今年も残すところ数日の今日（２６日）、イギリスのポートフォリオ・ブックの会社テクニカル セールス社から新製品が入荷いたしました。丁寧な作りのブック（皮，合成皮革）は販売中ですが、価格的にお求め安い製品２点が到着いたしました。ひとつは合成皮革のカバーで内側のスクリューの部分が簡便にできています。従来のNAPELLA(エンボス）ブックの11×14サイズ半額￥１５７５０（税込み）ですが、使い方次第で有効なプレゼンテーションツールになります。NAPELLA エコノミーとご用命ください。
もう一点はバックラム（布製）ブックです。合成皮革の代わりに布が張り合わせてあります。手触りは良く、価格もハンドメイドながら11×14サイズ￥１１５００（税込み）とお手軽です。BACKRUM エージェンシーバインダーとご用命ください。
上段：NAPELLA 中段：NAPELLA エコノミー 下段：BACKRUM エージェンシーバインダー
それから East 47th street にある JAPAN SOCIETY で杉本博司氏の写真展をみました。シースケープ（海）の写真をゆっくり見ることが出来ました。来年２月１９日まで開催されていますのでお薦めです。MUSEUM OF THE CITY OF NEW YORK ではアボットの撮影したものと現在の同じ場所からの撮影した写真を展示していました。アボットの写真の焼きのすばらしさに感動しました。あと大きな美術館・小さいギャラリーを１０箇所以上まわりました。どれもきちんと整理されて、小奇麗でした。販売価格が直ぐ判るよう、用意されていました。個人または会社での写真の購入・コレクターの人、等、写真のマーケットが確立されていることを実感として認識いたしました。日本も写真を飾る文化が広がることを願います。
コスモス店主新山
コスモス店主新山は１０月１８日から１０日ニューヨークに滞在しました。仕事の合間に写真ギャラリーを是非見たいと思い、いろいろな人に聞きました。たくさんの情報が入ったのですが、マンハッタンのギャラリー全般の情報を得ることができず、最終的にはNew Yorkの本屋で購入出来るのではとの結論でした。チェルシーが今もっとも新しいということから、まず本屋に聞きましたが、ないとのつれない返事、しかしすぐ解決いたしました。ギャラリーの写真をみて、この近くの写真ギャラリーの有無を尋ねたところ、一冊のギャラリー情報満載の本を手渡されました。これは素晴らしい本でした。アメリカ中の写真ギャラリーのスケジュールが書かれ、ギャラリーの広告から、いろいろな写真家の作品を見るだけでも楽しいものです。約１ｃｍくらいの厚みの中、ニューヨークだけで2/3を占めています。Downtown/Chelsea/Midtown & Uptown の地図と場所がすぐ判るように構成されています。年末・正月アメリカに行かれる人は下記のウェブサイトをクリックして情報を得ましょう.
新山はＩnternational Center of Photographyで Andre Kertesz の写真、メトロポリタンでの写真展、Charles Cowles Galley での Edward Burtynsky(テーマCHINA) 内容は素晴らしいものでした。ラムダプリント アメリカではchoromogenic （綴りは正確ではありませんが）といわれました。大きなサイズ１ｍｘ２m or 1mx3mの写真が大きな会場に展示され、一枚 $11,000.の値段がついていました。Burtynskyty の写真はyahoo アメリカで見れます。価格ですとギャラリーBruce Silverstein でのケルテスは一枚$60,000 ～$80,000の値段がついていたと思います。写真はほとんど名刺かもしくはもっと小さいものでしたが、歴史を経ていい色（セピア）にくっきりいい写真が映りだされていました。ガラス乾板からのコンタクトかなとおもいました。ルーペが用意されているのにおどろきました。20$でこのギャラリーから本を買いましたが、見せる人すべてがこの本を絶賛します。約８ｃｍ角ぐらいのミニ本ですが、装丁がよくできています。 この後続く
プリントファイル社
