KAZUの世界へようこそ

自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群:ホームスクーリングや退学勧告を乗り越えて、高専に合格した息子の物語です。

また嫌な封筒が。。。

2015年07月27日 21時02分00秒 | 日記
学校から封筒が届きました。

中には
成績表が入っていました。
中間・期末ともに自宅で受けたKAZU

平均90点超でも10段階で7しか
ついていませんでした。

実技のある副教科は3や4が
並んでいました。

欠席日数は44日となっていました。

欠席理由は私事都合…

学校から来るなと言われているのに
なんで私事都合になるのか?

学校の提示した特別指導が
人格破壊する可能性があると
学校側も認識するような過酷なもので
医師からもドクターストップがかかる内容で
それを回避したければ、
退学してくださいと脅し、
さらに、どうするか決めるまでは
KAZUを学校に来させないでくれ
と言われたので言う通りにしていましたが
私事都合・・・都合の良い言葉です。

でも、そんなことを
わざわざ電話をしたり、
出向いたりして確認するのも
嫌です。

そして、「転学願」なるもの。

お願いをしなくちゃならないものなの?

そして、最後に
「学習の参考にしてください」と
書かれた夏休みの宿題一覧

全てがムカつきます。

でも、こんなものに
振り回されるのも
あと少しです。

私も嫌な思い出は
排除して、
KAZUが先に進めるように
行動するのみです。

定形外の子は邪魔だ!

2015年07月27日 20時29分08秒 | 日記
荷物の引き取りと、書類処理の件で
学校に行く必要がありました。

受付を通すのが礼儀かなぁと
思っていたけれど
偶然、担任と出くわしました。

私より、担任の方がビビっていました。

事務的な話をした後で、
先生の本音が聞いてみたくて、
最終的に
KAZUを追い出すきっかけは
どこだったかを尋ねてみました。

先生は「お母さんをこれ以上傷付けたくないので・・・」と逃げ腰だったので、

「もう十分傷ついています。何を言われても、これ以上、傷つきようがありません。」とぶちまけました。

だから、先生の本音が聞けました。

「KAZUくんの衝動性は
障害が起因するものだと
お母さんは言いました。
障害は治らないものですよね。
一つ一つの事象について、
その場では反省したとしても、
パニックの原因は何千通りも
あるでしょう。
そして、その一つ教えれば
応用を効かせて、
他のことについて、
衝動性をなくすことは
できないですよね。
つまり、その一つ一つを反省し、
学習していかなければ
パニックはなくならず、
学校でそのすべてをやることは
できません!!」

先生同士の話し合いの中で
でてきた見解なんでしょうね。

この学校は
完璧な人間しかいらない!!

定形外のKAZUのような子は
邪魔だ!!ということです。



完璧な人間!!
それは誰ですか?


学校は
勉強するということだけじゃなく
人との関わりについて
お互いを認め、
過ちを反省し、
協力し合い
上下関係を学び
そうやって
人格を形成する場所ではないかと
思っていました。

でも、障害のあるKAZUは
規格外ということで
排除されるようです。

規格外のKAZUも
毎日毎日成長しています。
規格内の子供達と同じように
褒められれば嬉しいし
怒られれば反省もします。
もちろん応用能力もあります。
そして、人より長けている部分も
あります。

