だって、秋田のソウルフードのきりたんぽ!日本三大うどんの稲庭うどん!更に日本三大地鶏の比内地鶏!おいおい、全部食いた〜い!のが本音だ。
そんな中、かみさんからは秋田ならば絶対にいぶりがっこが食べた〜い!予想外のリクエストまで出てきちゃって大騒ぎ・・・っということで1804年(文化元年)創業の元祖発祥店「桜の里」か?いぶりがっこ&きりたんぽメニューたっぷりの角館懐石が人気の「料亭 稲穂」の2択に・・・。
だが、夫婦間の力関係で一気に押しきられるようにかみさんの要望通り「料亭 稲穂」に決定。う〜ん仕方ない。
ところが・・・武家屋敷通りから歩いて10分ちょっと「料亭 稲穂」に着いてみたら”本日休店”の札が・・・えぇ〜っと店前で夫婦が固まる。そりゃ〜ないだろう?ガッカリだ。
ところが嬉しいことに併設している系列の「食堂いなほ」はオープンしているとのこと。もう〜ここしかないだろう!入店だ。もう〜桜の里まで戻る元気ないもん・・・。
かみさんはこれぞっ希望通りのメニューと言える「がっこ懐石」に決定!えぇ〜がっこの懐石ってあるの?ちなみに”がっこ”って秋田弁で”漬物”ってことね。いぶりがっこは燻った漬物だもん・・・美味いこと間違いないが、漬物の懐石ってイメージできないんだけど?
要は漬物なのでなんでもあり?「いぶりがっこの天ぷら」や「いぶりがっこの甘密煮」「人参と大根がっこと出汁煮」などとりあえず全てがなんらかのがっこが絡んでいいてまさにがっこ懐石の名の通り、いぶりがっこ三昧?かみさん超ご機嫌なのも納得だ。
特にいぶりがっこの甘露煮が超超美味かったようで、即土産用の販売ないか?確認したほど・・・残念ながらリクエスト多いらしいが店舗内メニューのみとのこと。ここまでテンション上げられるとどんだけ美味いの?食べたくなっちゃうよ。
更に熱々トロトロでコリコリ!のいぶりがっこの王子とじ丼と秋田県の名物きりたんぽのお吸い物のセットだもん、完璧じゃん?
注目のがっこ懐石と一緒に出てきたのが自分が単品で注文した「りんごの天ぷら」だ。
だってりんごの天麩羅なんて食べたことある?実は今日臨時休業だった料亭稲穂のこの時期の人気メニューとのことで、めちゃ食いたかったんだよね。
りんごと言えばお隣の青森だが秋田も負けていないりんご産地とのこと。見た目も思いっきりりんご!これっホントに美味いの〜?
かなり疑いながらひと口・・・当然天麩羅のサクッ、その後に林檎のシャキッと軽快なWの食感が襲ってくる・・・えっめっちゃ美味いじゃん。いやっめちゃくちゃ美味い!適した形容詞が見当たらない・・・とにかく極旨!これは確かに一食の価値ありだ!正直驚いた!
続いても天麩羅・・・だけど今度は秋田のソウルフードきりたんぽの天ぷらだ!
きりたんぽって鍋だけじゃないんだよね。この天麩羅はじめお隣の料亭では自分で炙って頂く焼ききりたんぽも人気なのだ。食いたかったなぁ〜!
その分、きりたんぽ天麩羅をしっかりと味わうとしよう・・・まずはひと口!おぉ〜サクッとした食感の後に、きりたんぽのもっちり感がこれ又めちゃくちゃ美味〜い!
元々ちくわぶ大好き人間の自分だもん、このもっちり嫌いなはずは絶対にない。鍋だとすぐにぐちゃぐちゃに崩れちゃうが、天麩羅は型崩れしないので食べやすく、よりもちもち感あっていいかも?きりたんぽ恐るべし!
想像をはるかに超える美味さだったりんごときりたんぽの天麩羅の後は、メインの「山菜稲庭うどんと比内地鶏井」のセットだ。
これっ裏メニューかな?店のおばちゃんに「どうしても稲庭うどんと比内鶏の親子丼どちらも食したいんだけど・・・?」と相談したら、じゃ〜ちょっとサイズ抑え気味のミニセットできるけど?っとのことだったので悩んだが結局それに決定!だって、わざわざ秋田に来てどちらかだけって訳にはいかんでしょう?
早速、日本三大うどんの1つ稲庭うどんからだ。ちなみに三大うどんって、この稲庭うどんとと讃岐うどん(香川)の2つは決定で、もう1つは諸説あって、五島うどん(長崎)、水沢うどん(群馬)、きしめん(愛知県)が候補だが、きしめんはないかな?自分的には五島うどん推しだろうなぁ〜?
稲庭うどんは「ひやむぎより少し太いくらいの細平麺のうどんで、そうめんに似た手延べ製法による干しうどんで、しっかりしたコシとツルツルの喉越し」が特長なのだ。
正直、自分は太めのコシが強〜いのが好みなので、細い稲庭うどんは正直好みではないのだが、確かに細平麺はえらくツルツルで美味〜い。山菜との相性もバッチリ!全体的に優しい味わいで大満足。
ここでかみさんのがっこ懐石から気になっていた「いぶりがっこの天ぷら」を1つめぐんでもらうことに・・・だって、あのいぶりがっこを天麩羅にしちゃうんだよ。ヘナっとしないの?
ドキドキしながらひと口・・・おいおい、いぶりがっこの濃厚の味が素晴らしいし、食感も完璧!なんでこんな美味いものがもっとメジャーにならないの?これっ絶対全国展開するべきだよ。
続いてはメインとも言える「稲穂風 比内地鶏井」の出番だ。秋田名物のいぶりがっこ入りの比内地鶏の親子丼だ。おいおい、いぶりがっこまで入ってるなんてパーフェクトじゃん!
ちなみに日本三大地鶏はこの比内地鶏と名古屋コーチン、薩摩地鶏だ。原種の比内鶏は縄文時代から比内地方に存在した日本固有の種で天然記念物。ちなみに飼育が難しいことで知られ、強い種を交配し雑種化したのが比内地鶏だ。
ところが、あれっ玉子がとろとろ半熟状態じゃないんだけど?火が通り過ぎちゃってる素人作の玉子丼みたいになっている?う〜ん、惜しい?
ぷりぷりで肉厚の比内地鶏は出汁がしみてすごく美味いし、何よりいぶりがっこの濃厚な味とシャキシャキ食感が加わり、繰り返すが味はいいんだよ・・・でも、肝心の玉子がこれってどうして?ここまで火を通しちゃダメでしょう。それとも、いぶりがっこって半熟だと合わないの?いやぁ〜ホント残念。
〆はきりたんぽのお吸い物といぶりがっこ!これぞ〜秋田のソウルフードたち。どちらもたまらない程美味〜い。いやぁ〜秋田の旨みを思いっきり満喫でき大満足だ。メニューにのっていないミニセットだったが、全然ミニでなく、ボリューム十分だったので有り難かったね。
お目当ての料亭が休店だった時には、どうしようか?っと思ったが系列の食堂にホント救われた。しかし、秋田も美味いもんばかりで観光客にとってはたまらんし、1〜2日じゃ足りない程だ。
これにて角館散策終了。空には再び超どんよりとした雨雲が迫ってきた・・・う〜ん、流石にこの午後は本降り予報なので、予定変更も考えないとなぁ〜!雨雲さんよ、もう少し我慢してぇ〜!
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