自民圧勝。

昨日の投票日から一夜明け、蓋を明けてみると、自民党圧勝。
数字は正直だ。これが民意を明確にした結果なのだろう。

しかしながら、ビバ自民党で投票した人はそんなに多くはいないでしょう。
むしろ、色々考えた末に、シンプルに考えて、郵政民営法案への意思表示として自民党へ一票を投じた人が多いかもしれない。

与党圧勝の結果に対し、敗者や何事にも問題意識ばかりの視点で語るコメンテーターは、今更小選挙区制度の怖さを露呈した結果だとか、恐怖政治云々という人もいるけれど、今回の選挙は、かつてないほどの民意を反映した選挙であって、今まで盲目的な支持政党啓蒙者の不動票に甘んじ、それ以外の民意というものを侮っていた事の方が、政治的欠陥だったと思う。

石川啄木の詩にある「働けど働けど我が暮らし楽にならざり。 じっと手を見る。」

この詩を体現しているサラリーマンや自営業、経済を支えている大衆層が、真面目に働くものがこの先馬鹿をみるような実情に辟易し、低迷する社会を変えて欲しい。それには、今どちらの政党が、結果を残せそうか？実行力があるのか？
そういう選択肢の中で、みんな一票を投じたのだと思う。

自民に入れた人は、自民党の公約全てを容認するのか？という意見もあるけれど、
内閣や自民党執行部の今回の選挙の目的は「郵政民営化の是非を国民に問う」というものだったと思う。
自民に入れたから、他の法案も賛同をえられた・・・と考える単純な内閣・執行部ではないと、私は思っている。

これからどうなってゆくのか、どう変革されるのか先行き不透明ですが、
民意を尊重して、おごらずに、改革に取り組んで欲しいと思う。