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ひな菊の丘から

お盆休み

年2回恒例の里帰りでした。
大阪生まれ大阪育ちの私と違って、18才まで田舎で暮らした相方の故郷です。今回も一番上は友達との約束優先で、ドライバーは相方一人。往復1000キロ以上、お疲れさんでした。

金曜の夜8時過ぎに出発し、経費節約のため西宮北まで地道走行。高速に乗った途端、ムギュって感じの車の多さにちょっとビックリ。例年同じ時期に、同じような時間に出発してますが、たいていは構えたほどでもなく、トラックの間を走る、って感じなのに、今年はめっちゃくちゃ乗用車が多かった。停まりこそしないものの、60キロ位で走ってることが多かったように思います。さすがに相方も眠気が何度も来たらしく、ペットボトルで頬っぺたやおでこを冷やしながら何とか到着。明け方5時前でした。家に入る道(両側田んぼ)の角に、白い服を着た女性が立っているのが見えて、一瞬義母が迎えに出てるのかと思い、いや、そんなはずはない、いつ着くかわかれへんねんから、と思い直して、ちょっと気味悪かったです。早朝の散歩?それにしても我が家の前での遭遇なんて。

その日は一日仕事にならず、ほとんど寝てばかりいました。夕方ようやく元気が戻って来たので、いつものように、「ひらそ」のお造りです。上の娘が「ちっちゃい頃はこの美味しさがわかれへんかってんね。ほんまにおいしいわ、シアワセ。」といいながたパクついていました。後は、海老と鶏の天ぷら、茄子とピーマンの味噌炒め、胡瓜のあっさり漬け。




翌日は、涼しいうちに、と前の日相方が掃除をした家のお墓にお参りし、本家のお墓へも車で参ってお仕事はおしまい。TVの番をするのもなあ、と思っていたら、昼食(椎茸と穴子でつゆを久しぶりに手作りしたそうめん)の後、相方が「観光に行こう。」と言い出しました。何度か行った場所もあるけど、久しぶりだしあちこち回ってみようか、とその気になって、出かけました。町内観光です。

その夜には夏祭りがあるはずの会場の横を通ると、午後だというのにまだ夜店の屋台、一軒も準備していなくて、車も停まっていません。メイン会場の準備は進んでるようだったのに。ま、これは家からちょっと距離があることもあり、車だとビールが飲めない相方が難色を示したので今回は下見だけ。続いての目的地、『千畳敷』へ行くべく車を走らせていると,「A部家墓所」の立て看板が見えます。そう、相方の町内にJ民党、故A部S太郎氏実家のお墓があるのです。田んぼの中の狭い道、車は行きあえません。で、向こうから高級車が2台、ちょっと目つきの鋭そうな人が運転しています。下がって道を譲ったら、墓所の方へその車、上がって行きました。後ろの車の後部座席は見えないガラスになってました。ちょうどお盆です。もしかして、東京からお墓詣りかしらね?

さて私たちは千畳敷です。駐車場を降りたら観光案内図がありました。みどころいっぱいらしいです。



日本海を望む姉妹。



雲一つない、とは言えませんが、とてもいいお天気で、遠くまで見渡せました。風力発電も元気よく動いていました。



青海島も、そこを巡る遊覧船もきれいに見えます。



ソフトクリームを食べながら展望台にいた姉妹が降りてきて、お店の前のこれを見て感動してました。なんて気の付くお店なんでしょう。



さて次は、『龍宮の潮吹き』へ向かいます。ここへは私も初めて行きます。到着するとこんな表示が。



色んなメディアで紹介されたらしいのですが、日本一お賽銭を入れにくい神社だそうです。写真を撮り忘れたのですが、この矢印の側にある鳥居の裏(もちろん上の方)に賽銭箱があって、下から投げ入れるのです。娘は挑戦して失敗し、すぐ諦めてましたが、何人か成功して拍手が聞こえていました。

ここからたくさんの鳥居をくぐって潮吹きの場所まで行きます。でも結構ええ加減な鳥居でした。ペンキの後いっぱい散ってるし。



では出発。



サンダルで降りるのは不安、という上の娘(実はたぶん高所恐怖症。前の写真でも左手で手すりをしっかりつかんでいます。)は留守番するそうです。



ここがその潮吹きの現場です。冬には北風が吹き、立っていられない位になるらしいのですが、今はのんびりしたもの。岩の間を海水が通って、吹き上げてくる写真が観光案内図には載っていました。こちら



結構大変な思いをして降りてきたのですが、何のことはない、すぐ左手に道路に出るショートカットの道がありました。



その道の際にはこんなモダンな四阿もありました。



潮吹きを後にして、いよいよ次は『楊貴妃の里』へ。以前来た時より、駐車場がちょっと整備されていました。



中国風の四阿




どう見ても頭がデカイ。顔だけ見るとバランスは悪くないのだけど、髪とその上のハスの花?のせいで、4頭身くらいに見えるのです。とても世界三大美女とは思えません。でも、これと同じ像が本国にもあるのだそうです。




お墓にはセルフサービスで入るのだそうです。・・・入りませんでした。




代わりにこんなんを撮ってきました。楊貴妃の墓伝説についてはこちら



帰り、町で1軒だけあるコンビニに寄ろうとしたら、急に雲行きが怪しくなり、大粒の雨が降ってきました。通り雨だろう、と思ったら案の定、少し走ったら道が乾いていました。でも、家に戻ったら洗濯物が悲しく濡れていました。出かける時、ほとんど乾いていたのに。悔しい!

前夜より少し小さめの「ひらそ(ヒラマサ)」、オードブル盛り合わせ(この時期、どこのスーパーでも売ってるやつです。)買おうか?と聞いたら、子供たちが「いらん。」というので、ちょっとでもそれっぽくなるように、とお皿を作ってみました。茄子と蓮根の天ぷら(お昼のそうめんの残り)、出汁巻卵(フライパンで作ったのでヘンな形)、ウインナーソーセージ、とりの竜田揚げ(出来合い)、焼き鳥とおばけ(さらし鯨)も。

結局お祭り(花火とレーザー光線のショー)は引き続き降った雨で順延になりました。グラウンドいっぱいに敷いたブルーシート、びしょ濡れやろうなあ。



翌朝です。もう帰らねばなりません。朝から豪雨です。高速走れるんだろうか、みたいな降り方です。



スプラッシュマウンテンみたいです。



途中、25年前に披露宴をした旅館の横を通りました。(いや、毎回通ってるんですけど。)



高速に入る前に雨はやみ、後はずっといいお天気でした。車も少なくて快調に走れて相方はゴキゲンでした。珍しく倉敷JCTの辺りもすいすい、でした。ところが最後の最後、三木JCTの手前で渋滞。下り車線の事故(翌日新聞でかなり大きな死亡事故だと判明)の影響だったかもしれませんが、どうせこの後宝塚までは確実に渋滞だし、経費節約のため高速を降りてしまうことにしました。

で、こんな写真。



三田方面へ向かって走っていると、つい数時間前に走っていた本州最西端の町と風景が変わらない事に気づきました。正しい日本の田舎です。



夕方には無事帰宅、濡れた洗濯物のやり直しを含めた大量の洗濯をして、運転手の労をねぎらう為に王将の餃子とビールを奢ったのでした。
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