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吉川忠英ライブ

2008-10-14 | ノンセクションの20

最近では福山雅治や夏川りみ等の仕事で知られるアコギスト吉川忠英のライブを観てきました。
ステージ/スタジオギタリストとして有名だけど、キャリアのスタートは高校在学中のバンド活動。(セミプロ?)
大学卒業後にいったん生保会社に就職するも、脱サラしプロとして音楽活動を再開、『THE NEW FRONTIERS』というバンドのメンバーとしてアメリカデビュー。
しかし程なくしてバンドを脱退、帰国してシンガーソングライター/スタジオミュージシャンの道へ。
30数年の活動歴で数多くのステージ/レコーディングに関わり、誰もが聞いたことのあるJ-POP(ニューミュージック)の名曲たち、あの曲この曲のあのフレーズたちを残してきたんですな。

昨今、アコギでもタッピングしたりとかボディをべちべち叩いたりとか斬新でハデなスタイルが人気だけど、吉川忠英はあくまでもオーソドックスなスタイル。(それでいてフレージングは幅広い)
そしてなんといってもあの暖かみのある音色がとても印象的でした。
まあ、「暖かみのある」なんて表現じゃ抽象的すぎて伝わらないかもしれんけど。(「音の暖かみ」の感じ方は人それぞれだろうし)
すごく今更なんだけど、音色を決定する要素ってギター本体や機材類はもちろんのこと、弾き方に拠る部分のウエイトもかなり大きいすよね。まあ、残念ながら肝心な手の部分はあんまりちゃんと見えなかったんだけど。(アットホームなこじんまりとしたハコなんだけど座席レイアウトがうまくなくて)
今後の活動では特に歌に力を入れていくとも話してましたね。歌も上手いし渋くていい声だった。そういえばホーミーも取り入れていたなぁ。→ホーミー動画
いっときおれもホーミーに興味を持って調べたことがあったけど、生で聞いたのは初めて!(日本にも体得してる人けっこういたりするんだろうか?)
まあ、そんなのも織り交ぜた歌声とそれに対するギターのバランスが非常に良いんですよ。まとまっていて安心して聞ける。これは歌伴奏アコギストが目指すべきひとつの手本と言えますね。(だからこそ売れっ子なんだろうけど)
今回のツアーに同行している若手ギタリスト(弟子のような人?)が、インターバル中に2曲ほど弾き語りしたんだけど、「歌・ギター・タイム感、そしてそれらのまとまり」があきらかに違う、申し訳ないがガチャガチャした印象に聞こえてしまった。(キャリア的に考えて比べられてしまうのは酷だろうけど)
また、こういうキャリアが長い人というのはMCも大概おもしろいw
その場その場に合わせて、ちゃんとおもしろいことがサクっと言えるよね。ステージ降りても普通に気さくなおじさんってかんじだったし。
60歳をすぎてまだまだ現役、そのバイタリティにも感服いたしました^^

まあおれ自身のアコギに関しては「いかにエレキの弾き心地に近づけるか(楽に弾くか)」をテーマにしてる外道なもんでwこの人のプレイを参考にできるかと言われると、そこはびみょーなんですが^^;





今週末はいよいよ念願のトミエマ観に行ってきます!ちょー楽しみ^^
『Tommy Emmanuel - Guitar Boogie』





1月にはパットメセニー来ますな。1回は観ときたいよなぁ。ブルーノート嫌いだけどしゃーないか。(お高いばっかりで見にくいったらありゃしない)

ハイラムブロック
は結局1度も観る機会のないうちに・・・合掌(-人-)