出る杭は打たれ、
劣っている部分を槍玉に挙げて
攻撃する言葉の暴力は
誰にもとがめられないの
はなぜでしょう。

傷つくというより
こんな学校にKAZUを
通わせてしまったことを
反省したと私です。













































青春しよう ヾ(*・ω・*)o

2015年07月25日 17時29分49秒 | 日記


いよいよ、この夏も始まります。


乗り換えがしたくないという本人の希望と
予算の関係で、【新幹線:こだま】を利用するので
のんびり自宅から3時間以上かけて会場入りします。


今回も、前回同様、前泊します。
宿泊先はセミナーと同じ場所をおさえたので、
本人もすこしは気が楽です。


でも、今回は全日程5泊6日なので
洗濯とかも必要で、本人の頑張りどころです。
宿泊体験もこの日のためのよい練習になっています。


あぁ、当日に向けて、今から
シミュレーション開始です。


新幹線から在来線への乗り換え

駅から宿泊先への移動

チェックインと荷解き

翌日の部屋替えと会場入り

セミナー参加手続き

帰りの交通手段の確認



前回できたからといって、安心できないのがKAZU。。。


そこで、ROCKETで勧められたテクノロジーの活用です。



我が家ではこんなアプリを活用して
スケジュール管理をしています。

私がカレンダーに書き込めば、
KAZUのスマホにはKAZUの予定のみ転送されます。

アラーム設定も可能です。

もちろん、自分で管理できればよいのですが、
とりあえず、私が設定した内容を
自ら確認し、行動に移せるようにするのが目標です。





あ、スマホの危険性についてですが、
我が家では子供達のスマホは
Wifiのみ通信可能の設定になっています。

今日は、画面離れが悪いなぁ。。。と感じたら
自宅のWifiのスイッチを切っちゃいます。

ルールを守ってテクノロジーを楽しむというのが
我が家のルールです。(*^◯^*)

電話は基本的に家族のみで、
外につなぐことは認めていません。

以前、YUKAは友達に電話して
お小遣いから通信料を没収されましたぁ~

そういうところ、厳しくするのって大切だと思っています。



ちょっと脱線しましたが、
KAZUの今季の一大イベントのお知らせでした。




おもてなしの心。。。愚痴ってすみません。。。

2015年07月19日 22時57分17秒 | 日記
最近は多くの外国の方が日本で働いています。

私の住む町は、田舎ですが、
コンビニやスーパーでも
外国から来られた方が働いているのを見かけます。

もしかしたら、深夜勤務の多い業界ですから
なかなかスタッフが集まりにくいのかもしれません。

とにかく、気がついたら全スタッフ外国の人という
コンビニもあってちょっとびっくりします。


そんなスーパーやコンビニでの出来事に
ちょっと。。。って思うことが増えました。


まず、スーパー。。。

私はマイバッグ持参はです。
手提げカゴと同じサイズのマイバッグを持参すると
手際よく、バッグの中に詰めてくださるので
とっても助かります。
あの手際は見習いたいと思っていました。

ところが。。。

あるスーパーでは夕方の忙しい時間帯の
レジに日本人のスタッフをほとんど
見かけることがなくなりました。

代わりにレジで働いている方は。。。

マイバッグにそれこそグチャグチャに
ボンボン投げ入れていくわけです。。。

冷凍物、生物、ジュース類、お惣菜。。。

確かに形も大きさも保管温度も違うのですが、
手に取った順にカゴの中に突っ込む感じです。

あまりのひどさに、一度全部商品を出して
もう一度詰めなおしました。

もちろん、その時間帯にそのスーパーに行くのを
ためらうようにもなりました。




また、べつのコンビニでは。。。
ペットボトルの飲み物と
ドーナツを買ったのですが、

商品は同じ袋の中に。。。

気温の高いこの時期、汗をかいたボトルが
ドーナツの入った紙の袋をジトッと濡らし、
気持ちのよいものではありませんでした。

以前もランチにスパゲティーを買った時は
箸を付けてくださったので、
「箸ではなく、フォークを下さい」とお願いしたら
すぐにスプーンに取り替えて下さり。。。
「いやいや、フォークにして下さい!」
というと、懐かしの先割れスプーンを入れてくださいました。
これでは食べにくいと思ったのですが、
なんども伝えるのは恥ずかしくて、
結局先割れスプーンを持って帰り
結局食べにくくて苦労しました。



あぁ。。。愚痴ってすみません。


愚痴というか、それだけ
日本人が相手の立場に立って
行動しているってことを認識した出来事だったのです。


マイバッグに詰めてもらっているのはあくまで
お店のサービスで。。。

1回のお会計で袋を2枚もらおうなんて
図々しいとは思うし。。。

箸もスプーンもあくまでお店の
サービスなんだから。。。


せっかくしていただいているのに
文句を言って申し訳ないのですが、
せっかくしてくださるなら
ありがたいと思えるような
サービスであってほしいと思ってしまいました。



そういえば、アメリカとかスーパーなどのお店で
紙袋に入れてもらった時、
袋の入り口を握りつぶされてびっくりしたり、
美容室で髪を洗ってもらった時は
シートがリクライニングしてシャンプー台に
固定されるのではなくて、
自分の腹筋を使って
斜め後ろに体を倒して踏ん張るとか。。。




それが文化の違いですかね?





