府中市にある東京外国語大学。私のハーフ母校(大学院中退なんです;)で、かつハーフ旧職場(移転前の北区西ヶ原キャンパスの時に勤務してたんです、20年も!)なんですが、最近のTUFS-Cinemaを始めとする様々なアジア映画がらみのイベントは、ほんとに「私の在籍/在職中にやってほしかった!」と思ってしまうほど。7月にあるインド映画『マントー』の上映はこちらでご案内しました(TUFS-Cinemaの公式サイトはこちら)が、東南アジア映画関連や香港映画関連の催しも、ちょっとまとめてご紹介してしまいましょう。
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TUFS Cinema「東南アジアの音楽と芸能」特集
「東南アジアの音楽と芸能」特集(第1回)
『タクスゥ – 魂の踊り子』
2019年6月26日(水)18:30開映(18:00開場)
@東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
入場無料、先着501名、申込不要
「東南アジアの音楽と芸能」特集(第2回)
『チョーミン楽団が行く!』
2019年6月29日(土)14:00開映(13:30開場)
@東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
入場無料、先着501名、申込不要
(予告編?と思われるものがYouTubeにあったので付けておきますby cinetama)
チョーミン楽団が行く!
「東南アジアの音楽と芸能」特集(第3回)
『影のない世界』
2019年7月6日(土)14:00開映(13:30開場)
@東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
入場無料、先着501名、申込不要
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公式サイトでは「詳細準備中」とのことですが、実は昔からの友人でミニコミ誌「台湾流行極点」を出したりしていた石谷崇史さんからメールをもらい、「僕は最近は”音楽ライター”より、消えゆく伝統音楽のドキュメンタリーを作る方にシフトしてきています」として、石谷さんが監督したドキュメンタリー映画『チョーミン楽団が行く!』の上記上映会を教えてもらったのでした。このブログを読んで下さっている方の中には、「台湾流行極点」(↓何と、1993年の号です。あれからもう25年....)を憶えていらっしゃる方もいるはずでは、と思い、ご紹介した次第です。
音楽に詳しい石谷さんが撮ったのなら、きっとセンスに溢れた面白いドキュメンタリー映画になっているはず。詳細がアップされたら、ぜひ東京外大までお運び下さい。
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それから、もう一つの香港映画関連の催しは、映画の上映会ではないのですが、広東語講座の中で香港映画を使った特別講座がこの夏開講されるのです。下記のクラスです。
東京外国語大学TUFSオープンアカデミー2019夏
「香港映画で学ぼう〜広東語(レベルフリー)」
開催日(回数):2019年08月27日(火)~08月29日(木) (全3回)
時間:10:00~12:35
受講料:9,000 円
講師:郭 文灝
定員:21 名
会場:東京外国語大学 府中キャンパス
さらに詳しくはこちらのサイトを見ていただければと思いますが、教材になるのが何と『五個小孩的校長(邦題:小さな園の大きな奇跡)』。日本では映画祭上映を経て一般公開もされたのですが、残念ながらDVDにはなっていないようです。でも、2015年の香港映画興収第1位に輝き、アジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映された時には観客賞を受賞したという、見応えのある作品です。主演が楊千「女華](ミリアム・ヨン)と古天樂(ルイス・クー)という豪華版であるうえ、5人の生徒の中にはインド系の姉妹も含まれている、という、もろ私向きの作品でした。私が香港で見た時の紹介はこちらです。子供たちに向かってミリアム・ヨン先生がしゃべる言葉など、平易でわかりやすいので、いい教材になると思います。予告編で聞いてみて下さい。
閉園危機の幼稚園を救えるのか!?映画『小さな園の大きな奇跡』予告編
白状すると、講師の郭文灝先生は現在私たちのクラスも教えて下さっていて、その教え方はまことに見事! 私が取っている広東語のクラスは、東京外語大本郷サテライトで開かれている「初中級Ⅰ」で、ヒマになったし、錆び付いた広東語を何とかしようと4月から通い始めたのですが、郭先生のアグレッシブな教え方に大きな刺激を受けています。毎回、次々とあてられてしゃべる練習をいっぱいしているうちに、あれよあれよという間に90分の授業時間が終わる、という、こんな授業を1回ヒンディー語でやってみたい!と思わせられる授業なのです。ネイティヴの方だからできるのだと言うこともできますが、先生の語学の知識と反射神経の良さを上手に生かした、楽しい授業なんですね。ですので、この夏の短期講座も、きっと楽しく充実したものにして下さると思います。平日の午前中3日間ですが、夏期休暇を取ってでも(マジです)ぜひどうぞ。