3月19日(土)から27日(日)まで、東京両国・シアターXにて開催するドラマ・リーディング「巨匠の見た世界」のご案内
この企画は、20世紀演劇の巨匠と呼ぶにふさわしい5人の劇作家(ラティガン、カワード、ベケット、ピンター、フリール)による短編戯曲5演目7作品を集中的に紹介することにより、風習喜劇から不条理劇を経て現代に至るまでのイギリス・アイルランド演劇の流れを、ヨーロッパ演劇の大きな水脈の中に位置づけようとする試みです。また、演出家と各分野の専門家による多彩なシアタートークもお楽しみいただけます。
一見、互いに何の関係もなさそうに思われてきた「風習喜劇」(Comedy of Manners)と「不条理劇」には、実は、思わぬところでつながりがあるのかも知れない。そんな思いがけない解釈の可能性にふれることの出来る絶好の機会です。
年度末でお忙しいことと思いますが、ぜひご覧になっていただければと思います。
詳細は、国際演劇協会「巨匠の見た世界」公式サイトをご覧ください。
演出家・翻訳者のコメント、出演者紹介、稽古場の様子、本企画にまつわるこぼれ話など、盛りだくさんに情報提供しています。
http://www.green.dti.ne.jp/~iti/
Twitter: @itijapan
■作品、演出家、出演者紹介/上演日程
①テレンス・ラティガン(1911-1977) =作 荒井良雄・広川治=訳 保科耕一=演出
『ハレクイネイド~「ロミオとジュリエット」の喜劇~』
出演=西沢利明、河合盛恵、阿部百合子(俳優座)、浜野基彦(テアトル・エコー)、前島幹雄、田辺静恵(テアトル・エコー)、倉地彩乃、渡辺慎一郎、片岡優香、奥野義章、佐藤俊介、平田泰久、福地将章、前田礼雅、保科耕一(テアトル・エコー)
「ロミオとジュリエット」の初日を前にした劇場。ロミオ役俳優とジュリエット役女優は夫婦なのだが、夫の重婚が発覚し孫まで登場してしまう。舞台裏はドタバタ喜劇、果たして初日の幕はぶじ開くのか。
上演日程;3月23日(水)19時、25日(金)14時、27日(日)17時
②ノエル・カワード(1899-1973) =作 吉岩正晴=訳・演出
『夕日の影』
出演=井上倫宏(円)、前田真里衣(民藝)、かんこ、沼田真吾(オフィスまとば)
末期癌のジョージをひとり看取ることに悩んだ愛人が、別居中の妻を呼び寄せる。ライバル同士の女性が休戦を提案しあう中、病院を抜け出したジョージが帰ってきてしまい…。死と直面した時、人はどう生きるべきか。
上演日程:3月19日(土)17時、23日(水)14時、26日(土)14時
③ハロルド・ピンター(1930-2008) =作 喜志哲雄=訳 林英樹=演出
『家族の声』
出演=新井純、高橋和久(俳協)、辰巳次郎
ロンドンに下宿する息子と、両親との往復書簡。しかし実際には投函されていない?父親は死んでいる?真実はどこにあるのか。
『沈黙』
出演=武田光太郎、岡本高英、板津未来
かつて同じ職場にいた3人が思い出話を始める。ところが話は三者三様、記憶は曖昧なもので…。
上演日程:3月20日(日)14時、22日(火)19時、25日(金)19時
④サミュエル・ベケット(1906-1989) =作 高橋康也=訳 新見真琴=演出
『わたしじゃない』
出演=木直子、清藤美智子(本田・佐藤モダンバレエ研究所)
孤独の果てに自分の声を忘れてしまったという「彼女」。行き倒れた「彼女」のことを語るのは、暗闇に浮かぶ、口。
『芝居』
金子あい(オフィスまとば)、藤川恵梨(NLT)、井上倫宏(円)
壺から顔だけ出した、夫・妻・夫の愛人。三つの口はどうやら、生きていた頃の記憶を語っているようだ。芝居を演じるかのようだった、その記憶を。
上演日程:3月20日(日)17時、24日(木)14時、26日(土)17時
⑤ブライアン・フリール(1929-)=作 吉岩正晴=訳 川口啓史=演出
