アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

『キネ旬』情報<その2>2014年アジア映画公開予定作

2014-02-06 | アジア映画全般

毎年恒例の、「キネマ旬報」2014年2月下旬決算号をもとにした、今年公開予定のアジア映画ピックアップです。昨日の記事にも書きましたように、「キネマ旬報」誌の「2014年 劇場公開予定作品ラインナップ/外国映画」がネタ元で、配給会社別になっている一覧を地域別に整理し、公開予定順に並べました。監督名・キャスト名は、原則として上記の記事の表記を踏襲してあります。ちょっと量が多いのですが、本年はヴィジュアルなしで一挙掲載します。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

<韓国映画>

『スノー・ピアサー』 (2013/韓国/原題:雪国列車) 公式サイト
    監督:ポン・ジュノ
  主演:クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントン
    配給会社:ビターズ・エンド/KADOKAWA
  公開予定:2月7日(金)

『渚のふたり』 (2011/韓国/原題:Planet of Snail) 公式サイト
    監督:イ・スンジュン
  主演:チョ・ヨンチャン、キム・スンホ(ドキュメンタリー)
    配給会社:メディア・アクセス・サポートセンター
  公開予定:2月15日(土)
※アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞。

『チスル』 (2013/韓国) 
    監督:オ・ミヨル
  主演:ヤン・ジョンウォン、イ・ギョンジュン、ソン・ミンチョル、カン・ヒ
    配給会社:SUMOMO
  公開予定:3月下旬

『トップスター』 (2013/韓国/原題:トップスター) 
    監督:パク・チュンフン
  主演:オム・テウン、キム・ミンジュン、ワン・シュエビン
    配給会社:ツイン
  公開予定:4月5日(土)

『ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士』 (2012/韓国/原題:絆創膏) 
    監督:チョン・ギフン
  主演:コ・ス、ハン・ヒョジュ、マ・ドンソク
    配給会社:ツイン
  公開予定:4月5日

『恋愛の温度』 (2013/韓国/原題:恋愛の温度) 
    監督:ノ・ドク
  主演:イ・ミンギ、キム・ミニ、キム・ガンヒョン
    配給会社:ツイン
  公開予定:4月5日

『ファイ 悪魔に育てられた少年』 (2013/韓国/原題:ファイ) 
    監督:チャン・ジュナン
  主演:ヨ・ジング、キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、キム・ソンギュン
    配給会社:ツイン
  公開予定:4月

『結婚前夜~マリッジブルー~』 (2013/韓国/原題:結婚前夜) 
    監督:ホン・ジヨン
  主演:テギョン(2PM)、チュ・ジフン、イ・ヨニ
    配給会社:ショウゲート
  公開予定:5月10日(土)

『Mr. GO(原題)』 (2013/韓国) 
    監督:キム・ヨンファ
  主演:徐嬌(シュー・チャオ)、ソン・ドンイル、オダギリ・ジョー
    配給会社:ギャガ
  公開予定:5月24日
※昨夏の香港旅行編でご紹介した、ゴリラの野球選手の話です。CGがとてもよくできています。オダギリ・ジョーは確か、カメオ出演だったはず。

『Face Reader(英題)』 (2013/韓国/原題:観相) 
    監督:ハン・ジェリム
  主演:ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、ペク・ユンシク、チョ・ジョンソク、イ・ジョンソク
    配給会社:ツイン
  公開予定:6月

『The Carnivore』 (2014/韓国/原題:野良犬たち) 
    監督:ハ・ウォンジュン
  主演:キム・ジョンフン
    配給会社:ファインフィルムズ
  公開予定:初夏

『カンチョリ(原題)』 (2013/韓国) 
  監督:アン・グォンテ
  主演:ユ・アイン、キム・ヘスク、キム・ジョンテ、キム・ソンオ、チョン・ユミ
    配給会社:CJ Entertainment Japan
  公開予定:初夏

『家に帰る道』 (2013/韓国/原題:家に行く道) 
  監督:パン・ウンジン
  主演:チョン・ドヨン、コ・ス
    配給会社:CJ Entertainment Japan
  公開予定:夏

