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コジット展・裏話

2006-11-17 13:17:35 | KANDADA
今回のコジット展では、来場者が展示作品に参加できるものがあります。
それは来場者の方達が、ショートセンテンスで自身の痛みについて、スタンプで文章をつくるというもの。
その際に使用するフォントについて、ダメ元でKANDADA大家さんの精興社さんに活字を展示で使用できないものかと相談しました。
精興社さんは、神保町にある岩波書店が、戦後立ち上がる時に一緒に創設した歴史ある印刷会社です。岩波書店の本は、精興社印刷のものが多いはずです。
そして、その伝統ある貴重なフォントを、本展覧会で貸してもらえないものかと。。。

なんと、精興社さんは快く活字を貸してくださいました。
この日は活版時代の最後に仕事で関わっていた精興社・亀澤さんが、秘蔵の資料を持参して活字の解説レクチャーをしてくださいました。

展覧会で使用するのは、濁点を含むカタカナの50音。
この日出席したデザイン関係の方達は、興味津々。
皆頭を寄せ合って、一つ一つに驚きの連続でした。感動です。

コジット・ジュンタラティップ個展 「痛みのデュエット」

2006-11-16 00:42:03 | KANDADA
コマンドNでは、今秋から「地域社会とアートプロジェクト」をテーマとした展覧会「KANDADA/project collective.019~023」展を、プロジェクトスペースKANDADAにて開催しております。

その第三弾として、タイ・チェンマイ在住のアーティスト、コジット・ジュン タラティップの個展「痛みのデュエット」を開催します。
1971年タイ・チェンマイに生まれたコジット・ジュンタラティップは、チェンマイ大学美術学部を卒業後、ドイツのケルン、ライプツィヒで6年間メディアアートを専攻し、現在はチェンマイで作家活動をするかたわら、母校でメディアアートを教えています。
ジュンタラティップの活動の中心にあるテーマは、「愛」そして愛に伴う「痛み」です。それは単に恋愛を指すものではなく、人間の両義的な本質として、 さらに歴史や社会に対する批評の精神として、作家の創作動機となっています。愛と痛みをめぐる葛藤を、絵画やパフォーマンス、インスタレーション、 映像など多様なメディアを組み合わせ、独特の刹那的ロマンチシズム溢れる世界を構築してきました。
近年話題のタイの現代美術作家の中でもひときわ異彩を放っています。

<SUFFERING DUET-痛みのデュエット>
本プロジェクトは、ジュンタラティップがKANDADAに滞在しながら公開制作を行ないます。第二次大戦中の日本人男性とタイ人女性の恋愛を描いた小説(邦題「メナムの残照」)にインスピレーションを受けたジュンタラティップは、 東京で結婚して暮らす実際のタイ人女性等を取材し、国境を越えて結ばれた二人が乗り越えてきた痛みや苦しみを、ペインティングや映像で描き出します。 また彼らの所持品を用いたインスタレーションを構築していきながら、会期の 最後に展覧会が完成する予定です。
*作家滞在予定:11月11日(土)~12月18日(月)

■展覧会タイトル:
「KANDADA/project collective.021_コジット・ジュンタラティップ個展 「痛みのデュエット」
Kosit Juntaratip "SUFFERING DUET"

■アーティスト:コジット・ジュンタラティップ/マルチメディア・パフォー マンスアーティスト

■開催期間:2006年11月22日(水)~12月16日(土)12:00~19:00
*オープニングパーティ/11月22日(水)18:00~20:00
*"Suffering duet"パーティ/12月15日(金)18:00~20:00

■休館日:日曜、月曜、祝日(11月23日は休館日です。ご注意下さい)

■会場:プロジェクトスペースKANDADA http://commandN.net
    〒101-0054東京都千代田区神田錦町3-9精興社1F
tel:03-3518-6176 fax:03-3518-6177
↓KANDADAの地図は、こちらのページからダウンロードしてください。↓
http://www.commandn.net/new/news.html

★お問い合わせ(担当:コマンドN 宍戸遊美)
E-mail:kandada@commandn.net
tel:03-3518-6176 fax:03-3518-6177

スーパーボランティアの人々

2006-11-14 18:00:48 | KANDADA
11月14日はとても長い1日でした。
取材から戻ってきたコジットさんは、展覧会に使用する平面作品の木枠の制作を、ボランティアスタッフの寺澤さんにお願いしています。
坂口さんも通訳に入ってくれています。

今日の報告は、ここまで。
展示完成まで、頑張りましょう!!

ゆるやかなタイレストランの時間

2006-11-14 15:50:19 | KANDADA
朝から動きっぱなしのコジットさん。
いよいよ作品制作に関わるカップルのインタビュー。
カップルの営むタイレストランへ、到着しました。ランチの時間帯だったので、ランチを頂き、一息ついているコジットさん。
新宿の世界堂裏手、新宿2丁目交差点近くのビル2階にある、「リムターン」というレストランです。

タイ独特の辛めのテイスト。
この日同行したスタッフ宍戸は、青唐辛子をピーマンと間違えてかみ砕く。辛いというよりも、「痛い」辛さ。。。
でも、グリーンカレーがとっても美味しいお店です。

インタビューは展覧会場でご覧頂けます。

日本にいるタイ人、タイ好きの方達のために

2006-11-14 13:34:20 | KANDADA
大使館の帰り道に、たまたま見つけた出版社の事務所にお邪魔しました!
ワイワイタイランドと言えば、日本に於けるタイ情報として絶大な信頼を持っているメディア。雑誌あり、新聞あり、webサイトありの情報局でした。
すっかり上がり込んで、展覧会を猛アピール。

優しいスタッフの方々で、お仕事中にもかかわらず話を丁寧に聞いてくださいました。
ありがとうございました!