『その後の二人~ソーニャとアンドレイ~』
出演=榛名由梨(町田英子事務所)、金尾哲夫(昴)
モスクワのカフェで、チェーホフの『ワーニャ叔父さん』の登場人物ソーニャと、『三人姉妹』の登場人物アンドレイが出会う。人生と夢を語り合うが、嘘と真の境が見えない。
上演日程:3月21日(月・祝)14時、24日(木)19時、27日(日)14時
シアタートーク ※入場無料・予約不要・公演終了次第ロビーにて
A:シェイクスピアから風習喜劇への系譜:荒井良雄、吉岩正晴(19日終演後)
B:ピンターは不条理劇か否か:喜志哲雄、林英樹、<進行>吉岩正晴(20日昼終演後)
C:ロンドンにおけるアイルランド演劇:谷岡健彦、川口啓史、<進行>吉岩正晴(21日昼終演後)
D:不条理劇先駆者としてのベケット:岡室美奈子、新見真琴、<進行>吉岩正晴(24日昼終演後)
E:秀作短編研究シリーズの意義:上田美佐子、保科耕一、<進行>佐藤康(25日昼終演後)
F:日英演劇教育の未来:永井多恵子、中山夏織、三輪えり花、<進行>吉岩正晴(27日昼終演後)
■劇場
シアターX(カイ)東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア内
Tel:03-5624-1181 JR総武線両国駅下車3分、都営大江戸線両国駅下車10分
■チケット発売中 全席自由
一般2000円・学生1500円・リピーター(一般学生共)1000円・5作品通し券6000円
E-Mail:ititicket@gmail.com Tel: 03-3478-2189 Fax: 03-3478-7218
■スタッフ
企画:吉岩正晴 舞台監督:辰巳次郎
照明:株式会社シアタークリエイション鳥海咲 音響:藤平美保子(T.E.S.)
宣伝美術:隆俊作(5Fret) 票券:武石駿 制作助手:水野陽子 配役協力:森島朋美
制作:庭山由佳 統括:曽田修司
芸術文化振興基金助成事業
この企画は、20世紀演劇の巨匠と呼ぶにふさわしい5人の劇作家(ラティガン、カワード、ベケット、ピンター、フリール)による短編戯曲5演目7作品を集中的に紹介することにより、風習喜劇から不条理劇を経て現代に至るまでのイギリス・アイルランド演劇の流れを、ヨーロッパ演劇の大きな水脈の中に位置づけようとする試みです。また、演出家と各分野の専門家による多彩なシアタートークもお楽しみいただけます。
一見、互いに何の関係もなさそうに思われてきた「風習喜劇」(Comedy of Manners)と「不条理劇」には、実は、思わぬところでつながりがあるのかも知れない。そんな思いがけない解釈の可能性にふれることの出来る絶好の機会です。
年度末でお忙しいことと思いますが、ぜひご覧になっていただければと思います。
詳細は、国際演劇協会「巨匠の見た世界」公式サイトをご覧ください。
演出家・翻訳者のコメント、出演者紹介、稽古場の様子、本企画にまつわるこぼれ話など、盛りだくさんに情報提供しています。
http://www.green.dti.ne.jp/~iti/
Twitter: @itijapan
■作品、演出家、出演者紹介/上演日程
①テレンス・ラティガン(1911-1977) =作 荒井良雄・広川治=訳 保科耕一=演出
『ハレクイネイド~「ロミオとジュリエット」の喜劇~』
出演=西沢利明、河合盛恵、阿部百合子(俳優座)、浜野基彦(テアトル・エコー)、前島幹雄、田辺静恵(テアトル・エコー)、倉地彩乃、渡辺慎一郎、片岡優香、奥野義章、佐藤俊介、平田泰久、福地将章、前田礼雅、保科耕一(テアトル・エコー)
「ロミオとジュリエット」の初日を前にした劇場。ロミオ役俳優とジュリエット役女優は夫婦なのだが、夫の重婚が発覚し孫まで登場してしまう。舞台裏はドタバタ喜劇、果たして初日の幕はぶじ開くのか。
