「お探し物は図書室まで」 青山美智子！

2021年本屋大賞第2位の青山美智子さんの「お探し物は図書室まで」。

なんだろう久しぶりに、ほんわかとした読後感・・・悪くないねぇ〜。短編5話だったかな？読み終えてこれがって強く残っている訳ではないのに、何故か繰り返すがほんわかとする。ズバリ非常に面白かった。
図書室の司書のすすめる1冊の本が、登場人物たちの悩み解決のヒントとなっていく・・・決して重い話や難しい話はない。ちょっと肩を押してもらったことで曲面打開につながっていく・・・そんな話ばかりだ。基本ハッピーエンドで、どれも水戸黄門的というか？都度安心のキャスティングというか？パターンがあるのも読みやすい。
こう書くと、えらく単純作と思われるかもしれないが、伏線もしっかりとはられていて、実に爽快。これは続編期待したいほどだ。短編で読みやすいということもあり久しぶりの1冊という方にオススメだ。

TVドラマ化もいいかもね？そうなったらキーマンとなる図書室司書役はマツコデラックスに決まりだ。読者ならば概ね賛成のはず・・・うん、ドラマ化いいよっ。