KAZUの世界へようこそ

自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群:ホームスクーリングや退学勧告を乗り越えて、高専に合格した息子の物語です。

個人懇談

2018年06月20日 19時19分54秒 | 日記
先週末は前期の個人懇談でした。

高専は1学科1クラスなので、
クラスメイトは変わらず
さらに昨年から担任も持ち上がり、
変化の苦手なKAZUには
理想的な環境です。

お世話になっている鍼灸の先生にも
「僕が充実した学校生活を
送れるなんて。。。」と
感想を述べているくらい
気持ちが安定しています。

担任の先生からも
「朝、教室に向かうと、
グループの輪の中で笑っている
KAZUくんを見かけます。
対人関係に不安があると言っていた
昨年とは違って
とても楽しそうに
学校生活を送っています。」
と開口一番言われました。

とはいえ、週1で帰りたい病は
かわりません。

寮の当番や
試験なので連続して
週末、寮に留め置かれると
いっぱいいっぱいになるようです。

「何時に学校に戻るの?」と
言葉を間違えると
途端に不機嫌になるのは
今も変わりません。

😏何時に学校に行くの?
が正解です。





個人懇談中、KAZUは私が持参した
夏用のヒンヤリ敷きパット
薄手の夏布団など
寮に持ち運び
逆に冬用の布団や洋服を
車に積み込み
帰る気満々で
顔色も明るくなっていました。





今回の懇談でひとつ気になったこと
それは先生から伝えられた
テスト結果です。

高専では理系科目のテストが多く
同じ数学でも何種類かの
テストがあるのですが、
同じ数学なのに
90点以上のものもあるなか
半分以下にテストが2つありました。
「何があったか聞いていますか?」
という問いに
「最近あまり話をしていないので。。。」と
逃げた私ですが、
その後KAZUに確認したところ
テスト範囲を勘違いしていたとのこと。

テスト範囲は
メールで送ってくださる先生と
口頭で指示される先生がいますが
やはり口頭での指示をメモするのは
相変わらず苦手な様子です。

さらに、板書の内容がより複雑になり
ノートに記す内容が増えてくると
授業時間内に書き取ることが
困難な科目があるということ。

書字障害生活が長いKAZUは
事前に教科書を読んで内容を把握するとか
工夫はあるようですが、
単純に
友達にノートを見せてもらうという発想はないようで
「ノート、写メさせてもらって
復習の時に活用したら?」
というと
「そんなことしていいの?」と
言わんばかり目を見開きました。

まだまだサポートが必要なKAZUですが
学校が楽しいと思える今を
そっと見守ろうと思っています。







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