9月8日の朝、コスモス店主はニューヨークへ出発しました。
運の悪いことに、店主新山の席は３７列目。一番後ろのトイレの前です。
うとうとするたびに、シュコー・・・ポンッ！！とトイレの吸い込む音で目が覚めてしまう残念な席でした。
睡眠不足と入国審査に随分時間がかかった為に、クタクタでＪＦＫ空港に到着。タクシーにてマンハッタン島のカンテルモ社へと向かいました。
ランチに巨大なチーズバーガーを食べるコスモス店主
コスモス店主新山は10月18日より10日間ニューヨークに出張しました。コスモス取引先との打ち合わせ・新商品の勉強が本来の目的でしたが、どうしても会って、商談したい会社がありました。それはBREWER-CANTELMO 社でした。ニューヨークにあり約80年（正確に書きますと1928年）の歴史をもつハンドメイドでポートフォリオ・ファイル・メニュー等を作る老舗中の老舗です。ご存知のとおり、ニューヨークはアメリカの歴史のなかで経済の中心としてトップを占め続けています。その経済力は例えば、金融、メディア、広告会社、カメラマン、モデル、ヘアメイク、スタイリスト、最高のクリエイターが集まっています。そのニューヨークで約80年ものあいだハンドメイドにこだわってきているカンテルモ社がどういう会社か見てみたかったのです。ニューヨークを離れる２日前アポイントがとれ訪問いたしました。SEVENTH AVENUE にありました。3時の約束でしたが、2時間まえには到着し、場所を確かめた上で近くのレストランで軽い食事をして20分前に訪問いたしました。表通りに面しているビルで守衛がいましたので、カンテルモ社に行きたいと告げ、階数を聞きだし、エレベーターを降りました。受付窓口の女性に社長とのアポイントを告げ、早すぎたので少し待ちました。その間女性のクリエーターがポートフォリオを受け取りに来ました。話しかけとところ、写真家でした。その写真家の話では、カンテルモは他の同様な会社より、質か高いと言われたときはますます会う前に興奮いたしました。前の人との話が終わりSTEVE社長と面談しました。カンテルモ社については日本では共同写真要品さんが取引をされた時期もありますが、現在は取引はないとのことを共同さんからお聞きしていましたので、そのことから話をはじめ、日本の実情・コスモスのこといろいろ話をいたしました。少しずつ話がひろがりはじめ、取引ができることになりました。驚いたことにSTEVE社長みずから工場を案内してくれました。SEVENTH AVENUEに工場があるのにはびっくりしました。作っている製品はポートフォリオ、有名ホテル・料理店の高級メニュー（皮／人工皮革等）でした。高級品のマーケットの大きさに脱帽しました。材料の種類の多さにもビックリです。 素晴らしい皮ですねと触りながら話をすると、これはカンテルモが推薦する人工皮革（PREMIUM S-K)と教えてもらいました。いろいろな製品を触り、確かめましたが、このPREMIUM S-Kは皮と判断がつかないほど良い材料です。ハンドメイドなので、常時在庫というものはありませんが、2点通常の人工皮革のものを購入し材料サンプルをもらい帰国いたしました。11月中旬から少しずつ来社された方に、カンテルモを紹介したところ、評判がよく、注文が入り始めています。当初は注文の仕方等はじめてなもので、いろいろ手間取り迷惑をかけていますが、徐々によくなっています。注文の場合1）材料の選択 100種類以上あり 2）大きさ 3）製品の種類 4）替ページの枚数 これが背幅に関係します。５）背幅の種類 ROUND OR FLAT 6)名前のロゴの種類／級数指定7）名いれの色８）リフィル(替えページ スペアーの枚数) etc., このようなわけで慣れていませんでしたが、いまはスムーズにいきだしました。注文を出すと、名入れの場合、faxで最終確認のため、実際の大きさの名前がおくってきます。それがokとなって約１週間から１０日で出来上がります。注文から２週間から３週間でお届けできますようコスモスも勉強いたします。先週カンテルモ社から注文の品の入荷が入り始めました、また皮、PREMIUM S-K サンプルが１００種以上到着しています。是非お立ち寄りいただきご覧いただければと思います。 PREMIUM S-K は本革と通常の人工皮革の中間で価格も本皮とくらべると安く、その色の種類の多さは皆さんの満足を得れるものと確信します。到着した材料やカンテルモ社でのSTEVE社長（B/Wで写真を撮りました)等、みてください。
