アジア映画巡礼

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韓国映画『キングメーカー 大統領を作った男』本日より公開中です!!

2022-08-12 | 韓国映画

こちらでご紹介した韓国映画『キングメーカー 大統領を作った男』(2021)が、本日より公開となりました。で、待ってました、新聞夕刊の映画欄。この映画の映画評が、予想通り掲載されています。「荒唐無稽かつ劇的な謀略、確執のエピソードが満載され、同じ志で固く結ばれながらも反目し合う男たちの皮肉な人間ドラマにも熱量がみなぎっている」(毎日新聞夕刊)と評価してあって拍手パチパチ。「毎日新聞」の映画欄は複数の記者の映画評が載せられているのですが、もう1人の記者の評も好意的で、「男同士のドラマとして満足度の高い1本」とありました。映画館でご覧になった皆さんは、今頃、満足げなため息と共に外に出て来られた頃でしょう。

公開日に合わせて宣伝担当の方からも、お知らせをいただきました。「名優ソル・ギョングと『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュンが共演し、第58回百想芸術大賞で最優秀男性演技賞含む3冠受賞を果たした『キングメーカー 大統領を作った男』が、いよいよ今週末8月12日公開! このたび、ソル・ギョング演じるカリスマ政治家ウンボムと、イ・ソンギュン演じる影の天才参謀チャンデが互いの思いをぶつけ、運命共同体ともいえる男二人の関係が動き出す重要な場面のメイキング映像と、本編シーン映像をあわせて解禁させて頂く運びとなりました」とのことなので、この機会にいろいろYouTubeに上がっている映像を見ていただきましょう。

1.本予告

『キングメーカー 大統領を作った男』本予告

 

2.カリスマ政治家と天才参謀、運命の出会い本編映像

『キングメーカー』ソル・ギョング、イ・ソンギュン共演カリスマ政治家と天才参謀、運命の出会い本編映像

 

3.ソル・ギョング、イ・ソンギュン、インタビュー映像

『キングメーカー 大統領を作った男』ソル・ギョング、イ・ソンギュン インタビュー映像

 

4.男二人の運命が動き出す本編シーンとメイキング映像

『キングメーカー』ソル・ギョング×イ・ソンギュン、男二人の運命が動き出す本編シーンとメイキング映像

 

5.戦略家対決映像~ソ・チャンデ(イ・ソンギュン)の自宅を買収目的で訪れる、大統領の行動隊長ことKCIAキム部長(ユン・ギョンホ)と、与党共和党の選挙戦略家イ・ジンピ室長(チョ・ウジン)

『キングメーカー』イ・ソンギュン、チョ・ウジン戦略家対決映像

 

5の最後の予告編に、ちらとユ・ジェミョンの顔が見えたのに気づいた方はいらっしゃるでしょうか? そうです、ドラマ『梨泰院クラス』(2020)の悪役で一挙に有名になった個性派俳優ですが、今回はキム・ウンボム(ソル・ギョング)と同じく野党の議員で、ウンボムの最大のライバルであるキム・ヨンホを演じています。多分、金大中(キム・デジュン)の前に大統領に就任した金泳三(キム・ヨンサム)がモデルでは、と思うのですが、韓国政治に詳しくない私はそのあたりがいまひとつわかりにくかったです。パンフレットに載っているなら、買って勉強しようかしら...。下の写真、キム・ヨンサム元大統領に似ていますか?

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本作の監督ビョン・ヒョンソンは、ソル・ギョングやイ・ソンギュンがインタビューの中でも語っていたように、前作『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』(2017)で注目された監督です。1980年12月生まれなので42歳。『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』は、刑務所の中でソル・ギョング演じる中年のヤクザと、イム・シワン演じる青年とが出会い、運命の歯車が回り始める、という物語で、このブログではこちらでご紹介しています。確かにこれも、裏社会の物語にしてはスタイリッシュな映画でした。寡作というか、作品の準備と製作にかなり時間を掛ける監督のようで、次作はまた5年後かも知れませんが、注目しておいていい監督ですね。というわけで、お盆休みのある方は、『キングメーカー 大統領を作った男』へGO! をオススメします。

 


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