だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。
関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

曽木発電所遺構 (鹿児島県伊佐市)

2021年05月29日 | 散策記
今回は鹿児島県伊佐市周辺に出掛けてみた。
「曽木の滝」を見学したあとは、滝の下流にある「曽木発電所遺構」に行ってみた。

「曽木発電所遺構」は、鶴田ダムのダム湖である大鶴湖の湖底に残る、明治後期に建設されたレンガ造りの発電所跡である。
普段は水面下に沈んでいるが、ダムの水位を下げる5~9月だけ水面上に現れる。

 
普段は遺構には近づくことができないので、川の対岸に「曽木発電所遺構展望所」が整備されている。

(現地解説板)
  曽木発電所遺構の概要
曽木発電所遺構は、川内川の中流にある曽木の滝(東洋のナイアガラ)の約1.5km下流にあります。
いつもは鶴田ダム(西日本最大級の重力式ダム、昭和42年完成)がつくる大鶴湖の底に沈んでいて、
洪水に備えて貯水位を下げる五月から九月にかけて優美な姿を湖面に見せてくれます。
この曽木発電所遺構は明治42年(1909)に、日窒コンツェルンの創始者で、
我が国の代表的経済人である野口遵(ノグチ・シタガウ)により建設された 水力発電所で、
東西に幅43m、奥行20m、高さ19m、総面積2207.7㎡ (約669坪)の2階建一部3階建であり、
鹿児島県に唯一残る明治時代建造のレンガ造り建造物です。
また、当時は水俣のカーバイト工場《チッソ(株)水俣製造所》に電力を供給して、
我が国の電気化学工業発祥のきっかけになった貴重な近代化産業遺産でもあります。
                                              国土交通省 鶴田ダム管理所

 
渇水期の5月から9月の間にしか見る事ができない。     「旧曽木発電所本館」として国の登録有形文化財に指定されている。

レンガ造りの西洋風の建物跡が緑に囲まれた湖畔に佇む姿は、異国情緒が漂う非日常的な景色である。

【散策地データ】
名称:「曽木発電所遺構」
所在地:鹿児島県伊佐市大口曽木(曽木発電所遺構展望所)
形態:旧発電所
見学可能時間:常時可能
※渇水期の5月から9月以外は水没している可能性あり。
駐車場:有(無料)

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