『オルグヤ、オルグヤ…』が特別上映されるのを受け、山形国際ドキュメンタリー映画祭へ行ってきました。
スケジュールとしてはこの上映より前に『雨果の休暇』が2回上映されており、非常に評判も良かったので、前作がどんな作品か知りたいと思って来た人が多かったようです。
上映後はQ&Aをその場で行えなかったので、外で寒い中、監督を囲んで雑談をしたのですが、これが1時間以上も続き、作品への関心の高さを感じました。
見た人の中には「『雨果の休暇』が一番好きだ」という人も少なくなく、そんな評判を裏付けるかのように『雨果の休暇』はアジア千波万波部門の大賞である小川紳介賞を受賞しました。
顧桃監督はずっとヤマガタを目指していたので、今回の受賞に大変感激しておりました。
実は顧桃監督は当初、ヤマガタには別の作品をエントリーしていたのです。
そして、エントリーついでにまだ英語字幕もつけていない『雨果の休暇』を同封したところ、本来の応募作品は選ばれず、同封していた『雨果の休暇』の方が選考者の目にとまって選ばれたのでした。
それが小川紳介賞を獲るなんて本人は思ってもみなかったようですが、とても自信になったようで、早くも次の作品の構想を練っているようです。