わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

やがて

2006-09-05 14:41:41 | かぜは・・・

ひとに
すくいを
さしのべてもらえると

思っていた

だれかが

時を
逆まわしして
ぬぐいさってくれるかと

なげきを
かたることが

このみちを ひらくとでも
いうように


だれもしたおぼえのない
約束を

はたしにきてくれるのを
待っている
ひとよ

債を だれに
ゆだねるというのか

往来で ひとり
待ちつづけるひとよ



2 Comments

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Unknown (あきらこ)
2006-09-11 19:55:43
こちらは詩ですから、こんなコメントは何の意味もないのかもしれません。ただ、私にはちょっと待つ人の気持ちがいまわかってしまって。

投稿ボタンを押しますが、すてきな詩の頁を汚してしまいたくは無いので、どうぞ消去してくださいませ。





形にならなかった約束

待ち人は現れぬにちがいない

それでもまだここにいるのは、

大切な対象を心に置き続けることが、

生きるなかで光になる日があるから

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こんにちは (Suzuka)
2006-09-12 09:26:07
すみません。

おっしゃるとおりにまだしていません。



お書きになられたことばを

心の中で反復しています。



いましばらく

このままにさせておいてくださいませ。
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