなかったので、ようやく実現したのがとても嬉しかったし、そこで見た作品がこれで、本当に良かった、と思った。
塚口駅のホームに、大阪王の店が出ていたので、お土産を買って帰宅。良いお休みだった。
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