いざ!タイ大使館へ

2006-11-14 11:06:47 | KANDADA
来日したからには、タイ大使館へご挨拶に。取材の情報も何か協力してもらえないだろうか、と淡い期待を寄せながら。
しかしこの日は、あいにく(?)タイの王女が来日中で、大使館関係の要人達は皆外出中。
窓口の方が何やらアドバイスをくれた様子。
このときの同行スタッフは、英語もままなければ、タイ語など皆目検討もつかない状態なので、表情や声色で状況を把握。
「うん、とりあえず大丈夫(みたい)。。」

展覧会の案内のDMを、タイ大使館に置かせてもらいました。

会場を縦横無尽に。

2006-11-12 16:57:04 | KANDADA
アイディアの一つで、探し出したカップルの写真を新聞紙大ほどに引き延ばし、積み上げて来場者に持って帰ってもらいたい。。という。
しかし、限りなくコストを抑えたい私たち。。。

う~ん。
救いの手はどこに。

写真は、実際に会場に新聞紙を広げておいてみるコジットさん。
真っ白のKANDADAに立つ姿がきれい。
「やっぱりこの大きさが良いね!」と確認できた様子。

続きのミーティング

2006-11-12 13:49:42 | KANDADA
昨日より引き続き、展示プランのミーティング。
「痛みのデュエット」という副題を持つコジット・ジュンタラティップ個展は、タイで有名な"タイ人女性と日本人男性が恋に落ちる物語"が題材となっています。
展覧会は、邦題「メナムの残照」とうその物語に登場する、アンスマリンとコボリを現代の東京で探し出し、インタビューをしたり、思い出の品を借り、会場を埋めてゆくものです。22日(水)のオープニング後もリサーチは続く、on goingな展覧会です。

とはいえ、オープニングのイメージは思い描きます。
スタッフの沖縄土産の御菓子をほおばりながら、会場レイアウトをスケッチ中。

Kosit展スタッフと初ミーティング。

2006-11-11 18:16:48 | KANDADA
コジット展をきっかけに関わり始めたサポートスタッフと、コジットさんとの初ミーティング。
写真向かって左端から、
若松さん(コジット展ならではのサポートスタッフ/タイ語が話せます!)
寺澤さん(アーティストであり、木工に強いアサビの先生)
坂口さん(スペシャルサポート/全日程サポート!?)
コジットさん(今回の展覧会の主役!)
真吾さん(コマンドNメンバー、デザイナー)
です。
今回の展覧会について、丁寧にコンセプトとプランを説明するコジットさん。
「僕は今回、タイという国や文化と一緒に日本に来ていると思っている。それを大事にして、作品を創りたい」とコジットさん。
日本に来るまでの道中、KANDADAに来てからの印象など、様々な要素が影響を与えイメージが次々とわき出てきた様子。
とにかくアイディアが豊富!
今回の展覧会は会期中に作品が増え、作品制作を公開していくon goingな展覧会です。
コジットさんはどんな展覧会を創り上げていくのでしょう。
スタッフ一同、わくわくとドキドキ。

今日のミーティングでは収まりきれず、明日も続きのミーティング。

Kositさん、KANDADA来場!! そして、再会。

2006-11-11 17:07:05 | KANDADA
コジットさん、初来場のKANDADAで、何年ぶりかになるコマンドNメンバーの鈴木真吾さんと再会!
目を細め、喜ぶ二人。
その昔、チェンマイで真吾さんは、コジットさんにとってもお世話になったとか。
ちょっと恥ずかしそうな感じもありますが、興奮気味の様子。
再会って良いですねぇ。立ち会った周りも胸が熱くなります。

到着、早々

2006-11-11 13:00:03 | KANDADA
レジデンス先に到着後、近場の中華料理屋へランチに行きました。
昨日深夜から、タイからのフライトで腹ぺこのコジットさん。
もちろん日本語のメニューは読めませんから、同行したスタッフと同じマーボー麺をオーダー。
写真は、メニューの日本語を一生懸命書き写すコジットさん。
早く食べないと、麺がのびちゃいますよ。

そして、辛い物好きのタイの人らしく、ラー油をレンゲ一杯入れて、「Very nice!」と笑顔。

マルチメディア・アーティスト、Kosit 来日!!

2006-11-11 11:43:37 | KANDADA
KANDADAにて次回行われる展覧会の出品作家、コジット・ジュンタラティップ(Kosit Juntaratip)さんが来日しました。
雨模様の京成上野駅のカフェにて、お出迎え。その後、電車に乗ってレジデンス先の神田駅へ。
電車の中でもひときわ異彩を放つ。
写真は、後ろ姿ですみません。