『Nobody's Daughter Haewon(英題)』 (2012/韓国/原題:誰の娘でもないヘウォン)
    監督:ホン・サンス
  主演:チョン・ウンチェ、イ・ソンギュン、ユ・ジュンサン、イエ・ジウォン
    配給会社:ビターズ・エンド
  公開予定:夏

『Our Sunhi(英題)』 (2013/韓国/原題:私たちのソニ)
    監督:ホン・サンス
  主演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・サンジュン、チョン・ジェヨン
    配給会社:ビターズ・エンド
  公開予定:夏

『Suspect(英題)』 (2013/韓国/原題:容疑者) 
    監督:ウォン・シニョン
  主演:コン・ユ、パク・ヒスン、チョ・ソンハ、ユ・ダイン
    配給会社:ツイン
  公開予定:秋

『Red Family(原題)』 (2013/韓国) 
    監督:イ・ジュンヒョン
  主演:キム・ユミ、ソン・ビョンホ、チョン・ウ、パク・ソヨン
    配給会社:ギャガ
  公開予定:秋
※2013年東京国際映画祭でコンペ部門の観客賞を受賞。

『泣く男』 (2014/韓国)
  監督:イ・ジョンボム
  主演:チャン・ドンゴン、キム・ミニ
    配給会社:CJ Entertainment Japan
  公開予定:2014年

『ソウォン/願い(原題)』 (2013/韓国) 
    監督:イ・ジュンイク
  主演:オム・ジウォン、ソル・ギョング
    配給会社:アット エンタテインメント
  公開予定:2014年

『パバロッティ(原題)』 (2013/韓国) 
    監督:ユン・ジョンチャン
  主演:ハン・ソッキュ、イ・ジェフン、オ・ダルス、カン・ソラ
    配給会社:コンテンツセブン
  公開予定:2014年

『友へ/チング2(原題)』 (2013/韓国) 
    監督:クァク・キョンテク
  主演:キム・ウビン、ユ・オソン
    配給会社:東京テアトル/日活
  公開予定:2014年


<中国語圏映画>

『光にふれる』 (2012/台湾/原題:飛翔) 公式サイト
    監督:張榮吉(チャン・ロンジー)
 主演:黄裕翔(ホアン・ユィシアン)、張榕容(サンドリーナ・ビンナ)、李烈(リー・リエ)、許芳宜(シュウ・ファンイー)
    配給会社:クロックワークス
  公開予定:2月8日(土)
※王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が製作に携わった、盲目のピアニスト黄裕翔を主人公にした感動作。黄裕翔は先ほど来日し、演奏会を開いて観客を感動の渦に巻き込んだとか。拙ブログでの紹介はこちらをどうぞ。

『最後の晩餐』 (2013/中国・韓国/原題:分手合約) 公式サイト
  監督:オ・ギファン
  主演:白百何(バイ・バイホー)、彭于晏(エディ・ポン)、呉佩慈(ペース・ウー)、蒋勁夫(ジアン・ジンフー)
    配給会社:CJ Entertainment Japan
  公開予定:3月1日(土)
※拙ブログでのご紹介記事はこちらです。

『曹操暗殺~三国志外伝~』 (2012/中国/原題:銅雀台) 公式サイト 
    監督:趙林山(チャオ・リンシャン)
  主演:周潤発(チョウ・ユンファ)、劉亦菲(リウ・イーフェイ)、玉木宏、蘇有朋(アレック・スー)
    配給会社:アルケミーブラザース
  公開予定:3月22日(土)

『ドラゴン・コップス 微笑捜査線』 (2013/中国・香港/原題:不二神探) 公式サイト
    監督:王子鳴(ウォン・ジーミン)
  主演:李連杰(ジェット・リー)、文章(ウェン・ジャン)、陳妍希(ミシェル・チェン)、劉詩詩(リウ・シーシー)、柳岩(リウ・イエン)
    配給会社:東京テアトル/ハピネット
  公開予定:3月21日(金)

