【幸せになれる言葉】モラルハラスメントから逃れて

他人に理解してもらいにくい、それでいて身体暴力と同じく被害者を苦しめるモラルハラスメント。そんな障害を持つパートナーと離れるのは、本当に大変。
一緒にいても辛く、別れるにもモラルハラスメント特有、且つ支離滅裂な論理を自信たっぷりに主張し、嫌がらせを続ける、本当に厄介な人間です。しかも、本人は、自分の非を感じることは、全くできません。
でも、そんな人間から逃れる決断を強いられている貴方へ、勇気の出る言葉を集めました。

こちらは、モラルハラスメントの加害者から逃げるという方法を選択された相談者さんです。
逃れたくてもいろいろな事情でそうは行かない人も沢山います。
ですから、何が何でも今すぐに離れなくても良いのです。

ただ、自己愛性人格障害について正しく理解し、自分の状況、被害者体質、加害者の特徴、行動パターンを
分析し、少しでも楽な生き方をしていくことが大切です。

多くのモラルハラスメントを見てきたからこそできるアドバイスを精神誠意行います。
どうぞ、一人で悩まないでください。





【モラルハラスメント離婚を終え、心の静けさを手に入れた相談者さんからの手紙 50代女性】

モラルハラスメントと戦い続けて、私は強くなれました。何で、こんな理不尽に長年付き合ってきたのだろう？と不思議に感じます。
同時に、モラルハラスメントを行うような人間に育てられた彼を、気の毒に思います。彼の両親の言動は、モラルハラスメント人間を作り出すに足る典型的な人たちです。
彼も、また、その両親の被害者なのだな、と思います。だからこそ、この環境から私の大切な子供たちを離脱させた私の決断は、間違っていなかった、と再確認しています。

今の私には、子どもたちという宝物、支えてくれる実家の家族、親身に相談に乗ってくれる友人もいます。彼を立てるため、へそを曲げさせないために、子供や両親に、気遣いをお願いする必要もありません。嫌いなものは嫌いといえ、嫌なことは、嫌だといえます。そんな当たり前なことに、幸せを感じるのです。


また、夫と離れてみて、実は、どんなに彼が浮いた存在であったか思い知りました。問題は、彼が他人に嫌われているということではなかったと思います。人間誰もが欠けた部分を持っています。勿論私もです。それでも、それを補い合うのが夫婦だと思ってきました。しかし、ゆがんだ夫婦関係では、それを指摘することさえ、許されません。

人生には、自分がいくらがんばってもどうにもならないことがあると知りました。
だからといって、絶望することはない、ということも。
得られなかったものに目を向けるのはやめて、この手のひらに残っているものをこころから喜び、大切に大切にしていきたいと思っています。すると、どんなに今の心の静けさが、貴重なものか痛切に感じます。

モラルハラスメントはまだまだ認知度が低く、他人に理解されにくいのが現状です。
こういう種類の人間がいるのだ、ということを一人でも多くの人に知ってもらいたいと思います。被害が拡大する前に、気づいて欲しいと思います。もう精一杯頑張ったあなたに。。そしてその方のベストな道を歩いてくださいますよう、応援しています。



★ヘレンケラー★
ひとつの幸せのドアが閉じるとき、 もうひとつのドアが開く。 しかし、よく私たちは閉じたドアばかりに目を奪われ、 開いたドアに気付かない。
(渦中にいるときは、このことに皆気づきません。とても大切なことなのに。。）


★ターシャ・テューダー★
人生は短いから、 不幸になってる暇なんてないのよ。
(本当にそのとおり。一度きりの人生です。楽しいと思えること、ほっとできることをいっぱい味わってください。）


★孫氏★
彼を知り、己を知れば百戦危うからず
（相手はどういう人物で、どういう行動をとるか冷静に研究しましょう。あなたにできること、できないことをしっかり分析しましょう。また、貴方が譲れることと、譲れないことをしっかり把握しましょう。そこから導き出した戦法がベストです。くれぐれも感情にふりまわされることのないように。相手の戦法は、自信に満ちた明らかな嘘、相手の言動を鈍らす脅し、そして感情コントロールです。）