しーさるの鉄日記

東武の2018GW臨


東武鉄道は、4/28~30、5/3~6に以下の臨時列車を運転することを発表した。

★日光・鬼怒川線
●新栃木発913鬼怒川温泉行 ◎浅草発852東武日光行 ●下今市発1250鬼怒川温泉行 ●下今市発1558鬼怒川温泉行
◎東武日光発1200南栗橋行 ●鬼怒川公園発1203下今市行 ●鬼怒川温泉発1355下今市行
●鬼怒川温泉発1651東武日光行 ●東武日光発1755南栗橋行

●:6050型4両 ◎:通勤型6両

★佐野線
館林発佐野行:1038、1132、1432  佐野発館林行:1107~1507まで1時間毎
浅草発911『りょうもう71号』葛生行、佐野発1420『りょうもう74号』浅草行

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今年のGWの東武の臨時列車、浅草から東武日光まで通勤型車両による列車を久々に運転する他、佐野線でも両毛線に接続する列車を運転して、あしかがフラワーパークへ向かう行楽客を輸送することになった。

去年は、1819Fと6050系で改正前の快速停車駅と栗橋に停まる臨時を運転していたが、夏臨では南栗橋以北での運転に短縮、GWの臨時のスジは特急に譲ることになった。今回は、1819Fによる臨時はなくなり、6050も下りは新栃木発になってしまった。去年の1819Fの臨時は、2扉でデッキ付近に人が溜まって積み残しが発生したからな。

臨時のうち、南栗橋以南に唯一に乗り入れるのは、浅草発852の東武日光行だけ。臨時といっても、同時間帯の区間急行南栗橋行を運休した上での運転だから、実質区間急行南栗橋行を急行に化け種別させて、東武日光まで延長運転するようなものだ。牛田や越谷といった区間急行停車駅から日光方面への直通列車が設定されるのは、2009年改正で東武日光発着の区間急行が新栃木で分断されて以来、それが通勤車となると2006年改正で通勤快速崩れの(旧)準急東武日光・東武宇都宮行が廃止になって以来となる。

区間急行と同じスジなので、北千住までは各駅に停車、鐘ヶ淵で『リバティ』に追い抜かれる。北千住からは西新井、草加と急行運転、越谷では臨時の『きりふり』に追い抜かれる。区間急行は元々南栗橋で新栃木行に接続しているので、臨時としてはこの新栃木行を先に行かせて、5分後の発車となる。栃木方面への客が臨時を乗り通すか、新栃木行に乗り換えるか気になるところだ。
新栃木行きは、板倉東洋大前では4分差になるが、トイレ休憩で9分停まるので13分差となる。昔の通勤型車両の快速は新大平下でトイレ休憩としていたが、ホーム端のトイレがなくなったので、代わりに板倉東洋大前で休憩することになった。このトイレ休憩の間に『けごん13号』に追い抜かれる。東武金崎では、先述の新栃木行から接続した普通東武日光行を追い抜く。それに伴いこの普通は時刻を数分繰り下げ変更することになる。下今市では7分停車、定期列車の新藤原発東武日光行を先行させることになる。浅草から東武日光までの所要時間は2時間48分、2時間強だった去年より40分も伸びてしまった。板倉東洋大前や下今市での長時間停車のためか、定期の急行、区間急行乗り継ぎや、昔の早朝の準急東武日光行よりも、20分ほど遅い。

新栃木発913の臨時(急行)鬼怒川温泉行は、浅草発715の区間急行南栗橋行から乗り継ぐ形となる。東武動物公園から新栃木まで各駅に停車するので、浅草から下今市までの所要時間は先述の通勤車臨時と変わらない。下今市では21分停車して、日替わり臨時特急からの接続を受ける。日替わり臨時特急のスジは、去年の1819F臨時のスジ、5/5はスカイツリートレインでの運転となる。スカイツリートレインが貸切以外で運転されるのは、去年の改正以来初めてかもしれない。

下今市発1250は7分前を走る『リバティ会津』の救済列車、普通東武日光行き、普通新栃木行きの接続を受けるから、席が埋まっている『リバティ会津』では乗せきれないと設定したのだろう。その送り込みが鬼怒川公園から運転されるが、新栃木行きには2分のタッチ差で接続しない。

