サクラ満開、五稜郭、函館公園にぎわう
サクラの満開が発表されてから最初の週末を迎えた24日、函館市内は穏やかな天候に恵まれ、五稜郭公園や函館公園では大勢の来場者が花見を楽しんだ。函館公園では露店が2年ぶりに出店。昨年は両公園とも新型コロナウイルス感染拡大を受け、見頃の時期に立ち入り制限をしたため、2年ぶりに花見客でにぎわいを見せた。 〇…ソメイヨシノを中心に1534本のサクラが植えられている五稜郭公園では、終日人出が絶えず、家族連れや観光客ら約1万9500人が来場した。 昨年に続く感染防止対策で、公園内の飲酒、食事などを伴う宴会や食べ歩きは禁止となったが、来場者は散策路をゆっくり歩きながら園内に咲き誇るサクラを観賞。サクラをバックに仲間同士で撮影をしたり、芝生のある広場でくつろぐ光景が見られた。 帯広市から初めて訪れた会社員の北村雅人さん(61)は「想像以上の素晴らしさ。どの位置からでも満足がいく写真が撮れて感動。去りがたい」と、愛用のカメラで撮影に没頭していた。
○…約360本のサクラがある函館公園では、露店営業が5月9日までの期間限定で始まり、客足を誘った。 露店営業は市が今後のイベント運営に向けて行う実証実験も兼ね、出店数を12店に絞り、専用の飲食スペースを用意するなど感染対策を施しながら営業する。焼き鳥やたこ焼き、クレープなどの店が並び、来場者は周りの人と距離を保ちながら、好みのメニューを買い求めていた。 同級生2人と訪れた北斗市の専門学校生、平井愛莉さん(18)は「露店を楽しみに来園した。満開とは聞いていたが、これほど大きく花開いているとは思っていなかったので楽しめた」と話した。 露店の営業時間は午前10時~午後5時半。
コロナの自粛がなければ行きたかったね