KAZUが初めて発達障害と診断を受けてから15年近くになります。
その間に呼び名が変わったり、診断方法が新しくなったり、医学の進歩に合わせて症状を抑えたり、集中力を保つためのお薬がどんどん販売され、世の中での認知度も上がっていきました。
でも根本的に言えることは、発達障害は血液検査や画像診断などによる確定診断はできないということ。
実はうつ病については10年ほど前から「光トポグラフィー検査」という検査方法により客観的診断がしやすくなったそうですが、発達障害に関しては個々の個性や環境により困っている部分は千差万別で、療育という支援は入っていますが、学校では皆と同じように集団行動が求められ、社会でも適応能力が求められ続ける以上、生きにくさはずっと続くものです。
KAZUのとりあえずの課題は進級に必要な学力で、勉強ができない・わからないわけではなく、忘れてしまうこと。「注意欠陥」ってことですね。
KAZUはこの注意欠陥を補うためにコンサータやストラテラといったお薬を飲んでいます。
その他のお薬と喘息のお薬を合わせると毎日結構な数があり、飲み間違いを防ぐために全てのお薬を「一包化」して学校に持っていくわけです。
でも飲まなきゃ効果は現れない・・・( ̄▽ ̄)
そして、ちゃんと飲んだとしても、高校や高専の勉強するのに、子供の時と同じ処方ではよる遅くまで集中力が持たなくなってい・・・
それを一気に解決できたのが今回の転院なのです。
私たちは事前に用意していたトリセツを持参し、小児科からの紹介状とともに新しい先生に読んでいただきました。
👨⚕️なるほど・・・保育園時代からエピソードがありますねぇ
小4から小6は独学で勉強・・・
中学は受験したのですね・・・
(◉ω◉)で、途中で(退学勧告受けて)寮のある学校に転校・・・
大変でしたね・・・
でも、高専に合格して・・・ふむふむ・・・
一通り読まれた後で、先生は今一番困っていることを問われました。
😕夕方になると集中力が途切れて、夜の勉強が手につかないことです。
👨⚕️でしたら、相談ですが、お薬の量を増やして、薬が切れそうになる前に追加を飲んでみますか?
そんな感じでお薬の調整が行われました。
2回目を飲むタイミングは色々と試した結果15:00−16:00ぐらいが良いとわかり、しばらく続けたところ、小テストの取りこぼしや課題の提出忘れなどがなくなり、成績はびっくりするくらい上昇をはじめました。
その後、小児科医とお話をする機会があり、「大人の方を見ている先生に量を調節してもらえたのはよかったですね。KAZUくんは波に乗れば集中できる子なので、もう大丈夫でしょう。最後に良いお話が聞けてよかったです」とお返事をいただきました。
※注意:今回はどんなお薬をどれくらい増量したのかは敢えて書いておりません。お薬の増量は個々の体格や・生活スタイルなど注意深く観察する必要があり、お薬の量が必要以上に多いと胸がドキドキして心臓に負担がかかるので、絶対に医師の管理下で行う必要があります。このブログを読んで勝手に増量することは絶対に避けてください