３５年の実績があるアーカイバル専門メーカーです。アーカイバルとは長期保存対応ということです。写真に直接触れる商品にはポリエチレン、マウント、印画紙にはポリプロピレン、プレゼンテーションにはポリエステルと分けて商品づくりをしています。最近ではポートフォリオ，中性紙箱、フレームに力を注いでいます。良い商品を割安値で供給してくれます。ありがたい会社です。コスモスでは代理店をしていますが、本当にファミリーの会社です。今後とも皆様よろしくお願いいたします。
コスモス店主 新山は本年１０月１８日～１１月３日までアメリカに出張いたしました。何度かに亘りアメリカ情報をお送りします。
一番の目的はニューヨークで毎年行われている PHOTOPLUS EXPO 写真関連の展示会に行くことでした。この展示会のターゲットはエンドユーザー、つまり写真家中心のショウです。日本の各カメラメーカーはもちろん富士フイルム、エプソンほかほとんどが参加しています。コスモスが代理店をしている、PRINT FILE社も毎年出展います。今回は新製品をかなり発表するということを聞き急出張を決意しました。展示会にはコスモス 取引先がプリントファイル社以外にも３社出展していました。そのほかいろいろ収穫の多い出張でした。
プリントファイル社とは１０年以上の付き合いがあります。きっかけはドイツのケルンで行われ手いるフォトキナ（世界最大の写真の祭典・・・１週間で１５万以上の入場者）で知り合いその後販売を続けています。なんといってもアメリカでは圧倒的に知られている会社です。写真店・画材店では有名です。それはアーカイバル（長期保存対応の製品で作られているファイルであり、写真家のみならず博物館・美術館でも採用されています。８年前、ニューオリンズで展示会が済んだ後フロリダ オーランドの本社をたずねました。会社の中に工場があり、ポリエチレンの製品をペレットを溶かし吹き上げ（煙突状でインフレーションというそうです）て製造していました。製品はきれいなラインでつくられているのに感激したものです。ポリプロピレンも圧着、穴あけ、袋ずめと一貫生産２４時間３交代制で行っていました。社長のＭｒ Ｈｅｎｒｙ Ａｍａｔ からはいろいろ製品のことを聞き、楽しい夕食をいただき、オーランドを満喫しました。そのご、ニューヨークに行き、Ｂ＆Ｈ、サムフラックスほかの店を見学し、その展示量の多さにおどろいたものです。そのご、日本で幸いにもヨドバシカメラ社で取り扱いの機会を得、最初は日本の皆様にはなじみがなく、売り上げもすくなかったのですが、徐々にアーカイバルが侵透し、おかげ様で今日広くご利用いただいています。Ｍｒ． Ａｍａｔ 夫妻は日本に来られ、東京、箱根、京都と楽しい旅をいっしょにしました。なかでも相撲見物、箱根の温泉、京都見物はいまでもいい思い出です。前置きが長くなりましたが、現在のプリントファイル社は社長はＭｒ．Ｈｅｎｒｙ Ａｍａｔ ですが、息子さん のＭｒ。Mark Amatが立派に副社長を努めています。製品もＭｒ．Ｍａｒｋになって幅がひろがり、ポートフォリオ、中性紙箱、フレーム等の販売もおこなっています。その中でも今回、ポートフォリオ、箱、ＣＤケース、と製品をふやしました。今後どんどん紹介してまいります。ポートフォリオの場合、買いやすいマルチリング製のもの、透明性のよいプレゼンテーションアルバムは現在ヨドバシカメラでお求めになれますが、追加の製品をなるべく早い機会にお求めできるようにしたいと思っています。サンプルはコスモスで見ることが出来ますのでお立ち寄りください。もうひとつお話すると、Ｍｒ．ＡｍａｔにはＭｒ．Ｇｅｎｅ Ａｍｒｏｓｏ氏がついていることです、ライトインプレッション社で営業部長をつとめ、いろいろ知り尽くしている、gene 氏が良い製品を積極的に開発しています。今後も期待してください。ニューヨークではサムフラックス画材店、ロスではサミーカメラでプリントファイル製品は大きな場所を占めていました。Ｂ＆Ｈに行きたかったのですが、残念なことにユダヤの祭りと重なり、一週間閉店していましたので、見ることができなかったのですが、大きなスペースをプリントファイル社が占めているとのことです。
左から 6年前コスモスを訪れたＡmat社長、相撲観戦のAmat夫妻、the Photoplus ExpoでのMark Amat副社長。
