KAZUは4ヶ月間の軟禁状態を無事脱出し、
9月から新天地で中学校生活を再開することになりました。
先日、24時間テレビの中で、
生まれて間もない頃人間に虐待を受けた可能性のある犬が
殺処分から逃れて、その後優秀な救助犬になった様子が
紹介されていました。
その中で私の心にグサッと響いたこと。。。
一度負った傷が癒えることはなく、
数年経った今でも人間を心から信用して
初見の人に自らよっていくことがない
上目遣いで様子を探る犬の様子でした。
KAZUの今までの中学校生活は
ここが居場所になると思って
あえて選択して進んだ場所でしたが、
本当はKAZUの心に深い傷を負わせただけかもしれません。
今回の転入試験、実は一度失敗しています。
理由は、KAZUが怒られないようにと思って
とった行動が周囲を動揺させてしまったことです。
怒られるのは絶対にダメだと思っていたKAZUは
人に聞くことさえもマイナスポイントだと考え
悩みに悩んで、ストレスを抱え
先生にも気を遣い。。。
とにかく辛かったようです。
でも、そこを汲み取ったくださった校長先生が、
「もう一回挑戦しましょう!!」と声を掛けてくださり、
二度目の宿泊体験をしました。
体験初日に校長先生ははっきりおっしゃいました。
「この学校の先生は、全員、絶対に
頭ごなしに君を怒ったり、
大きな声で罵倒したり、手を上げたりはしません。
わからないことがあったら、どんなことでも
いつでも聞いてください。」
そして、KAZUはKAZUで
Life is Teck!で学びたければ
自ら話しかけることが一番大切だ!!
ということを学んだようで、
今回はこの二つのことが
よい結果をもたらしたようです。
もちろん、騒がしい時や、
自分の思い通りにならない時など
イライラすることもあったようですが、
それでも頑張ってやりきったという自信があって
それがKAZUを大きく成長させてくれました。
そして、さらにこの4ヶ月、
私たち家族は、このピンチをなんとか乗り切ろうと
話し合いを重ね、互いを思いやり、
声を掛け合い、団結し、
家族としても大きく成長できたと思います。
支えてくださった皆様、
メールや電話をしてくださった皆様、
コメントを寄せてくださった皆様、
すべての皆様の支えがあって今があります。
ホントにホントにありがとうございます。
新生活がうまくいくかどうかは
これからの努力次第ですが、
とりあえず、一区切りとして
感謝の言葉を述べたいと思いました。
生まれ変わったKAZUをみてくださいね。