その価格の理由

怪しい要素がないにもかかわらず、
どう考えても相場より安い値段で売りに出ていたマンション。

もしかしたら‘相場より安い’というのは、
単なる私の思いこみかも…と思ったので、
‘都道府県地価調査価格’と言うのを調べてみたところ…

今度住む所：1平米あたり1,050,000円（坪3,465,000円）
実家：1平米あたり563,000（坪1,857,900円）
　※1坪＝3.3m平米で換算
という結果に…



ちなみに‘銀座4丁目’だと坪50,160,000円だそうです(^_^;)

ブローカーさんの調査結果によると、
「売主が買った値段＋リノベーションにかかった費用」と
「私が購入する価格」が、ほぼ同じくらい。



リノベーションにかかった費用は推定額だけど、
だいたい想像つきますからね。

じゃあ、なんで儲けが出なくても売りたいのか？

この物件のリノベーションが完成し、
売りに出されたのは、今年の4月。
そう、あの地震のすぐ後。

あの当時は、
「家を買おう」なんて気持ちになる人が
ほとんどいなかったため、
不動産は一時期、
全くと言っていいほど売れなくなったとのこと。

売主は業者なので、
自分の所有する物件達が全く動かないと、
商売にならない訳ですな。

そこで、売値を200万円下げてみたけど、
やはり売れない。
さらに下げ、ダメだとまた下げ…を繰り返し、
私が見つけた時は、
最初の売値マイナス600万円になっていました。



売主としては、
このまま持っていても管理費等の維持費はかかるわ、
せっかくフルにリノベーションしたのに
新しさは薄れるわで、
もう‘一刻も早く売りたい’という状態。

「この物件で儲けが出なくても、
　他で儲ければいいんです。
　不動産価格って、そんなものです。」
と言われた時は、わかっていたけど
‘やっぱりそういうものなんだ…’と思いました。

‘儲け度外視’の側ものを買うか、
‘他で儲ければ’の側のものを買うか、
そんなのは運だと思います。
私だって、狙った訳じゃないですから。

人であれ物であれ、出会いのタイミングって大事。
これも一種の「縁」なんだ…と思います。

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最終的には、さらに40万円買い叩きましたが（←鬼）