ひな菊の丘から

アイリッシュハープ




何も予定のない土曜日、このコンサートがあることをネットで知りました。アイリッシュハープのデュオって?まずアイリッシュハープ自体見たことがない人がほとんどだと思います。現物を見たことはあるのですが、ちゃんと演奏を聴くのは初めてなので、楽しみに出かけました。京都は左京区の一乗寺まで、ちょっとした『おでかけ』でした。


相方が出勤日だったので、掃除と洗濯を済ませてから、早めに出てあちこちの散策をするつもりでした。ところがとろとろしてたら遅くなって、結局家を出たのは10時過ぎ。初めて乗る叡山鉄道もとても楽しみだったのですが、最近欠かしていないウォーキング、せめて数キロは歩きたいな、と行きは徒歩で向かうことにしました。出町柳からてくてく開始。

ほどなくこんな看板を見つけました。相方の好きそうなネタです。



前日の湿気を含んだ蒸し暑さとは違って、きれいに晴れた秋空ですが、気温はかなり高く、日陰のない真昼の歩道を歩くと汗がどんどん出てきます。周りの人たちも半袖姿が多かった。あまりストレスなく歩いて、目的地に到着。35分程度のウォーキングでした。場所を確認してから周辺を散策します。コンサートのお知らせと共に、近くのオススメスポットも紹介して貰いました。自然食品のスーパー、おしゃれな本屋兼雑貨屋、カフェ、パン屋さん、ケーキ屋さん、など。スーパーと本屋を覗いてから食事をしようとうろつきます。あ、ここにしよう、と入ったお店は美味しかったのですが、カウンターの私の前方にジャイアンツグッズがこれでもか、と置いてあり、相方と一緒じゃなくて良かった、と思いました。

お昼の定食。



元の本屋さんに戻って文庫本を1冊買って振り向くと、ハーベスト・ムーンのリードヴォーカル、ナンシーが立っていました。パン屋さんに予約をしている、という彼女に付いていき、私もライ麦パンやらバゲットやら、美味しそうなパンを買いました。予約をした方がいい、というお店でしたが、結構色んな種類が残っていてラッキーでした。帰りに覗いたら2つしか残ってませんでした。

少し早いけど、お店に向かうと、会場は準備中とのことで、コーン茶ブレンドのお茶をいただきながらお喋り。お店は1,2階が焼肉屋さんで、HPを見たら美味しそうなメニューが山ほど載っていました。予約来場の人にプレゼントします、と言われたので、オイキムチの携帯ストラップ(韓国から仕入れてきた食材シリーズのストラップだそうです。焼肉、白菜キムチ、チヂミ、などなど色々ありました。)をいただきました。先のパン屋さんでも周年記念の手ぬぐいをいただいたので、ラッキーな日でした。

いよいよコンサートの始まりです。椅子が並べてありましたが30人入れば一杯、という感じのスペースでした。最前列の真ん中近くに座ってしまい、写真は常に同じアングルなのがちょっと残念。
プログラムには曲名とどの地方の音楽か、というのが書いてありました。曲によっては説明も入っていて、私のようなアイリッシュ素人にも聞き覚えのある曲がいくつも入っていました。

場内がほの暗く、ハープの音色が心地良いので、眠くなるかと思いましたが、(演奏者もそれをしきりに心配してました。いえ、心配というより、『どうか居眠りして下さい。』って言ってましたっけ。)2台のみごとなハーモニーに魅了されて寝るヒマはなかったです。




合間のMCに驚いてしまいました。彼女がこんなにお喋り上手だったなんて。絶妙の間の取り方で、笑いを交えながらの曲紹介でした。相方いわく、『そらそうやろ、じょにーとあれだけ仲良しやねんで。笑いのツボが一緒やねん、きっと。』そうそう、一人で来たはずのコンサートに、なんと相方がいつの間にか参加していました。この日の出勤は、昼までの予定だったそうで、ナイショで付いてきてたそうです。



ゲストヴォーカルの登場です。



これはGreen Sleevesかな?