おもてなしの心について
考えたできごとでした。






居場所を求めて。。。(6)

2015年07月18日 10時32分38秒 | 日記
宿泊体験の間、KAZUから連絡はありませんでした。
しかし、途中、担任の先生から連絡がありました。




それは3日目の折り返しの日でした。




二日目の朝、KAZUの顔色は悪く、
不機嫌そうなのを校長先生が気付いてくださり、
声を掛けてくださったようです。


緊張のあまり前日はよく眠れなかったとのこと。
朝から頭がガンガンして、辛かったようです。


しばらく保健室で休憩するか?という問いかけに
素直に応じて、2時間保健室で休んだそうです。



昼食はみんなと一緒に食べ、
放課後はサッカーができるくらい回復したそうで、
その日から早めに休むように心がけたようです。




宿泊体験の終了日の金曜の昼前、
私が迎えに行くと、
KAZUが早速私を発見してやってきました。
でも、次の瞬間
「もう帰れる?」と呟くKAZU。。。




そうですよね~
学校生活と寮生活、同時に体験だなんて
過酷ですよね。。。

でも、この学校はそういう辛さもちゃんと
受け止めてくださる学校でした。



担任の先生は、こう感想を述べられました。

「そうとう辛そうでしたが頑張っていました。
休憩時間はひたすら問題集を解いていました。
こんな子、そういないですよ。。。」

私は答えました。

「きっと、どう振る舞って良いかわからなかったんです。
勉強をしていれば、怒られることはないだろうし、
時間が過ぎるから、KAZUなりに考えた結果
そういう行動をとったのでしょう。
決して勉強が好きなわけではないですよ。
本があれば、読書をしていたでしょう。」

先生は、すこし驚いていましたが、
じっと考え、大きくうなずきました。


このことに関して、私は予防策として、
KAZUがいつも携帯する小さなショルダーバッグに
文庫本とメモ帳とテレフォンカードと入れておいて
手持ち無沙汰になったら本が読めるように
していたのですが、途中、邪魔になるから
寮に置いておきなさいと先生に注意され、
それ以来、持ち運びができなかったそうです。

これを伝えていなかった私の失敗です。

でも、KAZUはKAZUなりに休み時間の使い方を
勉強をという方法で対応しました。


休憩になるといつもトイレに行く子
机に突っ伏して寝る子

もしかしたらそういう子の中に
KAZUと同じように、休憩を楽しむことの
できない子供達もいるかもしれません。


進度の異なる授業
少人数でもKAZUの理想とする静けさは保てない教室
(これは当たり前です。。。)
24時間管理された生活


様々なストレスがあって
かなり疲れた様子でしたが、
一つ一つの悩みについて
相談し、解決策を一緒に考えていくと
すこしスッキリしたようでした。



校長先生は、
「慣れない生活を1週間よく乗り切りました。
もし入学となったら、今回の体験で困ったことや
今までの学校生活で悩んだことなど
すべて情報を共有し、すこしでも
早く環境に慣れるようにしていきましょう( ´ ▽ ` )」
といった感想と述べてくださいました。





居場所を求めて。。。(5)

