震災経験エリアほど非常食を準備 【減災調査2015まとめ】(ウェザーニューズ) - goo ニュース
ウェザーニュースでは、東日本大震災から4年を機に、全国の皆さんの防災・減災の意識調査を実施。5日間で延べ3万人の方々から回答を頂きました。
今回の調査では、普及が進んでいるインターネットやSNSといった、いわゆる『ネットの情報』に対する防災・減災の意識や、『備えや避難の意識』などを調査。過去2回の調査(震災前の2010年、震災から1年半後の2012年に実施)とも比較検証し、その一部について結果をご報告します。
『全国平均3.3日分の非常食を保存。ただし賞味期限に注意』
「非常食はありますか?」「何日分用意していますか?」の質問に対し、約8割の方が非常食を準備、全国平均3.3日分の非常食を保存との結果となりました。
2010年の調査では、非常食を備えている人は6割でしたので、震災前よりも2割増。
また、2012年の調査でも同じく8割でしたので、今回も高い割合を保っていることがわかりました。
ただし、震災直後に備えた非常食は3~4年経っているわけで、一度賞味期限を確認したほうがよさそうです。
『震災経験エリアほど備えあり』
結果、最も準備している地域は宮城県(約9割)で、東日本大震災を経験した太平洋側のエリアほど、非常食を準備している割合が多い傾向が見られました。震災を経験したことで災害に対して高まった意識が現在も継続されていると考えられます。
また東海地震が懸念されている静岡・愛知・三重も同様に高い割合を示しており、備えの意識が高いことがわかります。
『震災後変わってきた避難意識』
避難の判断基準を、「自治体の避難指示」「周囲の様子」「自分で状況を判断」から回答してもらったところ、
それぞれ25%、30%、45%という割合となり、自分で判断する人が半数近い結果となりました。
2010年や2012年の結果と比べると、「自治体」の割合が年々減少し、反対に「自分」の割合が増加傾向となっています。
震災以降、自分の身は自分で守るという意識がじわりと増加しているようです。
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・調査期間:2015年3月7日~3月11日
・調査回答数:全国30,834人
そういえば、非常持ち出し袋を買おう買おうと思いながら、ズルズルと何もしていないことに気付きました。