普段、野球なんてまったく見ないうちの母がきゃーきゃー言いながらWBCを見ていた。
王監督はうちの地元のH中学出身でぼくの先輩にあたる。
じつはうちの母も同じH中学で王さんのひとつ下だったそうだ。
当時から特別扱いされていながらもテングにならず、面倒見のよい人格者だったそうな。勉強もできたんだって。
さらに母は語る。王さんの学年の卒業式で祝辞を読んだのだとか、高校に上がってからも駅で王さんとばったり会って通学電車で会話をしただとか、けっこう親しかったのよー的なことを自慢げに。グルーピーかよ。
「ま、でも当時から人気者だった王さんのことだから、きっと眼中にもなかったんじゃないの?」
「フフフほんとにそう思う?そんなことないわよ。ほら、王さんの顔をよくごらん。他人の気がしないでしょ。じつはね、あつしだけお兄さんや弟と顔が違うのはね・・・」
「・・・」
「うそ。あんたお父さんにそっくりよ。」
いや、知ってるよママン。
ぼくの冗談がつまらないのは遺伝でした。
王監督はうちの地元のH中学出身でぼくの先輩にあたる。
じつはうちの母も同じH中学で王さんのひとつ下だったそうだ。
当時から特別扱いされていながらもテングにならず、面倒見のよい人格者だったそうな。勉強もできたんだって。
さらに母は語る。王さんの学年の卒業式で祝辞を読んだのだとか、高校に上がってからも駅で王さんとばったり会って通学電車で会話をしただとか、けっこう親しかったのよー的なことを自慢げに。グルーピーかよ。
「ま、でも当時から人気者だった王さんのことだから、きっと眼中にもなかったんじゃないの?」
「フフフほんとにそう思う?そんなことないわよ。ほら、王さんの顔をよくごらん。他人の気がしないでしょ。じつはね、あつしだけお兄さんや弟と顔が違うのはね・・・」
「・・・」
「うそ。あんたお父さんにそっくりよ。」
いや、知ってるよママン。
ぼくの冗談がつまらないのは遺伝でした。
そして絶妙な親子漫才!