2015年07月17日 20時55分29秒 | 日記
1泊2日体験から数週して、
1週間宿泊体験をしました。

1泊2日では保護者がサポートしながら
学校生活、寮生活を体験し、
実際に生活できるかどうかを見定めます。

1週間体験は、実際の生徒たちと同じように
月曜日の昼に学校に行き、
金曜日の昼まで学校生活と寮生活を
こんどはひとりでやりきるテストです。

この2回の体験がいわゆる入試となります。

勉強よりも、自立して生活できるかどうかが
ポイントになるわけです。


子供達は朝目覚めると同時に洗濯物を干します。
寮のローカには物干し竿にピンチハンガーが人数分あり、
皆、自分のピンチハンガーに洗濯物を干すようです。

その後、全員で朝の山道の散歩です。
早朝の山道は霧の立ち込める幻想的な空間で
心が洗われます。

そして運動の後は
みんなで朝食です。

朝食後、一部の生徒は皿洗いをし

残りの生徒は寮に戻って掃除をします。

毎日自分の部屋と、分担されたトイレなどを
掃除します。寮も学校も子供達の掃除によって
とても清潔に保たれています。
本当に綺麗です。

その後、学校に出向き、朝の読書(学習)から
学校生活が始まります。

授業は7時間、これは今までの学校と同じです。
授業は人数が少ないながらもコース選択が
できるようになっていて、各コースで進度が
異なるようです。
本当にサポートがいる子供達のための個別クラスもあります。

クラブ活動もいくつかあります。

放課後、みんなでサッカーなどをして遊ぶこともあります。

夕食後は、再び学校で夜の学習時間が設けられています。

毎日の基礎学習を大切にしています。

そして、入浴と自由時間

その頃になると、KAZUは疲れ切って
毎日の早めにベッドに入っていたそうです。

デジタル耳せん

2015年07月16日 06時09分06秒 | 日記
新生活に向けて、デジタル耳せんを購入しました。





聴覚過敏のKAZUにとって、少しでも外部の刺激を遮断することで
イライラが減るなら。。。と考えての購入です。

以前、イヤマフをしようとしていましたが、
ちょっとサイズが大きく、携帯が不便なこと
形状から頭を締め付ける感じがあり、
長時間のしようが難しいことなどで放置していました。

で、最近、iPhoneなどで音楽が聴けるようになったKAZUなので
再挑戦です。

とりあえず、スイッチを入れてみると
エアコン、扇風機など生活音が突然聞こえなくなりました。

テレビの音はちょっとボリュームが落ちるものの、
支障なく聞こえます。

会話も十分できます。

で、スイッチを切って、さらにびっくり!!
切ると同時に今までの気にならなかった雑音も
一気に聞こえるようになりました。

冷蔵庫のモーター音、IHの音など
私自信はあまり気にしていなかった音も
一度遮断して、再びスイッチを切ってみると
以外と耳障りな音だということがわかりました。

電車やバス、飛行機といった乗り物に乗るときも
役に立ちそうですし、
雑踏が苦手なKAZUが渋谷のスクランブル交差点で
耳を塞ぎましたが、デジタル耳せんを使えば
笑って歩けるのかなぁと思います。

居場所を求めて。。。(4)

2015年07月10日 22時50分18秒 | 日記
1泊二日の宿泊体験に関するKAZUの感想は
私とは違って、とても厳しいものでした。


環境が全く異なるこの山奥での生活に
戸惑い、悩み、見通しが立たない様子でした。





2日目の朝、理事長先生、校長先生の面接を受けました。

「宿泊体験はどうでしたか?」

「正直、疲れました。。。」

「どこが大変でしたか?」

「24時間管理された環境に慣れていないことと、次に何をしたらよいかわからず、不安だらけだったので、疲れました。」

「そんな時、誰かに相談しましたか?
先生とかクラスメイトとか。。。」

「聞こうと思いましたができませんでした。今回は母がそばにいたので、アドバイスを受けながらなんとか終えることができましたが、1人だったら、正直不安です。」

「君は先生やクラスメイトの名前を覚えたかい?」

「いいえ、1人も覚えていません。」

「きっとそれが君の特性ならなんだろうけど、名前を覚えると、聞きやすいし、君の不安もぐっと減るよ。」

理事長先生のアドバイスはとても的確で、KAZUの心にも響いたようです。

一方の私は体験中、他の生徒と先生の関係をじっくり観察していましたが、
先生からの一方的な命令は一切なく、また、個別に対応している事案もたくさん目にしました。
どんな様子も包み隠さず私に見せてくださり、生徒への対応についてもその方法や意義を詳しく解説してさいました。

