アジア映画巡礼

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凄いものを見た! 唖然とする16世紀のガチンコ海戦『ハンサン ―龍の出現―』(上)

2023-01-19 | 韓国映画

昨日、パソコンを修理に出すついでに、と言っては悪いのですが、2022年韓国映画興収第2位『ハンサン ―龍の出現―』の試写を見せてもらってきました。これがですね、期待以上の作品で、特に後半の日本と朝鮮の海戦シーンは、凄いなんてものじゃありません。設定も合戦描写も唖然とするレベルで、これ、CGだよね? ほんとに海の上で戦ってはいないよね?? あの木っ端もCGだよね??? と自分で自分に確認しつつ、脳が沸騰する感じで見てしまいました。

すでにご存じの方も多いと思いますが、『ハンサン』は「閑山」と書き、豊臣秀吉が朝鮮半島に攻め込んだ「文禄・慶長の役(えき)」(前者は1592-93、後者は1597-98)の、文禄の役の海戦です。1592年に閑山島(ハンサンド)付近の海域で、日本の武将脇坂安治率いる船団と、朝鮮の将軍李舜臣(イ・スンシン)率いる船団とが戦ったもので、日本側は敗退します。この二人は、慶長の役でも鳴梁(ミョンニャン)海戦で戦うことになるのですが、文禄の役もこんなすごい海戦だったとは。実はこのミョンニャン海戦は、今回の『ハンサン』の監督キム・ハンミンが2014年に『バトル・オーシャン 海上決戦』として世に出し、韓国映画歴代興収第1位となっている作品なんですね。この時は、イ・スンシン将軍をチェ・ミンシクが、脇坂安治をチョ・ジヌンが演じました。今回は、イ・スンシン将軍がパク・ヘイル、脇坂安治がピョン・ヨハンと、一回り(二回り?)若返っています。パク・ヘイル、『別れる決心』も興収トップ10入りしているし、モテモテですね。

©2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.

本日は、新しいパソコンの設定がまだ途中で、いろいろ障害があることから、映画のデータと予告編をつけるだけにとどめておきます。後日(下)で見所等を詳しくお伝えする予定ですので、今しばらくお待ちください。何せ、カタカナ一括変換のコマンドが、まだ探し出せていないので、カタカナ語の多い記事を書くのは通常の倍ぐらい時間がかかってしまうんです。Windows11、なんでファンクションキーの機能を変えるかなー。学習して出直します。では、映画のデータと予告編をどうぞ。おお、この予告編、海戦シーンがメインのすぐれものですね。ちょっとだけですが、お楽しみください。

『ハンサン ―龍の出現― 公式サイト
 2022年/韓国/韓国語、一部日本語吹替/130分/原題:한산 : 용의 출현
 監督:キム・ハンミン
 出演:パク・ヘイル、ピョン・ヨハン、アン・ソンギ、オク・テギョン(2PM)  
 配給:ツイン

3月17日(金)シネマート新宿ほか全国順次ロードショー 

 

豊臣秀吉による朝鮮出兵を韓国側から描く海上決戦/映画『ハンサン ―龍の出現―』予告編  


 


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