東武日光に着いた通勤車臨時は20分で折り返し、東武日光を12時に発車する。『けごん』の6分後に東武日光を出るので、終点の南栗橋まで抜かれない。南栗橋で接続する定期急行も22分後の『リバティ』から越谷まで逃げ切る。
鬼怒川温泉に着いた6050臨時は、夕方までに鬼怒川線内を2往復する。鬼怒川公園まで回送して、1時間半ほど停まった後、先述の12時台の臨時として下今市まで往復する。鬼怒川温泉を39分で折り返して、また下今市まで往復、下今市までは9分後を走る『リバティ』の救済をする。鬼怒川温泉駅前でSLの転車を最後まで見ると、この臨時には乗ることはできない。16時頃に鬼怒川温泉まで戻ってきて、27分返しで鬼怒川温泉発1651の東武日光行に、17分後の会津田島発下今市行きの救済をする。

6050系臨時の東武日光発は17時55分、最終区間急行の23分後だ。区間急行と違って、新栃木までは新鹿沼のみ停車なので南栗橋場面では15分差まで詰める。ところが、南栗橋では4分のタッチ差で急行が出発した後なので、次の急行まで16分も待つことになる。但し、せんげん台までは11分待ちの普通中目黒行が先行し、アーバンパークラインの柏行もこの中目黒行に接続する。とはいえ、短時間で接続する列車がなければ、東武動物公園行として、久喜からの急行に接続させてほしいところだ。

佐野線は、『りょうもう』1往復と線内普通を初めて設定することで、新駅『あしかがフラワーパーク』へ向かう両毛線に接続させて、東武沿線からあしかがフラワーパークへの利便性を図ることになる。この臨時列車を利用すると館林から33~37分であしかがフラワーパーク駅に着く。足利市からのバスに乗れば、30分であしかがフラワーパークに着くが、館林から足利市まで20分近くかかる上、館林以南に比べ列車の本数が半減する。

『りょうもう71号』は浅草を911に出て、佐野着は1039、両毛線に7分で接続して、あしかがフラワーパークには1055に到着する。浅草発911ということは、臨時『きりふり239号』の数分後を走ることになる。そのため、区間準急を草加で追い抜くことができず、越谷まで後追い、せんげん台から春日部も普通列車に詰まり、北千住から東武動物公園までの所要時間は32分と定期『りょうもう』より8~9分余計にかかる。複々線区間の急行の空待避を活用すればいいのだけど、『きりふり239号』で埋まっていて、東武動物公園で数分後を追う急行は空待避なしだからな。急行だけでなく、区間急行、区間準急も走っているし。電車本数が減る久喜以北では羽生で5分停車中の普通列車を追い抜くことになる。『りょうもう74号』については、空待避を利用しているので、所要時間は定期列車と変わらない。このスジは1819Fのラストランにも使われるけど、それについてはまた別の日のブログで。
臨時の線内普通は佐野行3本、館林行5本、館林発1232と1332辺りに佐野への送り込み回送が運転されると思われる。佐野行は渡瀬、館林行きは佐野市で交換があるため、定期列車に比べると数分遅い。

佐野行一本目は1038発で1015発と1100発の真ん中ぐらいに設定される。この列車久喜方面からの館林止普通2本の接続を受けるので、それなりの利用が見込まれる。1132発は『りょうもう』から9分、それに羽生で追い抜かれた館林止普通から4分で接続する。この『りょうもう』を利用すれば、北千住から1時間半ほどであしかがフラワーパークへ行くことができる。1432発だと、あしかがフラワーパーク着が15時過ぎになるが、日が長いので3時間は見物可能だ。東武の臨時3本に接続する両毛線の列車も臨時で、小山から足利か桐生へ向かう。

佐野発館林行については、接続する両毛線は定期列車となる。このうち、13時台までは『りょうもう』ではなく普通久喜行に接続、それに接続する急行は越谷まで『りょうもう』から逃げ切る。14時台と15時台は8分で『りょうもう』に接続する。但し14時台が接続する『りょうもう74号』は、佐野を9分後に発車する臨時、北千住、浅草への特急料金は、佐野と館林では同額なので、佐野から乗った方がいい。臨時列車は佐野発1507が最後、16時台以降は定期列車だけで30分毎となり、『りょうもう』へは3~8分で接続する。それに接続する両毛線は、16時台までは臨時の方が接続がいいが、17時台以降は定期列車でもすぐに接続できる。但し接続時間が短いのでICカードはないと乗り換えはできないと思う。

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