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【西論】編集長・近藤真史 日本維新の会 橋下氏は原点に立ち返れ

2012年11月27日 15時50分01秒 | 政治

【西論】編集長・近藤真史 日本維新の会 橋下氏は原点に立ち返れ(産経新聞) - goo ニュース

産経新聞2012年11月27日(火)15:02

 「日本維新の会は太陽の党に近づいて溶けてしまい、メルトダウンを起こしているのではないか」

 社民党の福島瑞穂党首が指摘したように、太陽の党との合併以降、日本維新の会、そして橋下徹代表代行は大きく方針転換したように見える。「政策の一致」から「数の論理」へ、そして「大阪市」から「国政」へ。大阪市長と政党代表という「二足のわらじ」の難しさは、さまざまな形で論じてきた。一方で、政権交代という目標を果たした民主党が崩壊する中、政界再編の起爆剤になり得る存在として橋下氏率いる維新の会に多少の期待を抱いてもいた。

 しかし、橋下氏自身が10月末に「世代間のギャップを感じる」と評していた太陽の党との合併、さらに公開討論会では姿を見なかった元民主党議員や想定外の地方議員らが次々と公認されるに及んで維新らしさは薄れ、国民の期待も揺らぎかねない状況だ。

 ◆消えた政策

 松井一郎幹事長が「小異を捨てて大同につくと言うが、エネルギーや地方分権は小異ではない」と強調してから3週間もたたずに、エネルギー政策から「原発ゼロ」が消えた。石原慎太郎前東京都知事率いる太陽の党との協議の結果、消費税の地方税化や道州制実現は維持されたものの、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は交渉参加にとどまり、国益が損なわれる場合は反対することが盛り込まれた。橋下氏は「政府の交渉結果に納得できなければ国会で否決すればいい」と話すが、外交はそれほど単純ではない。

 維新八策と党規約に明記された企業・団体献金の禁止さえ、太陽の党側からの要望で合併発表から3日後に撤回された。橋下氏は「他党に比べれば、われわれは考え方の幅が一番小さい」と政策のブレを否定するが、「太陽と一緒になっちゃったら、理念と政策がどうもぼけちゃった」(渡辺喜美・みんなの党代表)ことは否定できない。

 当初合流した国会議員が中堅、若手ばかりで頼りなく、新党の勢いにブレーキをかけた上に「東西分裂」の兆しさえ見えていた。石原氏を代表に迎えることは党の首相候補を明確にするとともに、「組織全体がまとまることを考えた」(橋下氏)結果だ。

 ただ、今回の選択は橋下氏には珍しく民意に即していない。合併直後の産経・FNN世論調査では、橋下氏の方が新党の顔にふさわしいという意見が46・6%と石原氏を8・2ポイント上回り、「衆院選後の日本のリーダーにふさわしい人」でも、橋下氏が安倍晋三自民党総裁や野田佳彦首相らを抑えてトップに立っている。

 橋下氏は街頭演説で「市長や知事の経験もないような議員が国家を運営できるわけがない」と首長としての実績をアピールし、他党を批判する場面が増えている。看板の政策を封印して自らを殺し、候補者確保を急ぐことは維新にとって得策だろうか。

 ◆忘れられた大阪都構想

 「できますよ。寝る時間や遊びの時間を削ればいいだけです」。橋下氏が豪語した国政と市政の両立は、市の公務を削り、必要な指示はメールなどで済ませる形でしのいでいる。

 合併を発表した17日以降、橋下氏はテレビ出演や全国遊説に追われ、市長としての主な公務は20日の大阪市議会と22日の関西広域連合議会だけ。しかも、大阪市議会は大阪都構想実現に向けた制度設計を行う法定協議会(法定協)設置条例案の提出を見送り、会期を3週間以上繰り上げて閉会した。

 さらに橋下氏は19日、「大阪市長のまま国会議員になれるんだったら、来年の参院選に挑戦したい」と述べ、首長と国会議員の兼職を禁止する地方自治法などが改正されれば国政を目指す考えを明言した。維新八策では現在の国と地方の協議の場を発展させる形で「首長が議員を兼職する院を模索」するとしているが、より踏み込んだ。

 首長と国会議員の兼職に関しては、橋下氏が参加する指定都市市長会も今月5日、決議を行っている。しかし、市長会の議論では「政令指定都市の市長が国会議員を兼職するのは非常に難しい」といった声が多く、むしろ人口が少ない市町村の首長に国政参加を促すための問題提起として、法改正ではなく「仕組みについて検討」を求める提案に修正した経緯がある。

 橋下氏をはじめ大阪維新の会が最大の目標として掲げてきた大阪都構想は4つの区割り案が示されたばかり。地方議員を交えた「大都市制度推進協議会」を経て、年内にも法定協で議論が始まるはずだった。

 参院選が行われる来年夏は、区割りを絞り込み、詳細な制度設計に入る大事な時期に当たる。仮に必要な法改正が行われたとしても参院選出馬はおろか、今回のように全国を飛び回って1カ月近い市政の“空白”をつくることは許されない。

 橋下氏は17日の会見で「国を良くすることが、ひいては大阪市をよくすることになる」と訴えた。二兎を追う者は一兎をも得ず、というのは昔からよく知られたことわざである。


この国の民は、それでも日本維新の会に期待すると…。

「のど元過ぎれば熱さ忘れる」な国民性だから、仕方が無いのかな~。 


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