全国から集まった子供達の中にはいじめや暴力、不登校など様々なキズを持つ子供達もいるので、
子供達の心に細心の注意を払っているのがよくわかりました。

帰宅後数日、KAZUはじっくり考え、次の1週間宿泊体験を受けたいという意思を示すようになりました。

KAZU自身も戸惑いながらも、前に進みたいという気持ちが伝わってきました。


居場所を求めて。。。(3)

2015年07月10日 22時28分26秒 | 日記
1泊二日の宿泊体験は
保護者と共に宿泊して学校の様子を見学させていただきます。

保護者と共に参加するので、
不安も減りますし、親子揃って学校生活を理解するのによいシステムです。

子供は早速みんなと一緒に授業に参加します。

体験はよくあるらしく、子供達も慣れたものです。

不安そうにするKAZUに声かけをしてくれる優しい子供達ばかりです。

それぞれが悩んだ末に
この学校にはやってくるので
他人の苦しみや不安が理解できるようです。

付かず離れずといった感じで
良い空気が漂います。



毎回の食事は、クラスごと
学年ごと 寮のグループごとなど
複数の人が集まって食べます。
各グループに職員が必ず入り、
子供達と対話をしながら
楽しそうに食事をしています。

食事は近所のおばさんたちが
学校には作りに来てくださり、
自分たちで作ったお米やお野菜も
テーブルに並びます。

どれも大変美味しく、みんな完食です。

アレルギー対策だけじゃなく、
食べられずに困っている子供を残して
食べさせるなんてことはせず、
ちょっと食材を変えることで、楽しく食事ができるような
工夫もあると説明を受けました。


先生方は子供達に寄り添うように語りかけます。
高圧的な態度は一切なく、
子供が一生懸命話をする様子を
微笑みながらじっと聞いている姿が印象的でした。


宿泊体験中、
ある男の子が早朝からパニックを起こし
暴れる姿を目撃しました。


でも、先生はパニックが収まるのをじっと待ち、
そっと寄り添って一言二言言葉を発し、
別室で気持ちが落ち着くまで待っているようでした。
彼は夕食時に戻ってきましたが、
みんな、普段と変わりないような態度で彼に接し、
彼も普通に話をする姿や、
先生がその様子をそっと見守る姿が
とてもよかったです。


とにかく、どの先生も
子供達と真摯に向き合い、
人生の先輩として生きる術を教えるといった感じが見て取れました。


今まで関わったどの先生とも違う
ただ子供達に自信をつけさせ、
一般社会に戻れるように
時間をかけて見守り続ける様子がよくわかりました。


居場所を求めて。。。(2)

2015年07月10日 22時03分24秒 | 日記
事前に連絡をしておいたので、
校長先生が出迎えてくださいました。

この山奥の学校には
たった約25人の子供たちが在籍しています。

県内だけではなく、全国から集まった
子供達が寮に入り、みんなと共に生活しながら
自立への第一歩を歩みます。

心の成長、生きる力を育てる学校です。

それはKAZUにぴったりの学校です。


人数がとても少ないので、
クラスは縦割りで、
本人の希望により3つのコースから一つ選択ができ、
総合学習の時間にはKAZUの大好きなモノづくりができるようです。


授業も本人の学力に合わせてコース選択ができ、
放課後も自主学習の時間が設けられています。


子供達は毎週週末に帰宅し、
週明けに学校には向かうというスケジュールです。




居場所を求めて。。。(1)

2015年07月10日 18時16分01秒 | 日記
現在、学校に通うことを禁止されているKAZUです。

KAZUが教室にいると、
クラス運営上、教員が発する言動に
反発したり、異議を唱える発言があり
教員の士気が下がる。。。

KAZUの困り感からくるパニックや
アスペルガーが起因する空気を読まない
言動だということは理解しているが、
入学後から1年経過した現在まで
状態は改善せず、
クラス運営に支障がでることがあります。

