daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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開拓の村のひな飾り

2024-02-23 | 札幌の四季

昨日の午後から降り出した札幌市内の雪、今朝までに45cmは今シーズン一番の降雪量だそうで、朝の内はお天気でちょうど町内会の除雪が入り、道が綺麗になったと喜んだばかりなのに皮肉ですねぇ…でも、ひな祭りも近いしまぁ良いか?と、笑っていられるのも春が近い余裕からですが。

 

先日北海道開拓の村に行って来ました。今の時期に出かけるのは何年振りかな?お目当てはひな人形の展示で、明治から1990年まで23組のお雛様が飾られています。

村内に入って最初に出会う来正旅館には、大正と昭和初期のお雛様。こちらは大正14年のもので、じつに立派なお住まいに入られていました。この時期ですから向かって右に男雛が座り、右に女雛が座るのは昭和天皇の即位以降なのだとか。(一部地域では違うそうです)

次の三〼河本そば店には昭和29年のお雛様を展示。明治期から小樽にあった建物で、これは「ゴールデンカムイ」2巻の"不敗の牛山"の登場シーンに出て来ます。そして当時の小樽のそば屋は、二階を遊女に提供していたそうですがここもそうだったのかな?

武井商店酒造部では大正中期と昭和10年の二組のお雛様を展示。ここは明治期の酒蔵の様子を知ることが出来て、私にはとても嬉しい場所なのですがそれはまた別の機会に。

次の武岡商店には三組の展示があり、その中から昭和2年のお雛様(左)。右2つは体験学習棟に展示してある四組で、大正10年、昭和20年、昭和30年、1990年とありました。

市街地群の外れの鰊御殿の青山家住宅。鰊御殿は日本海海岸沿いにいくつかありますが、網の蔵など多くの施設がそのまま残されているのは貴重。お雛様は青山家のもの。

また「ゴールデンカムイ」ですが、杉本が捕まり鶴見に頬を刺し通されるシーンに出てくるのが松橋家の住宅。

ここには昭和29年と32年のお雛様と雛軸が展示されています。軸になったお雛様も綺麗。あれ?以前と印象が違う気がして、写真を見比べると表装が変わってました。

 

大正期に建てられた浦河支庁は懐かしく、私の記憶にある頃はもう博物館でしたが。

ここには明治末期、大正8年、昭和5年、昭和21年と四組のお雛様が飾られていました。大正8年のお雛様は男雛が向かって左ですが、これは寄贈された方が特に指定をされなかったのでしょう。(明治・大正のお雛様の多くは「ご寄贈の方の飾り方に倣い展示しています」と書きい添えてありました)

明治から大正・昭和といくつものお雛様(左より順)。どれも女の子の夢と憧れをのせという感じで素敵でしたが、やっぱり今の感覚に一番近い1975年(昭和50年)のお姫様(右)が一番素敵だったなぁと、あの頃青年だったオヤジは遠い眼になるのですが…



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