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縁日で錫茶筒と盃を買った

2024-05-23 11:53:22 | 山登り お出かけ

 

縁日でいい出会いがありました。
初めて錫製品を購入しました。
なのでちょっとお勉強。
錫製品の材料を大きく分けると純錫、錫合金(本錫・ピューターなど)の2種類がある。
錫合金は錫にほかの金属を加えて加工しやすい適度な硬さと性質を持たせた代わりにほかの金属の割合だけ色合いのくすみ変色しがしやすい。
錫の比率としては、
純錫100%
本錫(日本)97%
ピューター(外国)90%
世界各地で用いられてきたピューター合金は91%の錫に、アンチモン7~8%、銅2%となっている。そんな中、近代の日本の錫器は錫の含有量が高く、色が変わりにくく美しい色だが、ピューター合金に比べると柔らかく傷つきやすい素材でもある。
なるほどなるほど。

では購入品を見てみよう。

茶筒
高さ約115mm幅約66奥行き46
ずっしりと重いです。
錫製品は柔らかいと言うことだが、大きな凹みや傷もなく概ね良好。内部にも錆びはなくきれいな状態。蓋もその重みで12~3秒かけてゆっくりと沈んで閉まる。がたつきもない。


裏面には刻印がしっかりと。
ロイヤルセランゴールはピューター合金の製品をつくり、主力製品はスキットルやビアマグ、ティーセット、茶筒などのテーブルウエアがある。
1992年 文化的・社会的貢献への功績を賞し、マレーシア国王(スルタン)より称号として「ロイヤル」を賜り、社名を「セランゴールピューター」から「ロイヤルセランゴール」に変更
なるほどなるほど。
本体側面には季節の花と昆虫の装飾が施された素晴らしい鋳造技術です。

私の見立てが正しいか分からないが、
早春が梅に蜜蜂。


春が牡丹?に蝶。


晩夏?は蓮に蜻蛉。


秋?は菊に蝉?といったところかと。細部のこだわりが凄いね。
そして盃
高さ30mm口径47mm
裏に本錫と刻印されている。少しくすんだ感じであるが双葉の装飾か施されとても趣のある盃である。


三つまとめてこんな値段でいいのかなと思うほど格安でした。
私が買えるくらいですから。
日常を彩るいい掘り出し物に出会えました。

美味しい新茶でも買いましょうかな



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