昨日、フィギュアスケートのNHK杯のエキシビションを見ておりましたら、アイスダンス4位のアメリカペアの男子選手、Charlie White 君の金髪とタキシードに、思わず釘付けになってしまいました。;
そして、むくむくと、「 金髪を描きた~い!! 」 という欲求が。
その勢いで、またもお絵描きしてしまいました。
金髪といえば、オスカル・フランソワでございます。
ところで、最近、しみじみ思うのですが、マリー・アントワネットが贅沢に走ったりフェルゼン伯爵と恋してしまったりしたのは、ひとえに、若くして単身、見知らぬ国に嫁ぎ、価値観の違う場所で、自分の居場所を見つけられなかったからではないのでしょうか…?
もしも、オスカル・フランソワが普通の女性として育っていたら、マリー・アントワネットとほぼ同時期に結婚していたでしょう。そして、普通の貴婦人として、ヴェルサイユの宮廷生活を送っていたことでしょう。
たぐいまれな美しさと高い教養、そして心の優しさを備えたオスカル・フランソワは、マリー・アントワネットも一目置く貴婦人になっていたはず。同い年ということもあり、親しい友人になっていたかもしれません。
マリー・アントワネットと同い年の宮廷画家、ルブラン夫人は平民でしたが、美しさと教養でマリー・アントワネットの友人となり、親しく付き合っていたそうです。ベルばらにも、ルブラン夫人とマリー・アントワネットのエピソードが出てきます。(集英社文庫第1巻)
フェルゼン伯爵のことでオスカル・フランソワがマリー・アントワネットを諫めた時、マリー・アントワネットは 「 あなたに女の心を求めるのは無理なことだったのでしょうか 」 (集英社文庫第2巻)などと、無茶なことを言って、ばっさり切り捨ててしまいます。
オスカル・フランソワもその言葉にショックを受けて、引き下がってしまいます。
http://blog.goo.ne.jp/club_3/e/ae27b8867beb463ba7980966d52b9996
しかし、もし、オスカル・フランソワが宮廷で一目置かれる貴婦人だったら、マリー・アントワネットも、少しは彼女の言葉に耳を傾けたのではないでしょうか。
マリー・アントワネットにとって窮屈だったフランス宮廷の厳格なしきたりも、生まれた時からその中で生活しているオスカル・フランソワにとっては、空気のように抵抗なく受け入れられ、何ら妨げになるものではなかったはずです。
貴婦人:オスカル・フランソワの言葉は、男装の軍人というマリー・アントワネットにとっては尊重し、尊敬はしているけれど異質な存在であったオスカル・フランソワの言葉より、説得力を持って、マリー・アントワネットの耳に届いたかもしれません。
そう考えてみると、娘を男として育てる、というジャルジェ将軍の無謀な行動は、大きく裏目に出たと言えるかもしれません。
オスカル・フランソワが、普通の女性として育っていたら、フランス革命は起きなかったかも…!?
え? 実在の人物ではない?
いいんです、そんな細かいことは!(←またも意味不明;;)
そんな妄想を込めて、貴婦人:Madame de Jarjayes でございます。
15歳くらいでムコを取り、教養人が集まる優雅なサロンを主催している、ということで。
『古典を朗読するマダム・ド・ジャルジェ』
ご自分のサロンで、ラテン語をお読みになっているところでございます。
水彩画紙に固形水彩絵の具で描いて、スキャナーで取り込みました。
ぎこちない作品ですが、大目に見て下さいませ。
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