『ツインドラゴン』 (1992/香港/原題:雙龍會)
    監督:徐克(ツイ・ハーク)、林嶺東(リンゴ・ラム)
  主演:成龍(ジャッキー・チェン)、張曼玉(マギー・チャン)、利智(ニナ・リー)、泰迪羅賓(テディ・ロビン)、張艾嘉(シルヴィア・チャン)
    配給会社:ツイン
  公開予定:4月5日(土)

『サイレント・ウォー』 (2012/中国・香港/原題:聴風者)
    監督:麥兆輝(アラン・マック)/荘文強(フェリックス・チョン)
  主演:梁朝偉(トニー・レオン)、周迅(ジョウ・シュン)
    配給会社:ツイン
  公開予定:4月5日(土)

『罪の手ざわり』 (2013/中国・日本/原題:天注定) 
    監督:賈樟柯(ジャ・ジャンクー)
  主演:姜武(チャン・ウー)、王宝強(ワン・パオチャン)、趙涛(チャオ・タオ)、羅藍山(ルオ・ランシャン)
    配給会社:ビターズ・エンド/オフィス北野
  公開予定:晩春
※2013年東京フィルメックスで上映。

『ポリス・ストーリー2013(原題)』 (2013/中国/原題:警察故事2013) 
    監督:丁晟(ディン・シェン)
  主演:成龍(ジャッキー・チェン)、劉[火華](リウ・イエ)、景甜(ジン・チェン)
    配給会社:ブロードメディア・スタジオ
  公開予定:初夏

『収容病棟』 (2013/香港・フランス・日本/原題:瘋愛) 
    監督:王兵(ワン・ビン)
  主演:(ドキュメンタリー)
    配給会社:ムヴィオラ
  公開予定:初夏

『一分間だけ』 (2014/台湾・日本/原題:只要一分鐘)
    監督:陳慧[令羽](チェン・フイリン)
  主演:張釣■(チャン・チュンニン)、何潤東(ピーター・ホー)、池端レイナ)
    配給会社:ティ・ジョイ
  公開予定:初夏

『Young Detective Dee(原題)』 (2013/中国・香港/原題: 狄仁杰之神都龍王) 
  監督:徐克(ツイ・ハーク)
  主演:趙又廷(マーク・チャオ)、馮紹峰(ウィリアム・フォン)、劉嘉玲(カリーナ・ラウ/特別出演)、アンジェラベイビー
    配給会社:ツイン
  公開予定:夏

『郊遊(原題)』 (2013/台湾・フランス/原題:郊遊) 
    監督:蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)
  主演:李康生(リー・カンション)、陸[亦+廾]静(ルー・イーチン)、楊貴媚(ヤン・クイメイ)、陳湘[王其](チェン・シャンチー).
    配給会社:ムヴィオラ
  公開予定:夏
※2013年東京フィルメックスで上映。

『二重生活』 (2012/中国/原題:浮城謎事) 
    監督:婁[火華](ロウ・イエ)
  主演:[赤+おおざと]蕾(ハオ・レイ)、秦昊(チン・ハオ)
    配給会社:アップリンク
  公開予定:冬

『西游 降魔篇(原題)』 (2013/中国・香港) 
    監督:周星馳(チャウ・シンチー)、郭子健(デレク・クォク)
  主演:文章(ウェン・ジャン)、舒淇(スー・チー)、羅志祥(ショウ・ルオ)
    配給会社:東京テアトル/日活
  公開予定:2014年


<東南アジア映画>

『シネマパラダイス★ピョンヤン』 (2012/シンガポール/原題:The Great North Korean Picture Show) 公式サイト
    監督:ジェイムス・ロン、リン・リー
  主演:(ドキュメンタリー)
    配給会社:33 BLOCKS
  公開予定:3月8日(土)
※シンガポールのドキュメンタリー映画作家たちが、北朝鮮の映画大学生や監督を直撃!…するはずが、やはり手強い北朝鮮。公式見解の中にほの見えてくるものは? 後日、別途ご紹介します。

『The Missing Picture(英題)』 (2013/カンボジア・フランス/原題:L'Image Manquante
    監督:リティ・パニュ
  主演:-
    配給会社:アステア
  公開予定:8月下旬
※2013年の東京フィルメックスで上映。