「発達障害」を抱える子供達、
診断の有無にかかわらず、
学校生活や授業に馴染めず、
苦しんでいる子供達がたくさんいて、
公立、私学ともに
「発達障害」に関する学習会が行われ、
合理的配慮の行い方など様々な対策が
行われている最中、
その苦しみを全く理解してくれない
学校に戸惑い、悔しさを感じ、
怒りを感じる私たち親子ですが、
だからといっていつまでも
引きずっていても拉致があかないので、
この2ヶ月様々な行動を起こしてきました。

そして、KAZUのような学校に馴染みにくい子供達のことを理解してくれ
良さを認めてくれ、
凸部分を伸ばそう!
居場所を提供しようと
積極的に活動している学校を
探しました。

その学校は隣の県の山の中にあって
以前から知ってはいたのですが、

今回再び恩師に紹介して頂き
見学、体験をさせていただくことになりました。



本当に山の中・・・

見学に行って、
校舎近くのこの大木を見たとき
思わずKAZUと立ち尽くしてしまいました。

あまりに今までと違う環境
ここで生活なんてできるのだろうか?



目の前には田んぼ。。。

電灯すらありません。

とりあえず、坂の上の小さな学校を
私たちは訪問してみました。

最後の一撃。。。

2015年07月09日 21時07分20秒 | 日記
期末テスト終わりましたぁ。。。

といっても、出席停止中のKAZUですから、
再び自宅でやりました。


テスト対策は、いつものとおり、
学校の準拠の問題集を何度もなんども
解いて、正答率をあげる作戦です。


今回はテスト範囲がちゃんと送られてきたので
落ち着いて試験対策を始めました。





学校のテスト期間が終了してから
送付されたようで、我が家に到着したのは
土曜日の夕方5時近くでした。

ところが封筒を開けてみると
「成績の参考にするために、火曜日に必着で送り返してください。」
と、印字された手紙が入っていました。

土曜の夕方着て
火曜必着ってことは、

月曜日に送ってもし届かなかったらマズイので
日曜日の夕方には郵便局に持っていかなくちゃなりません。。。

実質24時間です!

24時間で9科目。。。

全くもってひどい仕打ちです。




さらにそのテスト用紙をみてビックリ!!

数学の範囲表では
学校準拠の問題集の範囲が二次方程式でしたが、
テスト問題は一次関数のみでした。

❓❓❓


改めて範囲表をみると、
教科書は一次関数のページでした。


でも、教科書には答えが付いていないので、
自主勉強には向かないため、
問題集のみやりこなしていたKAZUに
私の方が慌ててしまいました。


あぁ。。。きっと怒る。。。
キレる。。。



ところが、問題用紙を開いたKAZUは
無言で問題に取り掛かりました。



「範囲、違わない?」って恐る恐る聞くと、
「あぁ。。。でも塾でやったからできるよ( ^ω^ )」
といいながら、スラスラ解き始めたのです。


あぁ。。。塾の先生ありがとうございます。





結局土曜日に5科目
日曜日に4科目やり切りました。




解答欄がなかったり、
問題文に二重線の◯◯についてとあるのに
二重線が一箇所もなかったり、


きっとテスト中に訂正が何箇所かあったのでしょうが、
そのお知らせもなく


仕方がないので
解答用紙を勝手に訂正し、
その訂正箇所に付箋を貼り[3の解答欄がないので、右に書き足しました]とか
[8の問題がないので、1つずつ番号を訂正して解答しています]とか
注釈をつけて。。。



気力と戦いながらテストを無事終えました。




数学の範囲については
発表後、訂正があったそうですが、
KAZUには知らされず、
不備だらけで訂正のないテスト用紙もなにもかも
すべて学校からの作戦かと思えるくらい
心が荒んでいる私たちですが、
この学校での最後のテストがやっと終わりました。