「あなたのステージは3(4)期です。進行がんです。」
と言われた人の大部分が、実は半年前に検査を受けていたとか、病院に行っていたということがあるのではないか、と思うことがあります。
玉友のhanaさんも、最初に行ったところで、良性と診断され、その後違う病院で悪性と言われたと言っていました。知人も毎年マンモを受けて良性と診断されていたのに、ある年に突然「3期です。」と告げられたそうです。
父は胃腸科にかかっていたにもかかわらず、便秘が続きいい加減おかしいと言うことで、総合病院に行きました。そこで突然「大腸がんⅣ期」と告げられ、手術して3ヶ月で亡くなりました。
まあ、父の場合は頑固で他の病院に行くことを勧めたのに、その胃腸科がいいといって聞かなかったので、一概に言えない部分もあるとは思うのですが・・・。
胃がんで2002年に死亡した名古屋市内の男性(当時51歳)の娘2人が、医師の診断ミスでがんの発見が遅れたとして、「サクラクリニック」(名古屋市天白区)の医師(45)に対し、計約8990万円の賠償を求めた訴訟の判決が4日、名古屋地裁であった。
永野圧彦裁判長は、「胃がんの疑いがあったのに、精密検査を受けさせなかった過失がある」と述べ、計約4130万円の賠償を命じた。
・・・見落とし訴訟です。・・・
思い返すと、2005年9月に不正出血で、とあるレディースクリニックにかかり、子宮頸がんの検査をしました。結果はクラスⅡで、子宮内に炎症があり、菌がいるので、抗生物質で治しましょうと言われ、無罪放免になりました。
あの時の卵巣は4㎝、あと1㎝で手術境界ラインです。
「たら、れば」なのですが、あの時医師が「もうちょっと大きい病院に行って、一応精密検査をして下さい。」とか、「経過観察をしますので、あと1ヶ月後に来て下さい。」という診断をしていたら・・・。
1期か2期の初期で、手術ができたはず。リンパにも転移がなく、抗ガン剤も使わなくて良かった症例かも知れない。
そう思うと、やりきれない思いに駆られることがあります。
訴訟を起こそうか、と思うことがあります。
なぜなら、自分が訴訟を起こすことで、少しでも見落としが減るかも知れないと思うからです。
医師は、あらゆる条件から、診断を下します。私の場合は30代後半という若さゆえに、「子宮頸がん」は疑われても、「卵巣がん」の可能性は疑われませんでした。
でも、卵巣が4㎝を超えたら、一律に腫瘍マーカーぐらいは調べるべきなのでは?と思います。或いは経過観察を1ヶ月毎にする必要があると思います。
そして、我々は、「おかしい。」と思ったら、必ずセカンドオピニオンを取るようにし、良い病院を自らの手で選びとりたいものです。
今日はとても暑くなるそうです。
気をつけてお過ごしくださいませ。
医療裁判というと難しい言葉やお医者さんの仲間が大勢弁護に登場して、患者さんに勝ち目は無いという裁判が多かったと思いますが最近は弁護士の方の中にも医療を勉強なされた方が増えたように聞き及びます。
人の命を預かる大変なお仕事に携わっていて気の休まるときも少ないと思いますが、間違いは間違い、ミスはミスとして認める勇気を持って欲しいですね。
医療訴訟はとても難しく、患者に勝つ見込みがあまりないことからされてきませんでした。
医者は謝らないっていう言葉もあり、ミスを認める土壌もありませんでしたよね。
でも、今回の裁判で、患者が正当に認められることもあるんだと思いました。
人間にミスはつきものなので、患者側も気をつけたいところです。
結構、見落としってあるんだよね・・・悲しいけど。
私も乳がんの手術の時6人部屋で2人がずっと良性って1年位言われてて、いざ悪性って分かった時には全摘!
こういうのって訴訟を沢山の人が起こした方が病院側もミスのないように真剣に取り組んでくれるかな!って時々思う!
他ならぬ命の事だからね!
おかしいって思うなら経過観察っていうよりマーカーだけでもチェックして欲しいね!!
義兄は春の健康診断で引っかかる事無く、体調不良で開業医に通院していても見つけてもらえる事無く気がついたらもう手がつけられない状態でした
健康診断で異常が無かったって?開業医はどこを診ていたのか?これも充分訴訟の対象になるんでしょうね
人の命がかかっている事をもっとしっかり認識して勤めて欲しいです、そのためには訴訟を起こしていくとゆうことは注意を促すためにもいいのかもわかりませんね
自分の命は自分が守るって意識も大切ですね
長くなってごめんなさい
本当に悔しい思いでした。
「たら、れば」は当事者にはナンセンスでもこれからの「たら、れば」を失くす為の行動になりますね。
私は今回、主治医が小さなマーカー数値の上昇をとても気にして検査をしたのを「何でそこまで・・・」と思いましたが、有り難い事なんですね。
少しでも見落としが減っていって欲しいと思います。
でも、命を預けている以上「しょうがない」とは思えないことなんですよね
私の母も、C型肝炎の治療を町の小さな診療所で受けていました
痛みがなかなか治まらず、疑問に思った私が大きい病院に連れて行ったらもうすでに手術不可能の肝臓がん・・・・
訴訟も考えましたが、そうしたって母が帰ってくるわけではないと泣き寝入り・・・・
その時は葬儀と身辺整理につか労力でいっぱいいっぱいだったんです
でも許されることではないです
早期発見のきっかけがもっとたくさん増えて、正確な診断が確実にできる時代の到来を心から望みます
だったのです。
卵巣癌だとは思いませんでしたから
その後,2か月ほどして呼吸が苦しくなって
そこからわかりましたが
もうⅣ期でした
言って治るのなら
どんどんいいったいのですが
そういうわけでもないので
今は元気がありません
でもあのときわかっていたら
とおもうことが数回あるのです
そんなことがあったから、わたしは医療に対してはずっと不信感がありました。
でも、わたしがオペの麻酔を失敗されたとき、担当医師が翌日わざわざ「ごめんなさい」を言いにきました。
最近医療ミスを認めるケースも増えてきてますよね(情報公開が常識化しつつある流れの中で、隠蔽するのが難しい状況になった、ってことかもしれないけど・・・)。
医療ミスも見落としも許されないけれど、少なくとも以前よりは前進しているのかなーって思うことはあります。
と言いつつ、わたしも誤診のまま初回オペ突入、「初回オペ時の出血が癌細胞を撒き散らした可能性があります」って言われて、旦那が自宅でキレてました(汗)
最近の外来でも、病院側に緊張感がないのは不満ですし・・・。
せめて意識の面では、常に慎重であってほしいですよね。命がかかっているんだから・・・。
何とも言えませんが、良性でも一応摘出しておいた方がいいんでしょうかね??そのまま経過を観察していて、いきなり悪性に変わるっていうのはきついですよね。
がんって、まだまだ見落としがあるけど、早くそういうのがなくなるといいですよね。