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指揮官たちの太平洋戦争

2016年07月19日 | 
指揮官たちの太平洋戦争

同期の桜
同窓会に出席すると何歳になっても当時の気持ちに戻ってしまうものです。先日、出身校の○○部の同窓会に出席した時にふとそう思った。20年ぶりに会った旧友も顔を合わせた瞬間に誰なのかわかった。あまり変わらない人、少し老けた人など様々だったが懐かしい気持ちはすぐこみあげてくるものだ。
さて、私がこの本を手に取って冒頭を読んだときに同じような事が書いてあった。70歳を過ぎた人たちだが同期会に参加するとたちまち中尉・少尉・生徒の頃に戻ってしまうという。年齢は関係ない様だ。

太平洋戦争を通して指揮官たちの戦死率は高い。特に少尉から大尉の現場指揮官クラスになると多くがその尊い命を失っている。陸海軍問わず指揮官が陣頭指揮に当たっているからだ。また経験の浅い若い学徒将校も多くの命を散らしてしまった。
彼らは何を思い戦場へ臨んだのであろうか。
 零戦隊長・艦長・陸戦隊長など多士済々。個性豊かなサムライたちが空に海に陸にくり広げる物語。中堅指揮官として最前線を駆け巡った青年指揮官はどう決断したか。いかに行動したか。31人の指揮官たちが体得した敵弾下の指揮を伝える物語です。