最近行った修理

　最近お預かりしましたAldenのサドルシューズ

最初の状態です、これを水に浸けて塩分とか汚れを落とします。この後油分と栄養を染み込ませます。

これからソール交換に修理屋さんに出す前の状態、表面を均してワックス・蝋分を入れて少し表面の状態がよく成りました。

　修理から戻って来たので、最終仕上げを行う前の状態です。

　ソールも新しくなり、仕上げも終わった状態です。最初の段階では状態は酷かったですが、革の状態（亀裂・剥離・劣化）は良かったのでここまで修復ができました。

　顧客さんにも確認しましてUP いたしました、ここまでの修理は今まで当店をご利用いただいた方への当店の出来るサービスの一端です。

靴の修理。修正。

　靴は足を守り、歩く事の補助でも有ります、使用条件も「雨」「雪」「路面条件」など、厳しい条件で使用されます。

　また見た目も大事な条件です、時々歩いている条件で靴に傷がつく事が有ります、今回は夜に歩きながら縁石に打つけて大きな傷が出来た様です。

　当店でお買い上げの新しい靴でした、靴の正面の傷で目立つ部分です、

修正の依頼が来ました。

　大きな深い傷なので、傷で浮いた部分はのりで固定して、他の部分は表面をサンドペーパーで均して、着色系のクリームで傷が目立たない様に埋めました。

 

　最後にクリーム・ワックスで、表面を均して磨きました。遠くから見れば解らない様に成りました、近くから見れば解るでしょうが履くには問題が無いと思います。

　特殊な修正なので、全部の靴に対応は難しいですが、程度によっては可能です。今回は当店で販売した靴だし、顧客さんなので対応が出来ました、これでまた履けます。

 

 

「PATRICK」パトリックを当店でお買い上げの方々へ。

　当店では「PATRICK」をもう３５年以上前から取り扱っております、個人的にも好きなブランドです。

　ここ２、３年ですが、靴の踵部分の材料が「劣化」に因って剥離することが多く成りました、確かに色々な素材が溢れる様になり、スニーカー部門でも「登山靴」の様な素材の劣化が起きる様に成りました。
　PATRICKは好きなブランドなので、対応に苦慮しておりました、最近の素材は良くは成った様ですが、以前に販売した物の中には問題が起きてます、当店で早目に気づけば良かったのですが、顧客さまからの問題指摘で気づきました、申し訳御座いません。
　



　この様な状態です、PU（ポリウレタン）の表面が剥離してます、素材が薄いのではと感じます。

　当店でPATRICKをお買い上げの方だけですが、販売責任として内側部分の修理を行います、内側部分の素材代と工賃で4,500円～5,000円はいただきますが、履き口部分の加工は当店の負担で加工いたします。


　この様に革で加工いたしますので、以前よりは丈夫に成りまだまだお履きになれると思います。

　

　この様に履き口部分には細い革を回し込んで留めます、もう少し簡単に加工が出来れば良いのですが、PATRICKの製品の味を活かすのは「手作業」が必要です。

　今回の処置は「当店でPATRICKをお買い上げの方」に限らせていただきます、本来の修理代として計算しますと、13,500円～16,000円相当に成ります、気に入ったPATRICKを永くお履きに成りたい方、永いファンの方が多いので独自に対応いたします。
　この様な事でPATIRICKの履き易さ、デザイン性の良さを、嫌いに成らないで履き続けてください、ご相談をお待ちいたします。

当店で靴をお買い上げいただいた方々へ

　ここ二三年の傾向ですが、靴に使われている素材が色々有ります、その中で多少問題がある事が最近分りました。

　大喜の靴は少し昔の靴が有ります、それを目当てに来店される方も多いです、デッドストック・製造終了の商品・レア物等々、楽しくお買い物をしていただきたいですが、時々問題になる素材が有りました。



この部分に使われている素材です、材料によっては経年劣化の為に表面が剥離する事があります、何年も履いてしまった物はしょうが無いですが。


　当店での在庫期間が長かった為に表面劣化が起きる事が有ります、もしも当店でお買い上げの商品でこの様な状態の靴が出ましたら、ご相談をお願いいたします。
　修理等をしまして、もう少し履ける様にする事が可能の場合が有ります、お履きに成っていた期間が長い場合は無理だと思いますが、程度によっては可能です。

　この様な場合も上から別の革等で補強が出来ます、これは二回目の修理を行う予定です。

　スニーカー等の靴に多く出てます。もしもこの様な事が起きましたら、大喜の靴は素材が悪いとは思わずにご相談をお願いいたします。

靴の修理・・・パラブーツ

　一ヶ月程前にお預かりした「PALABOOT BLOIS」の修理がヤット出来上がりました、PALABOOT　はソールも特殊な合成ゴムで表革も厚みの有るしっかりしたオイルレザーなので、大分痛んだ靴でもどうにか奇麗に直せます、でも今回のは大分痛んでました、履いている方もダメでは無いかと案じてましたが。

当店に持ち込まれた時はこの様な状態でした、色も抜けて白っぽく成ってます、ご本人もダメではと思って手入れもして無かった様ですが。



踵の内側も革が破けてますし、後ろ側見てもこの様な状態でした、ソールの減り具合は丁度交換時期では有りましたが。

最初に表革の状態を整え色をつけて磨いて、修理屋さんに出します、革が良いので最初でこの位には色を直せます。修理をする人も持ち込まれた状態では、修理をする方のモチベーションを下げると困りますから。


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もう一度革の状態を整え再度色を入れます、踵の裏側は痛んだ部分の上に新しい革を当てて覆います、これで足に馴染んだ状態で再度履けます。

当然ソールも同じソールで貼り直します、PALABOOT の特徴でも有る TEX ソール、柔らかいのに粘り強く減りにくいゴムです。一般的に使われているゴムの1.5倍は持ちます、ですから当店では永い人気を保っております、修理をしながら10年履ければお安い位です。　　Aさま有り難う御座います。

PALABOOT の特徴は自社製造のゴムソールと、ノルベージャン製法と表革です、製法は登山靴にも使われている製法なので、雨の時にも安心して履けます（但し濡れた磨き石の上は注意が必要ですが）、オイルレザーなので表革からは水の侵入は遅いです。
当店でお買い上げ頂いた靴は責任を持ってメンテナンス致します、特徴を理解してお履きに成れば良さが解って頂き、永く楽しめます、宜しくお願い致します。