スローな生活 in富良野

富良野の陶芸家 恒枝直豆 
楽葉窯のブログです。
備前の土を富良野で焼きながら
マイペースに過ごしています。

悪臭 ナオミチ

2007-11-10 | ナオミチ
札幌のビーグル犬2匹は、日課の散歩に出かけて行きました。
ナオミチは窯の前でウロウロしていました。

ビーグル犬の散歩から帰ってきた母は
「もう!ナオミチが来て、この子達(ビーグル×2)は引っ張るしで、ナオミチはどっか行っちゃうしで も~参った参った」

え?ナオミチ?一緒じゃなかった?よねえ。

そうです。逃亡です。
すぐに妻部隊が車で捜索に。

ナオミチはすぐに発見できたのですが、発見した場所が・・・・畑の中。
そして 畑の真ん中でひっくり返って体をグリグリとこすり付けていたそうです。

この時期の畑は丁度 堆肥をまいていて、強烈なニオイがしていますが、悪い予想は的中。猛烈に臭いナオミチが帰ってきました。

怒られるのも覚悟での犯行でした。帰ってきたナオミチは写真のように反省したふりをしているようでした。

暖かい場所

2007-11-10 | ナオミチ
ナオミチは窯焚き中 だいたい窯場にいます。窯の横にいると暖かいからでしょう。
ですが、窯場の地面は当然 草ではなく土で、ナオミチもだんだん汚れてきます。

この日は窯焚きの最終日。もう正面の焚口は閉じてますね。
ちょうど窯の横から焚いているところです
さあ 今回の判断はどうだったんでしょう

煙突から煙

2007-11-10 | お仕事は陶芸
薪で窯を焚いていると、煙が出るのは当然と思われますが、実は約一週間の窯焚きで煙が出るのは最後の1日だけです。
一般的な備前焼は、ほとんどが登り窯で焼かれます。登り窯は小さな小部屋がくっついている構造で、薪をガッチリ入れて、作品に煙をなるべく吸わせて、暗いトーンの色に焼き上げて、木炭を入れてネズミ色の焼けた跡をつけます(桟切り:サンギリ と言います)。
私の窯は穴窯で、トンネル状の一つの空間になっていています。煙を流す焚き方をします。窯の中で煙が流れず、止まってしまうと、一つひとつの作品に色のコントラストが付かない(=つまらない)作品になってしまうからです。
なるべく 窯の中で、煙(=炎)を川のように流して 作品に当て、煙が当たる場所と当たらない場所で、正面と裏をハッキリつけていきます。
煙が窯の中を充満しないように 窯の中の状態を煙突から出てくる煙の状態で判断していきます。
煙が出始めると、終わりが近づいています。と同時に私の眠気もピークを迎えます