Cosmos Consultant【離婚・モラルハラスメントのご相談】@シンガポール

1人で心をいためるのはやめましょう。トンネルから抜け出し、前進したい貴方をサポートします。

モラ夫との共同親権

2023-03-04 12:56:13 | モラハラ加害者の特徴

日本は単独親権の国、そしてシンガポールは99%以上、共同親権です。

今、日本でも、共同親権を考える法案が持ち上がり議論がなされていますが、

個々の事情を考慮すると、

法律で画一化するのは、本当に難しいと感じます。

 

99%以上が共同親権となるシンガポールで、

「単独親権」の判決が下された例を

一つご紹介します。

 

裁判が始まると、

予想にもれず、

父親は、良い父親を演じ始めました。

しかしながら、父親にとって、一番大切なものは、「お金」。

これには、「子供」も負けてしまいました。

財産分与、養育費の交渉に、「親権放棄」を持ち出してきたのです。

父親の「子供への愛」をいくばくかでも期待していた母親は

大きく絶望しました。

 

しかし、この父親の提示案では、残念ながら終結しませんでした。

すると、父親は、

「親権は俺のものだ」と主張し始めました。

つまり、「親権放棄」は、減額要求の、交渉道具だったんです。

モラハラ加害者にとって、他人は全て「駒」です。

 

もちろん、財産は海外に持ち出し、国を離れてていきました。

 

養育費支払いも拒否、

判決で勝ち得た面会権も放棄

悲しい結果となりました。

 

シンガポール最高裁判所は、この父親に、共同親権は認めませんでした。

母親の単独親権です。

 

国外逃亡、行方をくらます、という方法をとったからこそ、

父親の無責任さ、異常さが明白になりましたが、

子煩悩を演技しつづけたら、このような判決は

出なかったでしょう。。

 

一般的に、子供虐待がある場合、犯罪歴がある場合以外は、

共同親権が基本であるシンガポールですが、

現実を冷静に見つめての判決に、心をなで下ろしました。

 

今後、日本が、共同親権の国となった場合、

個々の事案を、掘り下げて理解し、

検討してくれることを、節に願います。

 

一般論では、語りつくせない大きな問題だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モラハラの突然の優しさ=ハネ... | トップ | 人生いつも、今がスタート! »

コメントを投稿

モラハラ加害者の特徴」カテゴリの最新記事