
トライアスロン練習会のためショップに寄った折、ミノウラの新型ダイレクトドライブ式スマートトレーナーの試乗をやっていたので乗ってみて、その感想。ミノウラのダイレクトドライブ式が出るというのはサイクルモード辺りから聞いて、小まめにミノウラのサイトをチェックしていたので待ちに待っていた。というか、ミノウラのサイトにはまだ商品情報が出ておらず、突然で驚いた。
なお、試乗環境はフラットペダルで、自分のバイクでなく、私はダイレクトドライブ式に乗ること自体が初めてなので比較は出来ない。
乗った際の所感としては非常にスムーズ。Zwiftに接続してあってZwift環境内の勾配に合わせて負荷が自動的に上がったり下がったりするのだけど、全く段付き感がない。足を止めると、10kgあるフライホイールが慣性で回り、その点でも実走のような感覚がある。また、音も静かで、いわゆるチェーンの音しかしないというもの。何か工夫しているのか聞きそびれたけれど、通常の固定ローラーみたいな後輪をがっちり固められている感がなかった(フラットペダルだったせいかもしれないので断言は出来ないけど)。
代理店の深谷産業の方曰く、後発なので負荷の制御(プログラム)にはこだわった、また値段も(税抜10万円)、デリバリーは1月下旬、他社(Tacxか)と比べると比較的軽く、スリムに収納できる、とのこと。基本的な機能(接続やZwiftとの対応、パワー測定機能)は、私が理解している限り、WahooやTacxと同様みたい。負荷はスマホのアプリから可能なので、私ならスマホの入るスウェットガードにスマホを入れて適宜負荷を調整して、ipadでアニメを見ながらローラー台を回すかなと思った。なお、勾配の調整装置も開発中らしい。
個人的に特に気になったのが、タバタプロトコル(0Wから一瞬で500Wを踏み込む)を出来るかだが、深谷産業の方曰く可能とのこと(実際に試すのを忘れた)。一方、ローラー台を回していると妙に出力が高く表示されていた(そんなに踏んでいないのに380wとか)のが気になった。パワー測定の精度には自信があるそうだけど、15時の踏み込みと0時12時の死点のトルクの脈動を細かく拾いすぎているのかなとも思った。
というわけで、個人的には待った甲斐のあるかなり好印象な製品だった。とにかく音が静かでペダリングのフィーリングが滑らかなのは実走や他種のローラー台と比べものにならないくらい。もうちょっと、アナウンスメントや試乗レビューが出揃ったら本気で買うか考えてみるかな。