それから East 47th street にある JAPAN SOCIETY で杉本博司氏の写真展をみました。シースケープ（海）の写真をゆっくり見ることが出来ました。来年２月１９日まで開催されていますのでお薦めです。MUSEUM OF THE CITY OF NEW YORK ではアボットの撮影したものと現在の同じ場所からの撮影した写真を展示していました。アボットの写真の焼きのすばらしさに感動しました。あと大きな美術館・小さいギャラリーを１０箇所以上まわりました。どれもきちんと整理されて、小奇麗でした。販売価格が直ぐ判るよう、用意されていました。個人または会社での写真の購入・コレクターの人、等、写真のマーケットが確立されていることを実感として認識いたしました。日本も写真を飾る文化が広がることを願います。
コスモス店主新山
コスモス店主新山は１０月１８日から１０日ニューヨークに滞在しました。仕事の合間に写真ギャラリーを是非見たいと思い、いろいろな人に聞きました。たくさんの情報が入ったのですが、マンハッタンのギャラリー全般の情報を得ることができず、最終的にはNew Yorkの本屋で購入出来るのではとの結論でした。チェルシーが今もっとも新しいということから、まず本屋に聞きましたが、ないとのつれない返事、しかしすぐ解決いたしました。ギャラリーの写真をみて、この近くの写真ギャラリーの有無を尋ねたところ、一冊のギャラリー情報満載の本を手渡されました。これは素晴らしい本でした。アメリカ中の写真ギャラリーのスケジュールが書かれ、ギャラリーの広告から、いろいろな写真家の作品を見るだけでも楽しいものです。約１ｃｍくらいの厚みの中、ニューヨークだけで2/3を占めています。Downtown/Chelsea/Midtown & Uptown の地図と場所がすぐ判るように構成されています。年末・正月アメリカに行かれる人は下記のウェブサイトをクリックして情報を得ましょう.
新山はＩnternational Center of Photographyで Andre Kertesz の写真、メトロポリタンでの写真展、Charles Cowles Galley での Edward Burtynsky(テーマCHINA) 内容は素晴らしいものでした。ラムダプリント アメリカではchoromogenic （綴りは正確ではありませんが）といわれました。大きなサイズ１ｍｘ２m or 1mx3mの写真が大きな会場に展示され、一枚 $11,000.の値段がついていました。Burtynskyty の写真はyahoo アメリカで見れます。価格ですとギャラリーBruce Silverstein でのケルテスは一枚$60,000 ～$80,000の値段がついていたと思います。写真はほとんど名刺かもしくはもっと小さいものでしたが、歴史を経ていい色（セピア）にくっきりいい写真が映りだされていました。ガラス乾板からのコンタクトかなとおもいました。ルーペが用意されているのにおどろきました。20$でこのギャラリーから本を買いましたが、見せる人すべてがこの本を絶賛します。約８ｃｍ角ぐらいのミニ本ですが、装丁がよくできています。 この後続く
プリントファイル社
３５年の実績があるアーカイバル専門メーカーです。アーカイバルとは長期保存対応ということです。写真に直接触れる商品にはポリエチレン、マウント、印画紙にはポリプロピレン、プレゼンテーションにはポリエステルと分けて商品づくりをしています。最近ではポートフォリオ，中性紙箱、フレームに力を注いでいます。良い商品を割安値で供給してくれます。ありがたい会社です。コスモスでは代理店をしていますが、本当にファミリーの会社です。今後とも皆様よろしくお願いいたします。