
仕事を終え、いよいよライプツィヒ・ハレ空港に戻ることができたのは、3日後のことでした。
お目当てのイリューシンIl-18は、ターミナルから見下ろすことができるポジションにディスプレイされていました。
Deutsche Lufthansa Ilyushin Il-18 / Leipzig/Halle Airport (2014/05/24)
この機体、名前の通りロシアのイリューシン製の古い旅客機です。
1950年代に製造が始められ、東西冷戦のさなか、アエロフロートをはじめとする旧東側諸国で運航されました。wikipediaによれば、500機以上も製造されたそうで、当時のベストセラーといっても過言ではありません。
ターボ・プロップ・エンジン4発を備える形状は、旧西側諸国のロッキードL-188などの旅客機と似ています。
形状だけ見れば、丸窓を備えるダグラスDC-4の方が似ているかもしれません。
DC-4はおろか、DC-8やB727などの日本で過去に活躍したジェット旅客機すら生で見たことがない自分には、とてもうれしいプレゼントになりました。
こんなに古い旅客機が、美しい状態で、しかも屋外に保存されているなんて!羨ましい限りです。
ちなみに、ライプツィヒ・ハレ空港のターミナルはこじんまりとしていますがとても近代的です。
Check-in Counters / Leipzig/Halle Airport (2014/05/24)
Moving walkway / Leipzig/Halle Airport (2014/05/24)
チェックインしたあとの制限区域内は飛行機を撮影するには適さない環境ですが、チェックイン・カウンター付近はこんな感じで撮影を愉しむことができます。
SunExpress Boeing B737-800 / Leipzig/Halle Airport (2014/05/24)
ただし、とにかく便数が少ないのでシャッターチャンスは限られます。
聞くところによると、この空港はDHLの貨物ハブとなっているため、夜間は貨物機が多く発着するのだとか。
この日は昼間だったためか、DHLのフレイターが1機見えただけでした。

DHL Airbus A300-600RF / Leipzig/Halle Airport (2014/05/24)
これにて、今回のドイツ滞在の記事は終了です。
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