だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。
関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

豊葦原神社 (熊本県八代市)

2021年03月10日 | 散策記
今回は熊本県八代市にある「豊葦原神社」に行ってみた。

 

「豊葦原神社」は、球磨川を見下ろす小高い丘に鎮座する神社で、創建は758年(天平宝字二年)と伝えられている。
征西将軍懐良親王が高田の御所にいた時、ここから吉野の行在所を遥拝していたことから、遥拝神社とも呼ばれている。

 

天正年間、キリシタン大名小西行長の焼き討ちにより社殿等は焼失したが、その後、肥後細川家初代細川忠興より再建された。
社号は賀茂宮から、木綿葉大明神、遥拝宮、明治維新以降は豊葦原神社と改称し現在に至っている。

 


目の前を流れる球磨川にある「遥拝堰」にも行ってみた。
「遥拝堰」は、球磨川の下流に設けられた頭首工で、取水された用水は八代平野の農業用水及び工業用水、
宇城・天草地域の水道水として利用されている。
この堰の歴史は古く、鎌倉時代には「杭瀬」と呼ばれる堰があり、江戸時代には加藤清正によって大石堰に改築され、
そのころから、目の前に遥拝宮(現 豊葦原神社)があることから「遥拝堰」と呼ばれるようになったようだ。
昭和に入りコンクリート製の堰が建設され現在に至っている。

 
2019年5月には現在の遥拝堰の下流に、加藤清正によって築かれた八の字堰が復元されている。

【神社データ】
名称:「豊葦原神社」(通称:遥拝神社)
所在地:熊本県八代市豊原上町3011
祭神:國常立尊・國狭槌尊・豊斟渟尊・泥土煮尊・沙土煮尊・大戸之道尊
大苔邉尊・面足尊・惶根之尊・伊弉諾尊・伊弉冊尊・天照皇大神
天忍穂耳尊・瓊々杵尊・彦火々出見尊・鵜草葦不合尊
建磐龍命・阿蘇津姫命・国造明神
(相殿)仲哀天皇・応神天皇・神功皇后
社格等:村社
創建:758年(天平宝字二年)
駐車場:有(無料)

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