上演日程;3月23日(水)19時、25日(金)14時、27日(日)17時
②ノエル・カワード(1899-1973) =作 吉岩正晴=訳・演出
『夕日の影』
出演=井上倫宏(円)、前田真里衣(民藝)、かんこ、沼田真吾(オフィスまとば)
末期癌のジョージをひとり看取ることに悩んだ愛人が、別居中の妻を呼び寄せる。ライバル同士の女性が休戦を提案しあう中、病院を抜け出したジョージが帰ってきてしまい…。死と直面した時、人はどう生きるべきか。
上演日程:3月19日(土)17時、23日(水)14時、26日(土)14時
③ハロルド・ピンター(1930-2008) =作 喜志哲雄=訳 林英樹=演出
『家族の声』
出演=新井純、高橋和久(俳協)、辰巳次郎
ロンドンに下宿する息子と、両親との往復書簡。しかし実際には投函されていない?父親は死んでいる?真実はどこにあるのか。
『沈黙』
出演=武田光太郎、岡本高英、板津未来
かつて同じ職場にいた3人が思い出話を始める。ところが話は三者三様、記憶は曖昧なもので…。
上演日程:3月20日(日)14時、22日(火)19時、25日(金)19時
④サミュエル・ベケット(1906-1989) =作 高橋康也=訳 新見真琴=演出
『わたしじゃない』
出演=木直子、清藤美智子(本田・佐藤モダンバレエ研究所)
孤独の果てに自分の声を忘れてしまったという「彼女」。行き倒れた「彼女」のことを語るのは、暗闇に浮かぶ、口。
『芝居』
金子あい(オフィスまとば)、藤川恵梨(NLT)、井上倫宏(円)
壺から顔だけ出した、夫・妻・夫の愛人。三つの口はどうやら、生きていた頃の記憶を語っているようだ。芝居を演じるかのようだった、その記憶を。
上演日程:3月20日(日)17時、24日(木)14時、26日(土)17時
⑤ブライアン・フリール(1929-)=作 吉岩正晴=訳 川口啓史=演出
『その後の二人~ソーニャとアンドレイ~』
出演=榛名由梨(町田英子事務所)、金尾哲夫(昴)
モスクワのカフェで、チェーホフの『ワーニャ叔父さん』の登場人物ソーニャと、『三人姉妹』の登場人物アンドレイが出会う。人生と夢を語り合うが、嘘と真の境が見えない。
上演日程:3月21日(月・祝)14時、24日(木)19時、27日(日)14時
シアタートーク ※入場無料・予約不要・公演終了次第ロビーにて
A:シェイクスピアから風習喜劇への系譜:荒井良雄、吉岩正晴(19日終演後)
B:ピンターは不条理劇か否か:喜志哲雄、林英樹、<進行>吉岩正晴(20日昼終演後)
C:ロンドンにおけるアイルランド演劇:谷岡健彦、川口啓史、<進行>吉岩正晴(21日昼終演後)
D:不条理劇先駆者としてのベケット:岡室美奈子、新見真琴、<進行>吉岩正晴(24日昼終演後)
E:秀作短編研究シリーズの意義:上田美佐子、保科耕一、<進行>佐藤康(25日昼終演後)
F:日英演劇教育の未来:永井多恵子、中山夏織、三輪えり花、<進行>吉岩正晴(27日昼終演後)
■劇場
シアターX(カイ)東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア内
Tel:03-5624-1181 JR総武線両国駅下車3分、都営大江戸線両国駅下車10分
■チケット発売中 全席自由
一般2000円・学生1500円・リピーター(一般学生共)1000円・5作品通し券6000円
E-Mail:ititicket@gmail.com Tel: 03-3478-2189 Fax: 03-3478-7218
■スタッフ
企画:吉岩正晴 舞台監督:辰巳次郎
照明:株式会社シアタークリエイション鳥海咲 音響:藤平美保子(T.E.S.)
宣伝美術:隆俊作(5Fret) 票券:武石駿 制作助手:水野陽子 配役協力:森島朋美
制作:庭山由佳 統括:曽田修司
芸術文化振興基金助成事業