『鏡は嘘をつかない(仮題)』 (2011/インドネシア/原題:Laut Bercermin)
    監督:カミーラ・アンディニ
  主演:ギタ・ノファリスタ、アティカー・ハシホラン、レザ・ラハティアン
    配給会社:パイオニア映画シネマデスク
  公開予定:2014年
※2011年の東京国際映画祭で上映。カミーラ・アンディニ監督はガリン・ヌグロホ監督の長女。

『ザ・レイド GOKUDO』 (2014/インドネシア/原題:The Raid 2: Berandal) 
    監督:ギャレス・エヴァンス
  主演:イコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアン、松田龍平、遠藤憲一、北村一輝
    配給会社:KADOKAWA
  公開予定:2014年
※『ザ・レイド』(2011)の続編。原題である「Berandal/ブランダル」の意味は「強盗」。

<インド映画>

『エージェント・ヴィノッド』 (2012/インド/ヒンディー語/原題:Agent Vinod) 
    監督:シュリラーム・ラガヴァン
  主演:サイフ・アリ・カーン、カリーナ・カプール
    配給会社:アクセスエー
  公開予定:2月8日(土)
※公開まで秒読みです! アクセスエーのインド映画配給は、この後も続く模様。

『神様がくれた娘』 (2011/インド/タミル語/原題:Deiva Thirumagal ) 公式サイト
    監督:A.L.ヴィジャイ
  主演:ヴィクラム、ベイビー・サーラー、アヌシュカー、アマル・ポール
    配給会社:太秦
  公開予定:2月15日(土)
※いよいよ来週から公開です。ユーロスペースでは、同じ建物のオーディトリウム渋谷で上映されるインド映画『デリーに行こう!』とのチケット半券割引が実施される予定。前売り価格\1,300で入場できます。

『デリーに行こう!』 (2011/インド/ヒンディー語/原題:Chalo Dilli) 公式サイト
    監督:シャシャーント・シャー
  主演:ラーラ・ダッタ、ヴィナイ・パタック
    配給会社:Thati Media Corporation
  公開予定:2月15日(土)
※こちらもいよいよ公開です。『神さまがくれた娘』との相互割引を利用して、ぜひダブルヘッダーでどうぞ。

『Student of the Year(原題)』 (2013/インド/ヒンディー語) 
    監督:カラン・ジョーハル
  主演:シッダールト・マルホトラ、ヴァルン・ダワン、アーリヤー・バット
    配給会社:アンプラグド
  公開予定:春
※ゴージャス青春映画。イケメン主演男優2人に注目。

『The Lunchbox』 (2013/インド/ヒンディー語/原題:Dabba) 
    監督:リテーシュ・バトラ
  主演:イルファン・カーン
    配給会社:ロングライド
  公開予定:初夏

『バードシャ テルグの皇帝』 (2013/インド/テルグ語/原題:Baadshah) 
    監督:シュリーヌ・ヴァイトラ
  主演:NTRジュニア、カージャル・アガルワール
    配給会社:オムロ
    公開予定:夏

『あなたがいてこそ』 (2010/インド/テルグ語/原題:Maryada Ramanna) 
    監督:S.S.ラージャマウリ
  主演:スニール、サローニ
    配給会社:オムロ
  公開予定:夏

『Barfi !(原題)』 (2012/インド/ヒンディー語/原題:バルフィ!) 
    監督:アヌラーグ・バス
  主演:ランビール・カプール、プリヤンカ・チョプラ、イリアナ・デクルーズ
    配給会社:ファントム・フィルム
  公開予定:2014年

<西アジア映画>

『サイの季節(仮題)』 (2012/イラク・トルコ/原題:Fasle Kargardanha) 
    監督:バフマン・ゴバディ
  主演:モニカ・ベルッチ、ベヘルーズ・ヴォスギー、ユルマズ・エルドアン
    配給会社:エスパース・サロウ
  公開予定:6月
※2012年東京フィルメックス、2013年アジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映。

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

『English Vinglish』はなぜか彩プロの項がなくて、不掲載。『ダバング 大胆不敵』ともども、情報提供が間に合わなかったのかも知れません。これだけで約50本。まだまだアジア映画の公開は増えそうです。

 


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