身振りをつけての熱唱でした。




MC交替。ハープの説明をされています。



数曲ハープの演奏があって、合間に歌が入る、という構成です。これは一部終わりのDo You Love an Appleかな?



一部が終わると、休憩時間に、お店から焼き菓子とお茶のおふるまいがありました。コンサート会場はお店の3階ですが、お天気がいいので休憩には屋上を開放して下さいました。出演者はお客様とお話中。



私はフィナンシェとアップルケーキ(1部ラストの曲にちなんでリクエストしたそうです。)をいただいて階段を登りました。するとこんな景色が目の前に広がりました。



冷たいハーブティとお菓子を堪能しつつ、京都の風景も楽しみます。



あれ?どっかで見たようなカラオケ店がある。な~んや、ここって、京都ホンキートンクでライブする時、何度も使ったカラオケやん。ってことは、この前の道をいつも車で通ってるってことですよね。全然気づかなかったわ。



チューニングをしています。この本数、大変だろうなあ。




2部は『庭の千草』から始まりました。また合間に歌が入ります。そして、後半にはAmazing Graceの大合唱もありました。トータル2時間強の演奏でした。



お店のオーナーのご挨拶、あれ、でもちょっと待って、アンコールやってませんよね?



と言うわけで、Danny Boyをやっていただきましょう。



この日彼女が歌った曲の中で、一番心にしみる歌だと思いました。もちろん他の曲も全てすてきだったんですが。



感想を言葉にするのってほんとに難しいですね。ちゃんと伝えられないのがもどかしいです。ハープの音って元々癒し系だと思います。2台になると、複雑にメロディとバックアップが絡み合ってさらに癒し効果を高めてる感じ。それが、日本人の身体のどこか奥に染み付いてる郷愁と(ちょっと大げさですか?アイリッシュのメロディってそんな風でしょ?)共鳴するので、本当に心地良いんです。個人的にインストが苦手な(弾くのも、ですが聴くのも)私ですが、飽きることなく、眠くなることなく最後の最後まで楽しみました。もっと聴いていたい位でした。

今回の演奏者は、高校の後輩で学生時代からの友人、kyoちゃんです。アイリッシュハープを以前見せてくれたのも彼女。学生時代はマンドリンを弾いていました。ハープのキャリアはどの位なんだろう?とにかく両方の指がよく動く事。たくさんある弦を間違えずによう弾けるなあ、とか長い曲やのによう覚えられるなあ、とかビックリの連発でした。
お相手はK美さん、ソロでもあちこちで活躍されているようです。その二人のユニット名がHarper's Cafeというのだそうです。
そして、ゲストヴォーカルは、kyoちゃんと大学で同期のたんちゃんでした。たんちゃんも、最近ダーリンと二人でRakkanというユニットを組んで歌っています。昔から、私の大好きなヴォーカリストです。行って良かったわあ・・・。

会場の焼肉屋、『いちなん』さんの外観その1




その2、なんか風情ある建物ですよね。



帰宅後、持ち帰ったバゲットで夕食。最近パンの晩ご飯づいてますが、おいしいパンだと幸せな気持ちになります。



これは自然食品のスーパーで買った野菜のペースト。パンによく合ってました。


コメント一覧

デイジーヒルようこ
ばすこさま
おお、ヘジャさんもお怒りでしたか。
夫を連れて行かなくてほんまに良かった。

ナンシー
私もびっくりしたよ。目の前に立ってるんだもん。
癒しの時間やったねえ、お菓子とお茶も美味しかったし。
中谷なあ・・・。TVで見て、なおのこと残念に思いました。
ナンシー
本屋さんで出会った時は、びっくりしました。私ももっと早く出かけて、散策するつもりだったのですが、結局バタバタで出かけました。でも、ゆったりとした音楽を聴けて、とてもいい時間を過ごすことができました。
私も中谷心残りです。
ばすこ
>あ、ここにしよう、と入ったお店は美味しかったのですが

あ~、あそこな。ヘジャさんも近所のオバはん達と行ったことあるらしいが、「二度と行くかっ!」って怒ってました。
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