紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

和歌山100年企業!!

2018年08月20日 | 家のつくり手達(職人さん・設計者)の話

さてお盆休みも終わりました。皆様如何お過ごしでしたか?お出かけされた方お家でゆっくりの方、何にせよお盆があけて、一気に過ごしやすくなってホントありがたいですね〜。

ブログも今日から再開。再開にふさわしい話題を今日は。

先月末のお話ですが、弊社はこの度、光栄にも和歌山県より100年企業表彰を頂戴いたしました。【和歌山100年企業表彰】とは、【時代の変遷の中にあって、県内で100年以上にわたり伝統の技術や事業を守り、継承することによって本県の経済発展に貢献し、かつ他の企業の模範となってきた「長寿企業」を表彰します。(和歌山県ホームページより】ということであります。

弊社は昔から大工棟梁でありますから、更には戦争(特に和歌山市には「和歌山大空襲」があり、ほとんどのものが焼けてしまいましたから、それほど正確な歴史が残っているわけではありません。(今回の表彰でもそこがネックになる企業が多いわけですが、県の方がご親切にも色々な資料を調べてくださって表彰といたりました)

ただ、残っている家系図やら口伝やら、色々な事を勘案して、どう不利に見ても明治初年から大工棟梁であることは間違いないとして、創業明治初年としています。

ということは、私が生まれた頃には(42歳ですから)すでに100年はクリアしているわけでして、上で偉そうに表彰状を知事様から頂戴しておりますが、私にこれをいただく資格はないのであります。

全ては、

(こちらの写真は四代目の彦五郎さん。私の曽祖父です)

大変な時代や色々な事がありながらも頑張ってきた、父や祖父を始めとしてご先祖様のおかげ。

それより、暑い中も寒い中も一生懸命働いていくれた、弊社の社員大工を初めとする職人さんや従業員の皆様のおかげ。

そして、何よりも

今も昔も代々可愛がってくださるお得意様や、その時代時代の昔のお客様、もちろん今の新しいお客様がいなければ今会社は存続できず表彰も受けられないわけですから、本当に全てのお客様方のおかげ。

本当に廻りの皆様のおかげおかげで、まあ私なんて何やってんだろう。という所ですが、恵まれまくって・つきまくって、光栄にも表彰をお受けすることができました。(考えてみれば常に皆様に助けていただいて、まあ何と恵まれている人生なんでしょうか)

誠に誠にありがとうございます。

ここからもそれほど気張ることもなく、当たり前に、毎日毎日一生懸命よりよい家を目指して腕をふるえる仕事をして、お客様が一生愛着をもってお住まいいただける良い家、街の皆様にも町並みがよくなって喜んでいただけるお家を、一軒一軒ていねいにつくっていきたいと思います。

そして、またこれからも私達が建てたお家はずっと責任をもてる様に永続していきたいと思います。

おかげさまで弊社では伝統の日本建築の技術はベテラン大工より、順調に若手大工に継承が進んでおります。またこれからも積極的に腕の良い若い大工さんを増やし育てて抱えていき、弊社が一貫しております「大工の店」の側面をずっと守っていきたい、そしてそれで世の中のお役にたっていきたいと思います。

最後に、今回いただいた賞状は少し大きく、入る額が会社になかったため、、

こんな時は、

造ります。

大工さんの手づくりで2・3時間で造ってもらいました。弊社は大体なんでもすぐにつくってしまいして「手仕事工務店」の面目躍如というところでしょうか。

はい。それでは本年後半戦も有り難い事に仕事は輪をかけて忙しくなりそうですし、色々なイベントや新しくて面白い取り組み、そんでもってまた新しいスタッフの動きもあって、非常に楽しみです。

皆様これからもよろしくお願いいたします〜。

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 近所の噂に。。 | トップ | 植木移動中! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

家のつくり手達(職人さん・設計者)の話」カテゴリの最新記事