CareTaker 's Log

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2006-02-19 23:10:12 | 雑記
初の「竹島の日」目前、日韓ともに静観 (朝日新聞) - goo ニュース

島根県が条例で「竹島の日」と定めた22日が近づいた。韓国が独島(トクト)と呼び、自国の領土とする島をめぐる1年前の条例制定は日韓関係を悪化させる要因になった。しかし、初めて迎えるその日を前に、今年は両政府とも静観を保っている。これ以上関係をこじらせたくないという思いが共通している。

 「冷静に対処した方がよいと思いますね」。小泉首相は17日、記者団に「竹島の日」について問われるとそう語った。安倍官房長官も同日の記者会見で「島根県の考え、地方自治体の考えなので、政府としてはコメントすべきではない」と触れたがらなかった。

 竹島を日本の領土としている政府も、これを声高に主張して韓国側との対立を激化させるつもりはない。初の「竹島の日」を控え、外務省は在京の韓国大使館とも連絡を取りあうなど、騒ぎにならないよう神経を使っている。

 昨年11月の日韓首脳会談では、首相が10月に靖国神社を参拝したこともあり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が自ら竹島問題を取り上げて首相を批判。年末に予定されていた大統領訪日も見送られ、関係は冷え込むばかりになった。

 だが、条例制定に激しく反発してきた韓国政府にしても、今は静かに見守る構えだ。

 「日本側が挑発しなければ静かに対応したい。だが日本政府が表に出てくれば黙っていない」。韓国政府関係者は「竹島の日」を前にこう語る。

 この島を実効支配している韓国政府の立場は「現状を維持しつつ、さらに自然な形で支配を深めていくこと」だ。昨年、竹島に上陸したのは04年の10倍以上にあたる1万9700人。竹島が編入されている慶尚北道と鬱陵郡は、竹島問題の専従チームなどを新設し、英・仏語の冊子も作って内外に「韓国固有の土地」とPRしている。

 韓国政府が気にしているのは日本の動き以上に国内メディアと世論だ。日本の動きや政治家の言動を韓国メディアが批判的に伝え、世論が同調すれば、政府も動かざるを得なくなる。そうなれば再び日本と非難合戦になり、「静かな実効支配」が崩れかねない。「何が起きても無視するのが韓国の国益に沿うのではないか」との声は、マスコミ幹部にもある。

 「これ以上の対日関係悪化は避けたいのが本音だが、あっという間に火がつく可能性も残る」。外交通商省幹部からは、そんな言葉も漏れる。今のところ21日に市民団体の約70人がソウルの日本大使館前でデモを計画している程度で、模様眺めの空気が漂う。

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 〈キーワード〉竹島の日: 竹島は島根県・隠岐諸島の北西157キロ、韓国・鬱陵島の東92キロにあり、東島、西島と数十の岩礁からなる。計約23万平方メートル。日本政府は1905年に領土編入を決定、同2月22日に同県が帰属を告示。韓国はこれを無効と主張し、実効支配している。帰属告示100周年を記念し、同県は05年3月、竹島の領土権早期確立の運動推進などのため、2月22日を竹島の日とする条例を制定。韓国側は猛反発し、自治体間の交流が中止、中断するなどの影響が出た。

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ぶっちゃけ一年前には私は竹島に関してさして興味がなかった。参照記事

島根県に知り合いがいるわけでもなく、韓国の自動車メーカとうちの会社が取引あるなかで「日韓友好年」の最中に「竹島の日」の制定は「なんもそんなことせんでも迷惑な・・・」ぐらいにしか思っていなかった。

が、その後、韓国にて「対馬の日」が制定されたり、わざわざ日本に来てカッターナイフで自傷行為をしたりと実効支配しているとは思えないほどのある種、子供じみたともいえる韓国側の反応でこの問題に興味を持ち、調べるなかで、1952年に韓国側が勝手に李承晩ラインを引き、日本の漁船を拿捕、数十人を殺害し数千人を拉致したことなどに反感を感じるようになった。

ただ日本もこの問題に関してあまりになあなあで置いておきすぎたのかもしれない。それは日本側の問題だ。たとえば1954年に韓国政府が竹島の武力占拠したときにそれに対応しなかった。イギリスはアルゼンチンがフォークランドの領有権を主張したときにきちんとそれに対処し、損害を出しつつも島を奪回した。憲法9条がある日本が同じことはできないかもしれないが毅然とした態度を示すことができなかったこともまた事実である。

いま双方は「竹島の日」を冷静に過ごそうとしている。熱くなられても問題だがこのまま、なあなあで済ましていくわけにもいかないだろう。


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