香港国際映画祭にて

2011-04-08 01:26:28 | 代表日記
3月下旬から4月初めにかけて行われていた香港国際映画祭に行きました。
私どもの映画祭で2008年に上映した『最後のきこりたち』の于広義監督と、2009年に上映した『収穫』の徐童監督が、それぞれ新作を携えて参加していました。
于広義監督は『光棍(原題)』という作品で、徐童監督は『老唐頭(原題)』という作品で、どちらもドキュメンタリーのコンペ部門に出品しており、いずれもこれがワールドプレミアです。


徐童監督はロッテルダムのときと同様、唐小雁さんを伴って来場していました。
彼女は前作『占い師(算命)』にも出ていましたが、今度の作品は彼女の父親を中心にその家族を撮った作品です。

于広義監督は香港へ来るための書類に不備があり、1回目の上映のQ&Aには間に合いませんでしたが、2回目の上映には来ることが出来ました。
私は香港では連日彼と一緒で、更には広東省の深センへ移動してからも一緒に現地のドキュメンタリー監督たちと交流を深めました。


写真の右が于広義監督、中央は『排骨』(ドキュメンタリードリームショー山形in東京2008にて上映)の劉高明監督、左はデザイナーでドキュメンタリー作家でもある梁小武氏。

また、現在ちょうど香港演芸学院の短期講師として応亮監督が香港に滞在しており、彼に香港演芸学院を案内してもらいました。
ここは4年生の大学で、映画とテレビについて専門に教える学科があります。
この学科は香港島の南にあり、フランス人が建てた古い教会を改装して校舎にしています。
ときどき結婚式に使われたりすることもあるという、美しく由緒ある建物です。
応亮監督はここで映画制作の実習の授業を教えています。